- 「今日はゆっくり映画を観たい気分だから、オススメの作品を知りたい・・・!」
- 「映画を観るなら、絶対に後悔しない作品が観たい・・・!」
ふと家で映画を観たくなったときって、何を観るか迷ってしまいますよね。
迷ったときは、友達に教えてもらった映画を観たり、人気の映画を観たりすることがほとんどではないでしょうか。
でも、期待して観たのに「面白くなかった・・・」と感じたこと、ありませんか?
面白くない映画を観たときって、とても時間を損した気分になってしまいますよね。
というわけで、こんにちは!
映画が好きすぎて、これまでに観た映画の数は1,200本以上、1日6作品を観ることもあるBetters編集部の西村です。
なぜ、映画選びに失敗してしまうのか?
それはズバリ「映画を観たあとにどんな気持ちになりたいか?」ということを考えずに選んでいるからです。
そこで今回は、「映画を観たあとにどんな気持ちになりたいか?」という視点をもとに、オススメの映画を10個のカテゴリに分け、紹介しています。
それらの映画は、映画好きの一般の方々や映画愛好家の方々からアンケートで集めたものの中から(その数なんと1,086作品!)、「Filmarks」「映画.com」「Yahoo!映画」といったレビューサイトで評価の高かった作品たち。
また、この記事の監修者は、「極上音響上映」や「極上爆音上映」という前代未聞の企画がSNSで話題になった「立川シネマシティ」の企画室長・遠山さんです。
遠山さんには記事で紹介している各映画について、見どころを解説するコメントをいただきましたので、ぜひチェックしてください。
それでは、Betters厳選の映画をとくとご覧あれ!
※当サイトの商品紹介エリアにおける、Amazon・U-NEXTのリンクは、アフィリエイト広告を利用しており、アフィリエイト広告での収益をサイトの運営費・映画の調査費に充てさせていただいております。
■この記事の制作に協力いただいたみなさま
-
遠山 武志さん
シネマシティ株式会社・企画室長「日本一音にこだわる映画館」の異名をもつ「立川シネマシティ」の企画室長。
2009年『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を上映した際、音響に徹底的にこだわった結果、観客から絶賛の嵐が巻き起こる。
その後も様々な作品において、1作ごとに音響調整を徹底的におこなう【極上音響上映】【極上爆音上映】という企画をヒットさせる。
「映画がもつ音のエネルギーを限りなくすべて引き出す」ために独自のサウンドシステムを追求。
2018年には『ボヘミアン・ラプソディ』の極上音響上映もおこなった。
「Real Sound映画部」にてコラムを連載中。
モットーは「映画館はもっと面白くなれる」 -
一般の方500名
どんな映画に心を動かされるは十人十色。
そのため編集部では、中立・客観的なチェックリストをつくるために、ランダムに500名の方にアンケートを実施。
500名の構成は、30代を中心とした16歳~73歳までの男女。
男性171名、女性329名
各人には、今までで一番「ラブロマンスでときめいた映画」「恐怖で血の気が引いた映画」「涙なくしては観られなかった映画」などを1本ずつ挙げてもらい、それぞれの映画を挙げた理由を教えてもらった。
-
Gucchi’s Free School
日本未公開作品の上映を企画・運営する団体映画『キングス・オブ・サマー』のDVD発売時には、監督を日本に招きプロモーションイベントを担当。
主宰の降矢聡(ふるや・さとし)氏は、早稲田大学芸術学校の非常勤講師の経験を持ち、映画雑誌やプログラムに映画評を執筆。
共著に『映画を撮った35の言葉たち』(フィルムアート社、2017年)●本記事でご協力いただいた内容
主宰の降矢氏とその活動を手伝うご関係者の方から、オススメ映画のアンケートに回答いただいた。 -
映画部De Palma
1990年に設立され、長い歴史を持つ東北大学公認の映画サークル主な活動内容は、映画の制作と上映会。
制作時にはメンバー1人で監督・脚本・演出まで行う。
NHK東日本大震災プロジェクト「未来塾」への出演や、共同制作した映画を地上波で放送した経験を持つ。●本記事でご協力いただいた内容
現在、サークルに所属されているメンバーの方から、オススメ映画のアンケートに回答いただいた。 -
映画研究会TUFS Create
東京外国語大学公認の映画サークル主な活動内容は、映画の制作や、他団体のPVの制作などを行なう。
首都圏映画サークル連合への参加や「劇団THEわらわ座」との協力など、他団体とも積極的に交流。
関西学生映画祭やJCF学生映画祭など、様々な学生映画祭で受賞・入選経験あり。●本記事でご協力いただいた内容
現在、サークルに所属されているメンバーの方から、オススメ映画のアンケートに回答いただいた。 -
劇団THEわらわ座
東京外国語大学公認の演劇サークル主な活動内容は、オリジナル脚本による年4回の公演。
脚本から音響、照明、舞台美術、衣装メイクまですべて自分達の手で行う。
メンバーは、所属大学・国籍・年齢を問わず募集し、「映画研究会TUFS Create」など他団体との協力も活発。
モットーは「演劇に普段接することのない人にこそ楽しんでもらえる演劇」●本記事でご協力いただいた内容
現在、サークルに所属されているメンバーの方から、オススメ映画のアンケートに回答いただいた。 -
映画学校に在籍中の方々
都内にある映画学校在校生は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭や、中国の映画祭など、国内問わず数々の映画祭で受賞・正式上映される作品を生み出している。
卒業生は映画界で華々しく活躍しており、なかにはカンヌ国際映画で受賞した経験を持つ人も。●本記事でご協力いただいた内容
現在、脚本コースに通う10代から60代までの方から、オススメ映画のアンケートに回答いただいた。
以下から選んでください
とりあえず映画を観るならコレ! すべての人にオススメの11作品
まず取り上げるのは、ひとつの作品でいろいろな気持ちが味わえる映画たち。
「知ってる映画ばかりだ・・・」というツッコミが入ることを覚悟で選んだのには理由があるんです!
なぜなら、これらの映画は、一度観ただけではその映画の魅力のすべてを味わえない、繰り返し観ることで「こんなこだわりがあったんだ!」と発見できる作品ばかりだからです。
「この映画、まだ一度しか観ていない」という方は、ぜひ二度、三度と観ていただき、その作品の深みを体験してもらえればと思います。
もし、ここで挙げた11作品は見尽くしたよ・・・という方は、このあとで紹介するこの映画を観たらこんな気持ちになれる! 厳選90作品を先にチェックしてください。
1.何よりも、愛することを恐れていた殺し屋
「レオン」
注目ポイント
- 「グラン・ブルー」でフランスに社会現象を起こした、リュック・ベッソンが監督
こんな人にオススメ
- 楽しいけれどいつか終わってしまう儚い(はかない)生活に酔いしれたい人。
- 人を愛することに自信がなくなり、恋愛を諦めてしまった人
あらすじ
舞台はニューヨーク。
12歳の少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)が家に帰ると、家族全員が麻薬組織に殺されているところだった。
自分の命も狙われていると察したマチルダは、隣に住むレオン(ジャン・レノ)の子供のふりをして彼の部屋に逃げ込む。
レオンは殺し屋を稼業にし、孤独な日々を送っていた。
家族の復讐を誓ったマチルダは、レオンに殺しのテクニックを教えて欲しいと頼む。
父と娘ほど歳が離れたふたりだが、ともに孤独を背負い一緒に暮らす中で、マチルダはレオンに特別な思いを抱きはじめる。
極限の中で迎えるラストは必見!
監修者の見どころ解説
「凶暴な純愛」という鮮烈なキャッチコピーがビシッと決まって、公開当時、映画好きの多くがメロメロになってしまった思い出。
フランス人監督であるリュック・ベッソンは、一躍カルチャーヒーローとなり、彼の作品名を冠した「LEON」「NIKITA」という雑誌が生まれたほど。
ナタリー・ポートマンの超美少女っぷりを観るだけでも大満足間違いなし。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
今すぐこの映画を観る
2.人は、なぜこんなにも苦しまねばならないのか?
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
注目ポイント
- カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞
- 過激な描写で何度も議論を引き起こしてきたラース・フォン・トリアーが監督
- グラミー賞に12回ノミネートされたビョークが主演・音楽
こんな人にオススメ
- 鬱(うつ)映画と呼ばれるほど、心が重くなる話にどっぷり浸りたい人
- 悲しくて泣けてくるミュージカル映画を観たい人
あらすじ
アメリカのとある街。
チェコからの移民であるセルマ(ビョーク)は、女手一つで息子を育てているが、遺伝性の病気で失明をする運命だった。
そして、幼い息子も同じ病気をもち、息子の視力だけでも残そうと、手術代を稼ぐために金型のプレス工場で働いている。
慎ましい暮らしではあったが、セルマは大好きなミュージカルを頭の中で描き、心の頼りにして、つらいときも楽しく乗り越えてきた。
しかし、失明とともに職を失い、信じていた隣人に裏切られ、どん底へと転がり落ちていく。
母として子をその胸に抱きたいと願ったことさえ、罪だとでもいうのか。
不器用で純粋で、どうしようもない不条理に翻弄され、言葉を失う。
観る人の心を強く揺さぶる、不朽の名作。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- どうしても救われない主人公の行く末がなんとも切ない。
切ないという言葉だけでは表現できない。
主人公の妄想であるダンスと歌のシーンでは不思議な世界に取り込まれていくような感覚になります。
自分もその妄想の中に入っていくような感覚です。(20代女性) - 救いようのない方向に流れてしまうストーリーに、抗えない流れって人生においてあるよなあと考えさせられます。(30代女性)
- この映画は究極の自己犠牲の愛を描いた作品。
田舎の村の冷たく辛く重く暗い、もがいてももがいても脱出できない濡れた重い毛布のような閉塞感の描き方が秀逸です。
またそんな辛い中でも明るくふるまうビョーク演じる主人公の美しい歌に少しの希望を見出せます。
涙なしには見られない作品。
我が子を虐待するというニュースが毎日流れる中で自己犠牲の精神について深く考えさせられる映画です。(40代女性) - この映画をうまく語ることは難しいですが、一言で言えば母子の「無償の愛」を描いた作品です。
つらく困難な状況でも必死に生きている人に、神様は罰を与えるような事はしないと勝手にそう思い込んでいましたが、人生にはそういう向かい風ばかりの時もあるとこの映画で教えられた気がします。
人生の岐路に立った時に、一人の人間はどんな行動をとるのかでその人の生き方や本質が分かると思います。
暗い映画ですがパルムドール賞をとった素晴らしい映画です。(30代男性)
2回目以降の楽しみ方
本作の特徴でもあるミュージカルのシーンですが、実は100台以上のカメラをさまざまなアングルに設置し、1テイクで撮ったものなんです。
というのも、主人公セルマを演じるビョークが感情をこめて、最初から最後まで一気に歌い上げる姿にこだわったため、100台以上のカメラが必要だったのです。
膨大な素材から激しいカット割りでつながれた映像は、スピード感と躍動感にあふれ、セルマの感情も表現できました。
さまざまなアングルのスケール感あふれるミュージカルシーンは、見ものです!
今すぐこの映画を観る
3.つまらないと思っていた仕事が、突然、楽しくなる
「プラダを着た悪魔」
注目ポイント
- アカデミー賞の主演女優賞にノミネート
- 「セックス・アンド・ザ・シティ(ドラマ版)」でアメリカに社会現象を起こした、デヴィッド・フランケルが監督
こんな人にオススメ
- 職場の人間関係がうまくいかず、ストレスが溜まっている人
- 仕事がうまくいかず、やる気を失ってしまった人
- 仕事で「自分ばかり損している・・・」と感じてしまう人
あらすじ
主人公のアンディ(アン・ハサウェイ)は、夢だったジャーナリストを目指してニューヨークの出版社の採用募集に応募した。
すると、まったく興味のないファッション誌で採用されてしまい、きびしいカリスマ編集長のアシスタントに就く。
ろくに食事もできない忙しさに加え、編集長に叱られ続けて、認めてもらえないと嘆(なげ)くアンディ。
どんどん仕事が嫌になり、仕事への希望や夢を見失うのだが、「あること」 をきっかけに仕事へのやる気を取り戻す。
仕事に悩み、つまずき、それでもがんばりたいと思っている人にこそ響く、サクセスストーリー。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
原作者は否定しているものの、編集長ミランダは、かの「Vogue」の伝説的編集長アナ・ウィンターをモデルとしているのは明らか。
ピクサーアニメ「Mr.インクレディブル」にも意識したキャラが出てました。
アナ・ウィンターに興味がわいた方はぜひ、アナのドキュメンタリー「ファッションが教えてくれること」も観てください。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 悪魔のような鬼上司役を演じるメリル・ストリープのもとで前向きに一生懸命働くアン・ハサウェイに元気を貰えます。
彼女たちのファッションもとてもお洒落で映像を見てるだけでも楽しめます。
これを観ると明日からまた仕事頑張ろと思えます。(20代女性) - 主人公のアン・ハサウェイが、最初はダサくてファッションに何も興味がなかったのに、みるみるうちにファッショナブルに変わっていくところがみどころです。
働く女性の美しさを楽しめる映画でした。(20代女性) - おしゃれに興味がなかった女性が、最先端ファッションでキャリアウーマンとして、飛躍していく姿に気持ちも前向きになります。
厳しい女性上司や同僚の先輩の期待以上に働き、成果を出していくので、すっきりした気持ちにさせてくれます。
特に上司の子供たちに本を届ける場面は、ヒロインの努力、行動力、してやったりというような笑顔に観ている方もスカッとします。(30代女性) - アン・ハサウェイ、大御所女優メリル・ストリープなどの出演者が身につけている衣類、小物がおしゃれで注目してほしい。
ファッション業界で奮闘して成長していく映画で、日々に疲れていたり、自分の生き方に迷いがある人には観るとすっきりすると思います。(30代女性)
今すぐこの映画を観る
4.全人類を奮い立たせる英雄の物語
「ボヘミアン・ラプソディ」
注目ポイント
- アカデミー賞の5部門にノミネートされ4部門で受賞
- ミュージカル映画では日本の興行収入歴代1位(127億円突破)
- 「X-MEN」のブライアン・シンガーが監督
こんな人にオススメ
- 壮大なミュージックビデオのような、力強い映像と音楽の融合を楽しみたい人
- コンプレックスを抱えていている人
あらすじ
舞台は1970年代のロンドン。
青年フレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)は、ブライアン・メイなど個性的なメンバーとバンド「Queen(クイーン)」を結成。
次々と誕生した曲は、どれも革新的で大ヒットを飛ばし、フレディは一気にスターダムを駆け上り「史上最高のエンターテイナー」と称されるようになった。
栄光を手に入れたフレディだが、自分自身と向き合うことで苦しみを抱えていく。
世界的スターであるフレディの人生に、全人類が拳を突き上げる。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
日本における音楽映画史上最高の興行成績を上げた、大ヒット作。
その理由はやはり最後のスタジアムでのライブにあります。
メロディの素晴らしさはもちろん、その歌われる歌詞に、早逝した伝説的ミュージシャンの生き様が凝縮され、聴く者の感情を激しく揺さぶってくるのです。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- クイーンのフレディ・マーキュリーの壮絶な人生がえがかれた衝撃の作品でした。
私はそれほどファンではなく、余り詳しくないですがこの映画を観てクイーンの楽曲に興味がわきました。
メンバー間での意見のぶつかりなど、アップダウンを繰り返し最終的にはグループとして大スターになる姿は必見です。(20代女性) - クイーンのライブ感覚を味わえるだけでなく、フレディ・マーキュリーの人生を知ることができる、クイーンを知らない世代も楽しめて、クイーンが好きになる作品です。(20代男性)
- 曲の良さ、ロジャーのかわいさ、ブライアンの知的さにジョンの優しさ。
大画面で大音量で観れば感動は必至だと思う。
初めて同じ作品に通った、6回観た。(20代女性) - QUEENのファンという訳ではありませんが、ライブエイドのシーンでは泣きました。
誰かの死去や別れなど、悲しい場面で泣ける映画は多いと思いますが、この映画では、メンバーやQUEENの音楽が持つ力強さ、生命力に感動させられました。
いい涙が流せる映画だと思います。(10代女性) - フレディ・マーキュリーの孤独、セクシャルアイデンティティについて映画で触れられている。
圧巻のライブシーンを見れば、すぐにQUEENのファンになってしまうほど。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
5.会えるはずがなかった、奇跡の出会い
「君の名は。」
106分 | アニメ/ファンタジー/ヒューマンドラマ |
主演:立花瀧(声:神木隆之介)/宮水三葉(声:上白石萌音)
注目ポイント
- 日本のアニメ映画の中で、世界の興行収入が歴代2位
- 日本国内で上映された映画の中で、興行収入が歴代4位
- 小説など関連書籍7冊の売り上げが250万部を突破
こんな人にオススメ
- 「昔からよくある、体が入れ替わる設定だけの映画でしょ?」と思っている人
- 非日常的な逆境でも諦めない、ひたむきな前向きさを観たい人
あらすじ
男子高校生の瀧(声:神木隆之介)は、東京の都心で父と2人暮らしをしていたある日、自分が見知らぬ女子高生になってしまう夢を見る。
その夢では、三葉(声:上白石萌音)という名前で、祖母と妹と3人で田舎に暮らし、東京に憧れながらも家業の神社で巫女をしていた。
実は、三葉は実際に存在する人物で、三葉も自分が瀧になる夢を見るようになり、2人は夢の中でたびたび互いの体が入れ替わるようになる。
しかし、ある日を境に突然、体の入れ替わりが起こらなくなってしまう。
その理由は、三葉が暮らす町の歴史と深く関わっていた。
本来、出会うはずがなかった2人の物語は、今なお不動の人気を誇る。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- アニメーション映画ですが映像がとにかく綺麗で見惚れてしまうような映像です。
遠くに住む男女がある日入れ替わってしまい、違う人間として生活する様がとても面白いです。
一途な男女の恋愛ストーリーなので恋をしたい人にも見て欲しい映画です。(30代女性) - 黄昏時の二人のやり取り。
RADWIMPSの曲と雰囲気が本当に感動的で、フィクションだけど実際にこんなことがあったらいいな、と思ってしまった。
もちろんラストの再会は大号泣でした。(30代女性) - アニメと音楽の世界観がひとつになっていること。
絵もストーリーもとてもきれい。(40代女性) - 婚活や恋活に疲れた人に見て欲しい。
運命の人っているのかもしれないと前向きになれる。(30代女性) - 結末が全く想像できないストーリーがオススメです。
主人公がどのようになるのかとても見応えのある作品です。(20代女性)
2回目以降の楽しみ方
本作の音楽は、バンド「RADWIMPS」がすべて担当したことは皆さんもご存知だと思います。
一般的に映画の音楽は、映画の内容に合わせて作曲されますが、実は本作では、新海監督がRADWIMPSの曲が大好きで、RADWIMPSに音楽を依頼し、出来上がってきた歌詞と曲に合わせて映画の内容を変更したそうです。
そのこだわりが、映画と音楽にさらなる一体感を生み話題となりました。
ぜひ映画と音楽の繋がりに注目して楽しんでください。
今すぐこの映画を観る
6.私も幸せになれるかも
「アメリ」
注目ポイント
- アカデミー賞の5部門にノミネート
こんな人にオススメ
- 1人で過ごすことが多い内気な人
- 「私は普通じゃないのかも・・・」と不安になったことがある人
あらすじ
舞台はパリのモンマルトル。
22歳の風変わりな女性アメリ(オドレイ・トトゥ)は、幼い頃から自分の殻に閉じこもり、あらぬことを想像しては楽しんでいた。
アメリの好きなことは、こっそりと、人を幸せな気持ちにさせること。
しかし、人をどんなに幸せにしても、自分は子供の頃からずっと孤独であることに悩んでしまう。
あるときアメリは、街で不思議な男のニノ(マチュー・カソヴィッツ)を見かける。
ニノは、証明写真機の下に落ちている写真を拾い集めていた。
アメリはニノに、これまでの人生で感じたことのない胸の高まりを覚え、アメリらしくこっそりとアプローチをしかけるが・・・。
「わかりにくいよっ!」と思わずつっこみたくなる不器用なアメリだが、そんなアメリを応援するかのようにフランスで国民的大ヒットを記録!
ピュアな女性の恋の物語。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- アメリの風変わりだけどチャーミングな様子、職場のカフェに集まる一癖も二癖もある人たちに魅了されます。
小さな宝箱に好きなものを入れて大切にしていた頃のことを思い出す映画です。(40代女性) - 「フランス映画って難しそう」という先入観を払拭してくれた作品です。
ドキドキとワクワクを詰め込んだ、幸せ溢れる映画だと思います。(10代女性) - アメリを好きな人も多いと思いますが、その魅力は何と言っても独特の映画が持つ世界観と映像美にあります。
大それたストーリーというストーリーはないけれど、主人公のアメリの生い立ちや現在の生活の中で日々発見して様々な物事につながっていく小さな冒険ストーリーがいい味をだしています。
素敵なパリの街並みや日常生活の描写も映画の世界観とともに引き込まれます。
また音楽も独特でかわいく、まるで現代版おとぎ話を見ているようです。(30代女性) - 夢見がちな主人公アメリが父親のために、友人のキャビンアテンダントに頼んで人形を旅に連れて行ってもらうシーンはフランスらしいユーモアを感じる。
またアメリが想いを寄せる青年とバイト先のカフェで出会うシーンは中々行動にうつせないアメリの初心さが上手く表現されておりキュンキュンできる。(20代女性) - 独特な世界観を醸し出し、恋愛に臆病な女性が次第に自信を持ち積極的になっていく女性の心理描写。
またパリの景色やアメリの部屋のインテリアなど、フランスの異国情緒が若い女性の心を掴むと思います。(30代女性)
2回目以降の楽しみ方
本作を観て「モンマルトルの街並みが美しい・・・!」と思った方も多いのではないでしょうか?
本作はセットではなく実際の街で撮影されたのですが、実は幻想的で美しい映像を撮るために、スタッフたちはモンマルトルの街を徹底的に掃除したそうです。
ゴミを拾い、ラクガキを消し、さらに駅のポスターまで映画用に張り替え、雰囲気づくりに苦心した街並みも注目して観てください。
今すぐこの映画を観る
7.つまらないものでも、自分で楽しいものに変えられる
「天使にラブ・ソングを・・・」
注目ポイント
- 全米で6ヶ月を超えるロングラン
- 舞台化されブロードウェイで公演された
こんな人にオススメ
- 真面目すぎて人生の楽しみ方がわからない人
- 「明日も頑張れるミュージカル映画」の王道作品が観たい人
あらすじ
ナイトクラブの歌手デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、大物マフィアに命を狙われ、逃げ込んだ先は修道院だった。
流れのままに、デロリスはシスターとして生活を始めるが、彼女がそこで見たのは、あまりにも下手で聴いているのも退屈になる聖歌隊。
退屈なことを何よりも嫌うデロリスは、彼女らを「歌って踊れる聖歌隊」へと鍛え上げていく。
アメリカで6ヶ月のロングランを記録した、日本でも大人気のミュージカルコメディ。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 役者の歌声に圧倒される。
ミュージカルみたいで楽しいし元気がもらえる。(20代女性) - 一番の見どころは、映画中盤の修道院での、ウーピー・ゴールドバーグ演じる歌手デロリスによる歌唱レッスンシーンですね。
素人同然の聖歌隊のみんなが、デロリスの軽妙でユニークな歌唱レッスン方法にのせられて笑顔一杯で歌い始めます。
歌うことの喜びを発見していく聖歌隊の成長過程をうまく描いているので、そういったところがおすすめですね。(40代男性) - 主人公のキャラクターや歌で、自分の置かれた環境や立場を変えて前に進んでいく姿が素晴らしく見ていて気持ちがいい。
周りを巻き込んでいく人柄、絆を生み出す人間力に感動します。(30代女性) - コーラスの力をめきめきとつけていくシスターたちの姿に心踊る。
あんな楽しいミサなら行きたい。(30代女性) - 主人公が犯罪現場を目撃して修道院に匿ってもらい、最初は馴染めなかったのに、歌を通して徐々に修道女達と交流を深めていき、街の活性化にまで手を貸すようになったところです。(40代女性)
今すぐこの映画を観る
8.2009年で興行収入1位を記録した青春感動ドラマ
「ROOKIES-卒業-」
注目ポイント
- 原作マンガ「ROOKIES」の累計発行部数が2,000万部を突破
- 2009年に日本で上映された中で興行収入1位
- テレビドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」「JIN-仁-」の平川雄一朗が監督
こんな人にオススメ
- 一つの夢に向かって青春を捧げる尊さに感動したい人
- 学生時代、部活に打ち込んでいた人
あらすじ
大人気漫画「ROOKIES」をドラマ化し、その続編で作られた映画。
ドラマは、春の甲子園と言われる選抜高等学校野球大会にも出場した伝統ある二子玉川高校野球部(ニコガク野球部)が、乱闘事件を起こし活動停止になる。
部員たちは、それを機に荒れてしまい練習もしなくなっていた。
そこへ現れた熱血教師の川藤(佐藤隆太)が生徒一人ひとりと向き合い、再び野球ができる喜びを分かち合い、甲子園出場を夢に掲げて練習に励むようになった。
映画は、ドラマの翌年を描く。
部員は3年生になり、1年生の新入部員に野球の天才、赤星(山本裕典)が加わる。
甲子園出場の夢が現実味を帯びるが、メジャーリーグが夢の赤星は甲子園に興味がなく、練習には一切参加しようとしなかった。
しかし、そんな赤星の心を突き動かす出来事が起こる・・・。
青春を全力で駆け抜ける、高校生たちの熱い想いが胸を打つ。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 甲子園に出場するという夢にかけて、一人一人が完璧ではないけど力を合わせていく姿がザ・青春といった感じで感動し、見終わった後に爽やかな気持ちになる。(30代女性)
- 弱小チームが、監督の言葉や仲間の言葉で改心していくところが見所です。(20代女性)
- 教師と生徒たちのぶつかり合いながらも目標にひたむきに向かい合う姿です。(50代男性)
2回目以降の楽しみ方
本作が公開されたのは、2009年。
出演者には、今、第一線で活躍している佐藤隆太、桐谷健太、佐藤健、市原隼人、城田優、中尾明慶らのそうそうたる面々がいます。
今、彼らがROOKIESに出演していたときの姿を観ると「こんなに若かくて、初々しかったんだ!」と驚くはずです。
ROOKIESが大流行した当時に観た人でも、改めて今の彼らと比較して、その成長を楽しんでみてはいかがでしょう。
今すぐこの映画を観る
9.たくさんの愛を知った、故郷の記憶
「ニュー・シネマ・パラダイス」
注目ポイント
- カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞
- アカデミー賞で外国語映画賞を受賞
- 「アンタッチャブル」でグラミー賞を受賞し、アカデミー賞で過去6度ノミネートされた、エンニオ・モリコーネが音楽を担当
こんな人にオススメ
- おじいさんと少年の年齢を超えた友情に、心をホッコリとさせたい人
- 地元に何年も帰らず、昔の思い出に浸ることが多い人
- 音楽業界で知らない人はいないほどの歴史的な名曲に酔いしれたい人
あらすじ
ローマで映画監督として活躍するトト(ジャック・ペラン)は、ある晩、アルフレッド(フィリップ・ノワレ)の訃報を聞く。
アルフレッドは故郷シチリアの小さな村にあった映画館パラダイス座の映写技師。
トトには父親がおらず、少年時代は、父のように慕っていたアルフレッドといつも映写室で過ごしていた。
トトはアルフレッドと過ごした時を懐かしみ、さまざまな思い出がよみがえる。
楽しかったこと、つらく悲しかったこと、それは誰もが大人になるまでに経験し、成長していく大切なワンシーン。
映画史に残る、誰もが胸に響くラストシーンは必見。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
フィルム時代を知るベテラン映画ファンにとっては、国境を越えてノスタルジーをかきたてる「映画館映画」の名作。
驚きなのは、監督のジュゼッペ・トルナトーレ、今作を撮ったのは32歳の時だということです。
どんな後ろ向きな若者だよ!
この20年後に撮った「シチリア!シチリア!」も合わせて観ると、呼応しているところがあり、面白いですよ。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 子役が可愛い。
おじいさんとのやりとりが心温まる。
音楽が素晴らしい。
映画好きの人にみて欲しい。(40代女性) - トトとアルフレッドが送る、愛の物語。
シチリア島の美しい景色もまた素晴らしい。
ラスト数分はスクリーンから目を離せず、ただただ涙を流すしかない。(20代男性) - 子供の演技やセットの自然性。
バックで流れる音楽も良いです。(50代男性) - この映画の音楽は、音楽業界の人で知らない人がいないほどの名作として知られています。(20代男性)
- 映画が好きな私は、冒頭でトトの家が映画のフィルムのせいで危うく火事になりかけたときに、お母さんが激怒して「映画のせいでこんなことに!」とアルフレッドとトトに怒るシーンで泣いてしまいました。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
10.発行部数260万部のベストセラーが映画化
「君の膵臓をたべたい」
注目ポイント
- 日本アカデミー賞で4部門受賞
こんな人にオススメ
- 大切な人の前で、意地を張って素直になれない人
- 人に心を開くことが苦手な人
あらすじ
主人公の「僕」(北村匠海)は母校の高校で教師をしているが、人付き合いが苦手で、教師に向いていないのではと悩んでいた。
図書室の本の整理を頼まれ、久しぶりに足を踏み入れると、そこは僕が高校生だったあの日のままだった。
僕は、あるクラスメイトと過ごした数ヶ月間の記憶を思い出す。
それは、図書室で拾った1冊の本が始まりだった。
本は、同じクラスで人気者の咲良(浜辺美波)の闘病日誌で、彼女は病に冒され、長くは生きられないことを知ってしまう。
咲良は病気のことを知っても態度を変えない僕を気に入り、残りの人生を僕と一緒に過ごすことに決めるのだが・・・。
純粋な想いだけが紡がれてゆく、儚い(はかない)恋の物語。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 普段寡黙な高校生の男の子が、普段は明るいクラスメイトの女の子の秘密の日記帳を読んでしまい、膵臓の病気で余命が短いことをしってしまう。
これを機に、男の子が女の子に付きまとわれる形となるのであるが、お互い正反対の性格の二人が、互いに惹かれ合っていくところがおすすめです。(20代女性) - 現代の多くの映画はなんとなくではあるが話の流れから結末がわかってしまう作品が多いと思いますがこの映画は全く想像できなくて衝撃的でした。
それと同時に命の儚さや世界の無常さを再認識し、今生きているこの世界で明日があることが当然のことではないんだということを悟りました。(10代男性) - 桜良(浜辺美波)が学校の図書館でいたずらをして、僕(北村匠海)が困りながら本を探すシーンが良かったです。
学生時代の楽しかった出来事が思い出されます。
普段の生活でつい忘れてしまう大切なものを思い起こすことができます。(40代女性)
2回目以降の楽しみ方
原作小説「君の膵臓をたべたい」はもちろん、漫画版・アニメ版も映画とは違った魅力を発見できる作品。
実写版の本作で描かれる大人になった僕(小栗旬)は、実はアニメ版には無い実写版オリジナルの演出でした。
大人になった僕のシーンが、本作品にどのような効果を生み、世界観を作り上げたのか、アニメ版と比較して観るのも楽しいはずです。
今すぐこの映画を観る
11.地球の運命を託されたのは、どうしようもない荒くれ者たち
「アルマゲドン」
注目ポイント
- アカデミー賞の4部門にノミネート
- 「トランスフォーマー」のマイケル・ベイが監督
- 主題歌「ミス・ア・シング」が全米ヒットチャートで4週連続1位
こんな人にオススメ
- 家族や愛する人のために仕事を頑張っている人
- 家族愛に包まれて、家族のありがたみを改めて感じたい人
あらすじ
テキサス州と同じ大きさの巨大な小惑星が地球へ向かっていることが判明。
人類滅亡までのタイムリミットは残り18日となった。
人類を救う唯一の方法は、ドリルで小惑星に穴を掘り、核弾頭を埋め込んで爆破させること。
この作戦のためにNASA(アメリカ航空宇宙局)が招集したのは、石油採掘の会社を持つハリー(ブルース・ウィルス)と現場で一緒に働く荒くれ者たちだった。
突然、宇宙へ送られた彼らの前に、次々と困難が立ちはだかる。
まさに涙なくして観られないヒューマンドラマの王道作品。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者の見どころ解説
ツッコミどころ満載のずさんなSF映画だが、主題曲のパワーと力業の演出で、結局泣かされてしまう一本。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 壮大なスケール、映像の描写、演出、ストーリー、全てに引き込まれました。(50代男性)
- 愛だよね、親子愛、夫婦愛、家族愛。
自分が犠牲になっても他者や愛する人を守ろうとする勇気。(30代女性) - ちょっと問題がある男たちが世界の為に行動に出るところがかっこいいです。
宇宙にいって、数々の問題が起き、それをクリアするたびに何人かは犠牲になり、それでも目的のために前に進む。
10代の頃はただただ感動で泣いていましたが、子供ができてからは子供と別れるなんて考えられないので、家族のことを考えながら見てしまい、またまた号泣。
テレビなど主題歌が流れるだけでも、ハリーの姿を思い出して泣きそうになります。(30代女性)
今すぐこの映画を観る
この映画を観たらこんな気持ちになれる! 厳選90作品
厳選90作品では、映画を観たあとの気持ち別に、以下の3つの方法でリストアップした映画をご紹介します。
- 1.500人のアンケートの中から厳選した作品
-
500人のアンケートで集まった映画の数は、なんと合計951作品!
そしてその951作品の評判を、映画レビューサイトで調べました!
主要な映画レビューサイトである「Filmarks」「映画.com」「Yahoo!映画」で、レビューの点数が高かったものに限定してチョイスしています。 - 2.映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
-
三度の飯より映画が好き! そんな映画愛好家30人のアンケートで集まった映画の数は、なんと合計225作品!
そしてその225作品の評判を主要な映画レビューサイトで調べ、点数が高かったものに限定してチョイスしています。 - 3.監修者(遠山さん)のオススメ作品
-
立川シネマシティの企画室長・遠山さんにも、映画を観たあとの感情別に「この作品がイチオシ!」という作品をあげていただきました。
それぞれどのような映画が紹介されているのか? ぜひチェックしてみてください!
1.人生が変わってしまうほどの衝撃が得られる作品 9選
500人のアンケートの中から厳選した作品
12.忙しい人生の中で、忘れてしまっていたこと
「生きる」
注目ポイント
- 映画雑誌・キネマ旬報が1995年に発表した「日本映画 オールタイム・ベストテン」で8位
- イギリスの映画雑誌が発表した「映画史上、最も偉大な映画監督トップ100」で11位に選ばれた、黒澤明が監督
- ベルリン国際映画祭で市政府特別賞を受賞
こんな人にオススメ
- 「自分の人生、このままでいいのかなぁ」と悩んでいる人
- 世界で称賛される、日本のヒューマンドラマの歴史的名作を観たい人
あらすじ
舞台は1950年代の日本。
市役所で市民課長を務める渡邊勘治(志村喬)は30年間まじめに働いているが、若い頃にもっていた仕事への情熱はもうない。
ある日、渡邊は体の不調を感じ病院で検査を受けると、胃がんにかかっていて余命が長くはないことを知る。
妻を早くに亡くし、唯一の肉親である息子に相談しようとするも邪険にされ、伝えられなかった。
そして渡邊は、これまでの人生がいかに空っぽだったかに気付き、むなしさを覚えて夜の街をさまよい始める。
しかし、夜の街でどれだけ遊んでも、満足することはできずにいた。
そんなある日、渡邊を探していた部下の女性小田切とよと食事を重ねる仲になり、自分が胃がんであることを打ち明ける。
渡邊は、その時のとよの一言で、残りの人生のすべてを捧げる目的を見つけ、生きた証を残そうとする。
日本が誇る巨匠黒澤明が描いた、生きる意味を問いかけ、日本の社会、官僚主義を批判したヒューマンドラマの大傑作。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 自分の人生を「生きる」とはどういうことか、考えるきっかけになります。
主人公の年齢は40前後で私の年齢はまだその年齢には達していませんが、たまに「自分の人生、大丈夫かな・・・」と不安になることがあります。
そんなときにこの映画を観ると「俺も頑張らなきゃ!」という気持ちになります。
また映画のラストシーンが、主人公に影響されてモチベーションがあがった人たちがどうなるのかも描かれる意地悪さがあるところもおもしろいです。(20代男性) - 黒澤明監督の映画で、人生そのものについて深く考えさせられます。
人は何のために生きるべきか、また、主人公に自分を重ねることもできる映画だと思います。
ちょっと暗いかもしれないけれど、本当にいい映画です。(40代女性)
今すぐこの映画を観る
13.人生は美しく、どんな状況でも生きるに値する
「ライフ・イズ・ビューティフル」
注目ポイント
- アカデミー賞の7部門にノミネートされ3部門で受賞
- カンヌ国際映画祭で審査員グランプリを受賞
- トロント国際映画祭(北米最大の映画祭)で観客賞を受賞
こんな人にオススメ
- 父親の強さ、ありがたみを思い出したい人
- 何が何でも守りたいと思う、愛する人がいる人
あらすじ
1939年、ユダヤ系イタリア人のグイド(ロベルト・ベニーニ)は、トスカーナの田舎町にやってくる。
グイドは偶然出会った小学校の女性教師・ドーラに一目惚れをし、ふたりは結ばれ、息子・ジョズエが生まれた。
3人で幸せな日々を送っていたが、戦争が始まるとユダヤ人迫害の動きに飲み込まれる。
ナチスの収容所に連行された一家。
父・グイドは、幼い子供を怖がらせたくない、その一心で子供が喜ぶウソを懸命にならべていく。
ジョズエの純粋で健気な心が、グイドの心をさらに強くする。
しかし、戦争とはなんとも理不尽なものか・・・。
父親の愛と勇気に「泣ける映画」の大定番。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
笑いが、時に何よりも涙を増幅する装置であることは誰もが知っていることですが、クライマックス、超重要な、人生をかけた道化芝居のところで素っ頓狂な効果音を入れてみせるあたり、この監督は真にそのことを理解しているんだな、とわかりました。
ロベルト・ベニーニ監督作品では「人生は奇跡の詩」もたっぷり泣かされます。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 迫害を受けるという厳しい状況の中でも自分の子供を怯えさせないように気づかいし、守り抜く父の姿。(30代男性)
- 自分が父親になったときは、主人公のような父親になりたい、そう思わせてくれる映画です。
愛する人を、自分を犠牲にしてでも幸せにする、そんな父親、そんな男になりたいです。(20代男性) - 初めて観たときは、最初の30分くらいはあまりおもしろくないと思っていたが、最後で大泣きしました。
2回目に観たときは、「最後ああなるんだよな」と思ってしまうため、最初から最後まで泣きっぱなしでした。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
14.自分の尊厳のために生き抜く
「ショーシャンクの空に」
注目ポイント
こんな人にオススメ
- 自分の信念を曲げず、どんな相手にも立ち向かっていく姿に勇気をもらいたい人
- 夢に向かって努力しているが、ときどき諦めそうになってしまう人
あらすじ
主人公のアンディ(ティム・ロビンス)は、妻とその愛人を射殺したとして逮捕され裁判を受ける。
アンディは無実を訴えるが判決は終身刑になり、ショーシャンク刑務所へ収容された。
刑務所では刑務所長や刑務主任の力が絶対で、主任が囚人を殴り殺しても問題にならないほどだった。
囚人たちは抵抗することを諦めていたが、アンディは理不尽な行いを許さず戦い続ける。
そして、ささくれ立った人々の心を慰め、刑務所内で数々の奇跡を起こしていく。
ラストシーンは、公開されてから20年以上経った今も、名場面として語り継がれる。
「信念を貫く」ことの大切さを改めて思い知るヒューマンドラマ。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
「希望」というテーマを、こういうやり方で描くこともできるのか、という発想の勝利。
ある意味ワンアイディア映画といってもいいでしょう。
この鮮やかな裏のかき方と、脇を固めるモーガン・フリーマンの渋カッコ良さに、みんなやられてしまうのです。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- めちゃくちゃ普段はおとなしいのに、たまにめちゃくちゃ怒ったり、歯向かったりする。
それは、自分の信念を守るためだったり、仲間のためだったりする。
どんなに辛い状況で、悪いことをしそうになっても、絶対に自分の尊厳を失わないように行動する。
誰にも認められなくても、それを続けることで、いつか壁を突破することができる。
そんな当たり前なんだけど大切なことを教えてくれる映画。(20代男性) - ポイントは、あきらめない事。(40代女性)
- 信じ続けていればいつかは叶うと教えてくれる。(30代男性)
今すぐこの映画を観る
15.障がいを乗り越え友情を育む
「最強のふたり」
注目ポイント
- フランスの観客動員数が歴代3位
- フランスのアカデミー賞といわれる「セザール賞」の9部門にノミネートされ主演男優賞を受賞
- 東京国際映画祭で2部門受賞
こんな人にオススメ
- 人間関係で気を使いすぎて、ストレスが溜まっている人
- 下ネタを交えた、軽快なブラックジョークで笑いたい人
あらすじ
実話を元に作られ、フランスで大ヒットしたヒューマンコメディー。
パリに住む富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は頸髄損傷のため首から下を動かせず、電動の車イスで生活をしていた。
新しい介護人を雇うための面接を行うと、候補者の1人にドリス(オマール・シー)というスラム出身で失業中の青年が来た。
他の候補者は「障がい者を助けたい」と話すが、ドリスは仕事が欲しかったのではなく、失業保険をもらうために、仕事の面接に落ちた証明書が欲しかっただけだった。
しかし、同情などはせず普通の人として接してくるドリスをフィリップは気に入り、雇うことに。
そんなドリスとの出会いによって、フィリップの生活は思いがけず変わり始める。
人と人との出会いには無限の可能性があることを教えてくれる、最強の友情の物語。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
リュック・ベッソン監督のおかげか、フランス映画=難解、芸術的というイメージを持っている人ももう少ないと思いますが、今作はアメリカ映画ばりに、軽快で楽しいバディムービーの秀作。
音楽の使い方もハリウッドスタイル。
当然(?)アメリカ版も作られました。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 実話をもとにして作られた映画なので、その点にも感銘を受けます。
二人の男性の関係性はとてもクールで素敵です。
色々と考えさせられる映画でもあります。(30代女性) - 黒人と白人、大富豪と貧困層、身体不自由と健康体、その真逆なまでの2人が交わりお互いを何かしらで助け合うそこに何が生まれるのか。
そこをみてもらいたいです。(30代男性) - 主役2人の心境の変化に感動し、勇気を与えてもらえます。
1人では生きていけないと感じ、視野が広くなりますし、いつ死ぬかわからないからこそやりたいことリストを作って日々楽しく生きようと思えます。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
16.一人を救うものが世界を救う
「シンドラーのリスト」
注目ポイント
- アカデミー賞の12部門にノミネートされ7部門で受賞
- ゴールデングローブ賞で作品賞を受賞
- 「最も偉大な現役映画監督」と呼び声の高いスティーヴン・スピルバーグが監督
こんな人にオススメ
- 人は改心なんてしないとあきらめている人
- 人の命を軽んじた負の歴史から、改めて命の大切さを学びたい人
あらすじ
ドイツ人の実業家であるオスカー・シンドラーの実話をもとに作られた映画。
1939年、ポーランドはドイツの占領下に置かれ、都市クラクフにはたくさんのユダヤ人が集められていた。
ナチス党員で実業家のシンドラー(リーアム・ニーソン)は、戦争で一儲けしようとクラクフへやってくる。
シンドラーはナチスとのコネで軍需工場を建てると、ユダヤ人を安い労働力として使用し財を築き上げていた。
ナチスの勢力が拡大するにつれ、ユダヤ人が強制収容所で恐ろしい残虐行為の犠牲となっていく。
その惨劇を目の当たりにしたシンドラーの心に、ある感情が芽生えてくる・・・。
1,100人以上のユダヤ人を救うために、ひとり立ち向かう英雄の物語。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
この大名作にコメントすることなどありませんが、驚くべきはスティーヴン・スピルバーグ監督は今作と同時に「ジュラシック・パーク」を撮影しており、現場を行き来していたということ。
頭の中がどうなっているのでしょう。
天才にもほどがあります。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 人は人の支えなしでは生きていけず、支えがあれば人はどんな時でも生きていけるという部分を意識して見ると、全てが見所ポイントになると思います。(40代男性)
- 隠れているユダヤ人を追い出すためにゲットーを無差別に機関銃で襲撃している間、将校がユダヤ人宅に置いてあった一台のピアノでバッハのイギリス組曲を冷徹に弾き続けていたのにはゾッとしました。(50代女性)
- 史実に基づいた話だと知って驚きました。
また、自分のためにお金を稼いだりするのではなく、人のために何かをするときに、人は英雄になれるんだと学びました。
シンドラーは後悔もしていますが、立派な英雄だと思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
17.壮絶な人生がもたらした奇跡
「スラムドッグ$ミリオネア」
注目ポイント
- アカデミー賞の9部門にノミネートされ8部門で受賞
- トロント国際映画祭(北米最大の映画祭)で観客賞を受賞
こんな人にオススメ
- 日々つらい思いをしていて、挫折しそうな人
- 今の苦労がいつか自分にとってプラスになると信じたい人
あらすじ
インドのスラムで生まれ育った青年ジャマール(デーヴ・パテール)は、テレビの人気クイズ番組(インド版の「クイズ$ミリオネア」)に出演する。
無学のはずのジャマールが、次々と難問に正解していき、賞金2,000万ルピー(約3,000万円)がかかった最終問題へたどり着く。
しかし、番組側は何か不正があるはずだとして警察に通報し、警察はジャマールを拷問するが、ジャマールは無実を訴え続ける。
なぜ、ジャマールは、クイズの答えがわかったのか。
そこには、彼がこれまで送ってきた壮絶な人生が関係していた。
アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞など計8部門で受賞した、感動のヒューマンドラマ。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
インドの外交官をやっていて日本にも赴任したことがあるヴィカス・スワラップの小説家デビュー作「ぼくと1ルピーの神様」が原作ですが、もうなんという面白いことを考えつくのかと。
これはアイディアの勝利の映画ですが、それをハイテンポでスタイリッシュな映像と、クールな音楽で洗練させたダニー・ボイル監督もさすが。
ラストでちゃんとインド舞台の映画ということを踏まえてダンスシーンもあります(笑)。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 自分とは違う世界での人生の過酷さ、そしてそんな中でも確かにある愛を感じた。(10代女性)
- アカデミー賞8部門受賞の力は偉大。(20代女性)
- 少しファンタジー色が強くて、うーんと思ってしまう人もいるかもしれない。
けれど、彼がクイズに正解してこられたのは、日々の日常を大切に必死に生きていたからだと思います。
もし自分が過去に経験したり人から聞いたことをクイズにされても、自分が答えられる自信がないです。
そう考えてみると、もっと自分の日常や、周りの人とのコミュニケーションを大切にしようと思えました。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
18.男女の奇妙な巡り合わせ
「洲崎パラダイス 赤信号」
注目ポイント
- 原作小説「洲崎パラダイス」の作者・芝木好子が芥川賞や日本文学大賞を受賞
こんな人にオススメ
- 甘くて切ない恋愛映画よりも、現実的で少しドロっとした恋愛映画が好みの人
- テキパキと快活な女性と、頼りないダメな男の組み合わせに、「あるある!」と共感したい人
あらすじ
舞台は1950年代の東京。
遊郭で働く蔦枝(つたえ/新珠三千代)と、その客の義治(よしじ/三橋達也)は、両親に結婚を反対されたため駆け落ちをする。
行くあてもないふたりがたどり着いたのは、歓楽街・洲崎パラダイス。
お金も住むところもないふたりだが、蔦枝は居酒屋で、義治はそば屋で住み込みの仕事を見つけてなんとかうまくやっていた。
ある日、蔦枝は実家に送るお金の工面を義治に頼むのだが、うだうだと渋られたので居酒屋の常連客にお金を工面してもらった。
男らしく気前のいい常連客に蔦枝は好意を寄せはじめ、ある晩、蔦枝は義治との約束をすっぽかして常連客とデートに行ってしまう。
それを知った義治は、蔦枝のことが気になるが・・・。
60年近くも前に描かれた男の有様は、まさに現代のダメンズそのものと話題になった、知る人ぞ知る名作。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 果たして人生について深く考えさせられたかはさておき、人生で一番好きな映画のひとつです。
三橋達也の自堕落ぶりは自分のことにしか思えません。
新珠三千代のチャキチャキした所作も素晴らしい。
男と女が共に生きることの悲哀、滑稽さ、無常、その全てが心に刺さります。(30代男性) - 学がなくても愛嬌たっぷりでテキパキと仕事をこなす女性と、男らしさのかけらもなくそのくせプライドだけは高い男性。
女性の強いところと男性の弱いところが非常によく描かれた傑作です。
主演の2人の姿には、女性も男性もどこか共感できるところがあると思います。
そして女性と男性を描きながらも想像がつくような恋愛模様で終わらない、男女の縁のおもしろさまで描かれているところがオススメポイントです。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
19.なぜ人は、こんなにも残虐になれるのか
「炎628」
注目ポイント
- ヴェネツィア国際映画祭で修復映画賞を受賞
- モスクワ国際映画祭(世界四大映画祭)で最優秀作品賞を受賞
- 熱狂的ファンが多いタランティーノ監督が選んだ「第2次世界大戦映画ベスト50」で第1位
こんな人にオススメ
- 人の命を軽んじた負の歴史から、改めて命の大切さを学びたい人
あらすじ
第二次世界大戦中にソビエト連邦(現:ベラルーシ共和国)で実際に起こった、ドイツ兵による残虐な集団殺りくを元に描かれた作品。
1943年、ナチスに占領された小さな村に住む少年フリョーラ(アリョーシャ・クラフチェンコ)は、ナチスに対抗するパルチザン部隊に入隊する。
部隊とともに戦地へ向かうフリョーラだったが、まだ子供だということで途中のキャンプ地に置いていかれてしまう。
仕方なく村へと戻ったフリョーラが目にしたのは、戦争という極限の中で人を人とも思わない人間の残虐さだった。
1人の少年の視点で描かれた戦争の恐ろしさが、観るものすべての心に重くのしかかる。
監修者の見どころ解説
ロシア映画には「何だかよくわからないけれども、とにかくスゴい」という作品がたくさんあります。
今作は比較的わかりやすいほうですが、中上級者向けでしょう。
いつも観ているハリウッド映画みたいな感じではありません。
独特の編集やストーリーテリング、効果音の使い方で最初は戸惑いますが、やがて強力な画力(えぢから)にグイグイ引き込まれます。
この独特な魅力にハマった方はぜひ「フルスタリョフ、車を!」「神々のたそがれ」に挑戦してみてください。
内容は全然わかりませんが、とにかくものスゴい経験になることでしょう。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- ドイツ軍がベラルーシなどでどの様な事を行っていたのかを、映像として見てみたい人向けです。
ソ連映画なので、内容を強調しているところはあるでしょうが、実際にあった事を映画化しているところがポイントです。(30代男性) - 戦争という状況下では、人はどこまでも残酷になれてしまう、それをまざまざと見せつける恐ろしい映画です。
「自分は人を殺したりしないから大丈夫」という人ほど戦争という環境に流されて、暴力に流れる大衆になると思います。
そういう意味では「自分も環境によって暴力的になりえる」と理解していることで、そうならないように気をつけることができるのだと思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
監修者(遠山さん)のオススメ作品
20.命尽きつつある母親と、それを看取る息子
「マザー、サン」
注目ポイント
- 「ファウスト」でヴェネツィア国際映画祭の最高賞を受賞した、アレクサンドル・ソクーロフが監督
こんな人にオススメ
- 親に愛や感謝を伝えることが苦手な人
- まるで絵画のような映像表現が観たい人
監修者のあらすじと見どころ解説
人生が変わってしまう衝撃といっても、人それぞれすぎてとても絞れない。
「ロッキー」でボクシングを始める人もいれば、「天使にラブ・ソングを・・・」を観てゴスペルグループに入る人もいる。
ここでは「映画人生が変わってしまう」極北表現作品を挙げたい。
「太陽」という昭和天皇を描いた作品で知られるロシアの映画監督アレクサンドル・ソクーロフの作品。
死期の近い寝たきりの母親と息子。
登場人物はたった2人。
ストーリーと呼べるようなものはなく、息子が母親を背負って、世界の果てのようなロシアの大地を散歩するだけ。
ほとんど動きのない長回しが多用され、数えるほどの会話だけがある。
全編、くすんだセピアカラーで、特殊レンズによる撮影で画面全体がバイアスに歪んでいる。
映画、と呼ぶにはあまりにも絵画に近接してしまっている。
こんな映画が世界には存在するのかという驚き。
今すぐこの映画を観る
「人生が変わってしまうほどの衝撃が得られる作品 9選」にあなたの観たい映画はありましたか?
次は「思いっきり泣ける作品 9選」をご紹介します。
「思いっきり泣ける作品 9選」に興味がない方は、さらに次の「ラブロマンスでキュンキュンできる作品 9選」をご覧ください。
2.思いっきり泣ける作品 9選
500人のアンケートの中から厳選した作品
21.心に傷を抱えた2人
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」
注目ポイント
- アカデミー賞の9部門にノミネートされ2部門で受賞
- 「エレファント」でカンヌ国際映画祭史上2度目となる、パルム・ドール(最高賞)と監督賞を同時受賞した、ガス・ヴァン・サントが監督
こんな人にオススメ
- 人に心を開くことができず、孤独を感じることが多い人
- 何かあると自分が悪いと考え、いつも自分を責めてしまう人
あらすじ
名門マサチューセッツ工科大学に、どの生徒も解くことができない数学の問題を完璧に回答した清掃員がいた。
その清掃員の名は、ウィル(マット・デイモン)。
ウィルは、過去のトラウマのせいで人とうまく関係を築くことができずにいた。
ケンカをしては鑑別所入りを繰り返し、アルバイトで生計を立てている。
そんなウィルの才能を開花させようと、心理学者のショーン(ロビン・ウィリアムズ)がカウンセリングを担当することになる。
しかし実は、穏やかで優しそうなショーンも心に深い傷を抱えていた。
映画史に刻まれた主演2人の名演が、感涙の嵐を起こす。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
今作の素晴らしさを何倍にも増しているのが、音楽のセンス。
ダニー・エルフマンの劇伴(映画で流れる音楽)も素晴らしいけれど、中でも5曲も挿入されるエリオット・スミスの楽曲が抜群に素敵なのです。
受賞こそ「タイタニック」の「My Heart Will Go On」に持っていかれたものの、アカデミー歌曲賞にもノミネート。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 人は出会いによって成長していき、どんな辛い状況でも自分の意志で前に進んでいくことができるという勇気をもらえる。
人生につまずいたり、悩んだりしたときに観てほしい映画。(30代男性) - 僕は人に心を開くのが苦手なタイプなので、この映画で思いっきり泣いてしまいました。
特に、この人の前なら泣いている姿を見せられる、という人と出会えたウィルは幸せだなと思いました。(20代男性) - 自分の身に起きている不幸のすべてが「自分のせいだ」と考えてしまう、マジメで優しい正確だからこそ、生きづらさを感じている青年。
その生きづらさに反抗するように非行に走ってしまい、他人を傷つけ、自分も傷つけようとしている青年。
そんな青年に対して、ショーンはカウンセリングで、「君は悪くない」と青年を受け入れるシーンでは涙が止まりません。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
22.過去に立ち止まる大人たち、未来を生きる子供たち
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」
注目ポイント
- 映画雑誌・キネマ旬報の「90周年オールタイムベスト」で邦画アニメ部門4位
こんな人にオススメ
- 子供向けのアニメだと思って観る気がなかった人
- 「昔は良かった・・・」「あの頃が懐かしい・・・」と、昔の思い出話が多くなってきた人
あらすじ
しんのすけ(声:矢島晶子)が住む春日部に20世紀を再現したテーマパーク「20世紀博」が作られた。
すると、大人たちはまるで子供のように毎日遊びに行ってしまう。
父・ひろしは会社に行かず、母・みさえは家事をしなくなり、しんのすけが0歳の妹・ひまわりの面倒を見ることに。
どんどん子供に戻っていくひろしとみさえは、ある朝、迎えにきた20世紀博のトラックに乗り込み、しんのすけが呼び止めるのを無視して遊びに行ってしまう。
実は20世紀博を作った人物は「懐かしさ」によって大人を洗脳し、「ある計画」を実行しようとしているのだった・・・。
映画マニアも絶賛する大傑作アニメ映画。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
子供につきあって観てみたら、お父さんお母さんがボロ泣き、というクレヨンしんちゃん劇場版の中でも、多くのファンが最高傑作に挙げる一本。
監督の原恵一作品では「河童のクゥと夏休み」もぜひ。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- クレヨンしんちゃんとは思えないほど感動してしまう作品です。
誰もが持つ「なつかしい」という感情を武器に、大人たちを洗脳してしまう。
悪役の主張は、「言ってることは正しいのかも」と思ってしまうような内容で、だからこそ「それは違う!」と悪に立ち向かっていくしんのすけの姿に感動します。(20代男性) - 一番泣けるのは、精神が子供に戻ったヒロシがしんのすけに自分の靴下のにおいを嗅がされて今までの人生が走馬灯のように思い出されるシーン。
子供のころ父母におぶられて通った畦道を、今度は自分が父親となってしんのすけと自転車で走っている。
子供のままでは味わえなかった今の幸せを噛み締めて涙を流すシーンは何度見ても泣ける。(30代女性) - 今の大人の子供時代を思い出させる感動的なラストシーン。(10代男性)
- しんのすけとケンのやり取りに注目。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
23.絶望的な世界を前向きに生きた、ひとりの女性
「この世界の片隅に」
注目ポイント
- 上映が2年以上続く異例のロングラン作品
- 日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞
- 映画雑誌・キネマ旬報が2016年に発表した「日本映画ベスト・テン」で1位
こんな人にオススメ
- つらく苦しい状況で落ち込んでいる人
- 「火垂るの墓」にさまざまな思いを馳せた人
あらすじ
舞台は第二次世界大戦中の1944年、広島。
広島市で生まれ育った18歳のすず(声:のん)は、いつもぼんやりしていて、しっかり者の兄によく怒られていた。
そんなある日、周作(声:細谷佳正)という男がすずに結婚を申し込む。
すずは呉にある周作の家に嫁ぎ、小姑に怒られてばかりだが、明るい性格と知恵で貧しい日々を乗り切り、のんびりと楽しい生活を送っていた。
しかし、日本の戦況が劣勢になり苦しい生活をしいられる。
そんなすずに、誰もが決して忘れてはならないあの日が・・・。
戦争の悲惨さをすずの強さとたくましさを通して描いた、アニメの戦争映画の新定番。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
日本の漫画史においても最重要作品のひとつであり、傑作という言葉ですら、なお軽く思える「この世界の片隅に」のアニメ化ですが、もし未見であるならば、2019年12月20日に公開予定の長尺版「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」を待ったほうがいいかも知れません。
今作には作品の根幹をなす大変重要なエピソードが省略されており、もちろん今作でもこの先数十年に渡って見続けられるであろう名作と呼ぶになんの躊躇もありませんが、さらに高められる可能性があります。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 戦争は過去の話だとか自分とは関係のない話だとか、ただの歴史でしょ、とか思わないでほしい。
遠い話じゃない。
実際にこの国で起きた事を主人公の目を通して、想像が及ばない細やかなところまでこの作品は教えてくれる。
今を生きるすべての日本人におすすめさせてください。
やさしくて残酷。
ソフトタッチだけれど抉られる。
人間が詰まった一本です。(40代女性) - 第二次世界大戦中の日本が舞台。
港町・呉に嫁いできた主人公すずの目線で描かれるその日常。
描写のきめ細やかさに引き込まれると同時に、余りに理不尽な戦火、焼き尽くされる市民の生活から生々しく伝わる悔しさと悲しさに涙せずにはいられません。(30代女性)
今すぐこの映画を観る
24.のび太が、幼いころに気付かなかったこととは・・・
「おばあちゃんの思い出」
注目ポイント
- 「毎日映画コンクール」でアニメーション映画賞を受賞
こんな人にオススメ
- おばあちゃんの温かい優しさに包み込まれたい人
- 短い時間でもしっかり感動できる作品が観たい人
あらすじ
のび太(声:小原乃梨子)は、ゴミ捨て場に自分のクマのぬいぐるみが捨てられていることに気が付く。
「クマちゃんを捨てるな」と母親に怒るのび太をドラえもん(声:大山のぶ代)は笑うが、実は、そのぬいぐるみは、のび太が3歳の時に亡くなったおばあちゃんからもらった宝物だった。
久しぶりにぬいぐるみを見たのび太は、おばあちゃんに会いたくなってしまう。
のび太はタイムマシンで会いに行こうと考えるが、ドラえもんは小学5年生の姿ではわかってもらえないと反対する。
そこで、姿を見るだけと約束して、2人でタイムマシンに乗った。
おばあちゃんと3歳のわがまま放題の自分が一緒にいる姿を見たのび太は、おばあちゃんの深い愛情に心がゆさぶられ約束を破ってしまう。
そのときのおばあちゃんの反応は・・・誰もが涙するものだった。
大人だからこそ深い感動を覚える心温まる物語。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 子供のときに観るのと、ある程度大人になってから観るのとでは全然感じ方が違うので、この映画を観たことがある人でも、もう一度観ることをオススメします。
子供の頃は「のび太はワガママだなぁ」と他人事のように観ていたのですが、大人になってから見返すと「自分も幼いときはこれくらいワガママだったんだろうなぁ」「自分のおばあちゃんもこんなに愛していてくれたんだろうなぁ」と想像ができるようになりました。
特に祖母が亡くなった今では、感謝の念に堪えません。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
25.恋愛、友愛、家族愛! 「愛」に溢れた大傑作
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」
注目ポイント
- クレヨンしんちゃんシリーズで、初めて映画賞を受賞した作品
- 「文化庁メディア芸術祭」でアニメーション部門の大賞を受賞
こんな人にオススメ
- 笑いながら泣きたい人
- 子供向けのアニメだと思って観る気がなかった人
あらすじ
ある日不思議なことに、野原家の全員が「きれいなお姉さん」が出てくる同じ夢を見る。
その日、しんのすけ(声:矢島晶子)が庭で年代物の黒い箱を見つけると、中にはしんのすけの字でお父さんとお母さんに宛てた手紙が入っていて「おひめさまはちょーびじんだぞ」と書いてあった。
書いた覚えのないこの手紙の「おひめさま」を、夢に出てきたお姉さんだと思ったしんのすけは、「お姫様に会いたい」と強く願い、目を閉じる。
そして目を開けると、戦国時代にタイムスリップしていた!
その時、偶然にも命を狙われていた侍の又兵衛(またべえ)を助けることになる。
又兵衛が命の恩人のしんのすけをお城に連れていくと、そこには、夢で見たおねえさん、廉姫(れんひめ)がいた。
又兵衛は廉姫に想いを寄せているが、身分の違いから伝えられずにいる。
それを察したしんのすけは、子供の純粋な気持ちで仲をとりもとうとするのだった。
その結末は、涙なしには見られない・・・。
笑いあり、涙あり、大人も楽しめるエンターテイメント。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- クレヨンしんちゃんシリーズなのでギャグはもちろんありますが、とても感動した。
何度も観ても最後のほうは泣けてしまう。(20代男性) - 初めからしっかり見るならば全てのシーンがおススメです。
始まりから終わりまで笑いあり感動ありと見逃したらもったいない場面ばかりです。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
26.子供にとって、本当の幸せとは・・・
「gifted/ギフテッド」
注目ポイント
- 「(500)日のサマー」で批評家や映画好きに絶賛された、マーク・ウェブが監督
こんな人にオススメ
- 家族愛を感じて温かい気持ちになりたい人
- どのように育てれば、子供が幸せになってくれるか迷っている人
あらすじ
舞台はフロリダ州。
もうすぐ7歳になるメアリー(マッケナ・グレイス)は母ダイアンを亡くし、母の弟である叔父のフランク(クリス・エヴァンス)と2人で暮らしていた。
メアリーは小学校に上がると、1年生にはとうてい答えられない算数の問題に正解し、天才的な能力をもつ「ギフテッド」であることがわかった。
すると、メアリーの祖母でありフランクの母でもあるイブリンは、メアリーに英才教育を受けさせようとする。
実はイブリンは数学者で、メアリーの母ダイアンのギフテッドを見抜き、最高の教育をほどこして将来を嘱望される天才数学者に育てた。
しかしダイアンは、天才数学者ゆえの悩みから自ら命を絶つ。
そんな姉の苦しみを知っているフランクは、メアリーに普通の子と同じように育って欲しいと願い、イブリンと教育方針について争うようになる。
そして、フランクとイブリンの間には、取り返しのつかない亀裂が生じていく・・・。
子供にとっての幸せとは? 親としての正しいあり方とは? 答えのない問題を投げかける、家族についての物語。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 亡くなった姉が遺した、7歳になる少女。
この子がとにかく可愛いんだけど、その子を育てることになったキャプテン・アメリカと同じ俳優が演じる弟も、どこか心に闇を抱えていてすごく魅力的。
次第に明らかになっていく家族全体が抱える問題と、それに巻き込まれていく少女がかわいそうでかわいそうで。
でも最後の結末には涙を流さずにはいられません。(20代男性) - 主役の女の子がめっちゃ愛おしい。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
27.6歳の娘と、精神年齢が6歳の父
「7番房の奇跡」
注目ポイント
- 韓国のアカデミー賞と呼ばれる「大鐘賞」で12部門にノミネートされ4部門で受賞
- 韓国での観客動員数が1,200万人を超え、韓国映画の中で歴代8位
こんな人にオススメ
- 自分の親や子供のことが大好きでたまらない人
- 裁判やえん罪をテーマにした正義を突き詰める映画が好きな人
あらすじ
韓国で実際に起きた誤認逮捕の事件から着想を得て作られた映画
主人公のヨング(リュ・スンリョン)は、知的障害を抱え精神年齢は6歳程度しかないが、もうじき小学校に入学するしっかり者の6歳の娘イェスン(カル・ソウォン)に支えられながら、ふたりで楽しく暮らしていた。
あるときヨングは、道端で頭から血を流して倒れていた少女を見つけて助けようとする。
しかしすでに女の子は亡くなっていて、助けようとしたヨングが殺人犯として逮捕され、しかも、無実の罪を着せられたまま一審で死刑判決が出てしまう。
収監されたヨングが、イェスンと離れ離れになったことにひどく悲しんでいると、同じ部屋の囚人たちは、ヨングが娘に会えるようにとんでもない計画を実行する。
娘を思う父、父を思う娘、そして、たくさんの人たちの愛の力が、次々と奇跡を起こしていく。
公開当時、韓国での観客動員数が歴代3位の記録となった、泣いて笑えるファンタジーな物語。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- とりあえず泣ける!父と子の絆!世の中の不条理。(10代女性)
- 知的障害を抱えたお父さんと、お父さんを支える6歳の娘、というだけで泣けてくるお話です。
でもこれでお涙頂戴というわけではなく、映画の中では社会の制度への批判の目線や、ただただ報われるだけでないストーリーが、ファンタジーなんだけどリアリティを感じてしまう不思議なバランスになっている傑作です。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
28.どうしても諦められない夢がある
「遠い空の向こうに」
注目ポイント
こんな人にオススメ
- 夢に向かって努力しているが、諦めそうになっている人
- 家族や大切な人と意見がすれ違い、仲違いしている人
あらすじ
NASAに勤務していた技術者、ホーマー・ヒッカムの実話をもとに作られた映画。
舞台は1957年、アメリカの田舎町。
高校生のホーマー(ジェイク・ギレンホール)は、ソ連による人類初の人工衛星打ち上げ成功に衝撃をうけ、いつか必ずロケットを飛ばすことを胸に誓う。
そこでホーマーは、高校生が対象のロケットコンテストに向けて、友人とロケットの開発を始める。
しかし、炭鉱で働くホーマーの父は、仕事を継いで欲しいという想いから、息子の夢を受け入れられずにいた。
それでもホーマーたちはロケット開発を進め、打ち上げにも成功したのだが、近隣の山で火事が起きてしまう。
山火事は、ホーマーが打ち上げたロケットが原因だと追究されることに・・・。
さらに、追い打ちをかけるように、ロケットの夢をあきらめざるを得ない出来事がホーマーに起こってしまう。
夢に向かって努力することの尊さを描いた、感動のヒューマンドラマ
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者の見どころ解説
この作品の監督ジョー・ジョンストンは宮崎駿監督ばりの「飛行シーンの名手」。
ミニロケットの飛び方の迫力がハンパないのはそのせい(笑)。
ジェットパックを背負って空を飛ぶアメコミヒーロー「ロケッティア」や「ジュラシック・パークIII」でのむやみに長いパラグライダー飛行場面や翼竜の姿でその才能を観ることができます。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- ロケットの開発にのめり込んでいく高校生が一歩ずつ前へ進んでいくところが面白い。
夢をみることを軽く見ている人には合わない映画かも。(40代女性) - まだ若いジェイク・ギレンホールがロケット少年を演じる。
ロケットで宇宙に行きたい息子と、地元を大切にする炭鉱マンの父。
「とにかく大事なのは家族なんだな」って思える映画です。
ぶつかり合うが、少年は家族と周りの協力をもらいながら夢を実現させていく。
見終わった後は、感動とも悲しみとも分からない気持ち良い涙で顔がぐしゃぐしゃになっていました。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
監修者(遠山さん)のオススメ作品
29.音楽のことしか考えられなかった男
「5つの銅貨」
注目ポイント
- アカデミー賞の4部門にノミネート
- 「ウエスト・サイド物語」でアカデミー賞撮影賞を受賞した、ダニエル・L・ファップが撮影
こんな人にオススメ
- 家族のために、自分の時間を惜しみなくそそいでいる人
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者のあらすじと見どころ解説
実在のジャズミュージシャン、レッド・ニコルズの伝記的音楽映画。
コルネット奏者として売れっ子になるも、娘の病気のために音楽の道を途中であきらめた男の復活を描く。
あの「聖者の行進」「薔薇色の人生」「この素晴らしき世界」で知られるトランペット奏者でありシンガーでもあるルイ・アームストロングが本人役で出演。
音楽ファンなら全身に鳥肌が立つほどの名言をぶっ放す。
最後はしゃくりあげるレベルの号泣を保証。
音楽って素晴らしい。
今すぐこの映画を観る
「思いっきり泣ける作品 9選」にあなたの観たい映画はありましたか?
次は「ラブロマンスでキュンキュンできる作品 9選」をご紹介します。
「ラブロマンスでキュンキュンできる作品 9選」に興味がない方は、さらに次の「予想もできないどんでん返しが味わえる作品 9選」をご覧ください。
3.ラブロマンスでキュンキュンできる作品 9選
500人のアンケートの中から厳選した作品
30.愛する人との日々を、どのように過ごすべきか?
「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」
注目ポイント
- 「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」のリチャード・カーティスが監督・脚本
こんな人にオススメ
- 家族やパートナーに対して、感情的になってしまう人
- 「あのとき、こうしていれば・・・」とよく考えてしまう人
あらすじ
舞台はイギリスのコーンウォール。
青年ティム(ドーナル・グリーソン)は女性に積極的になれない自分を情けなく思っていた。
そんなティムは21歳になる誕生日に、父親から衝撃の事実を告げられる。
それは、この家に生まれた男は全員タイムトラベルの能力を持っているということだった。
その後、ロンドンで弁護士として働き始めたティムは、偶然出会ったメアリー(レイチェル・マクアダムス)という女性に心を奪われる。
メアリーと付き合うため、タイムトラベルの力に頼るティムだったが、過去を変えられる力は、いいことばかりではなかった・・・。
人生は、思い通りにならない。
だからこそ、「毎日を大切に楽しく生きる」ことに、改めて気づかせてくれる物語。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 恋をしたくなるような、家族や恋人をもっと大切にしようと思える作品なので、主人公が恋愛していくシーンがとてもオススメです。(20代女性)
- 今という時間が尊くて大切だという事を教えてもらえる。(30代女性)
- これまでのタイムリープ(過去を何度もやりなおす)ものの作品では、「絶対に誰かが不幸になってしまう」という悲しい結末の作品が多いと思います。
ですがこの作品は、過去や未来を思い通りに変えられないことに対してネガティブになるのではなく、だからこそ今の時間を大切にしようというすごくポジティブな作品になっています。
タイムトラベルというSF的な要素があるけれど、今の人生を受け入れるというのは、実際にはタイムトラベルができないすべての人にとって大切なことだと教えてもらいました。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
31.人は、仕事と恋で大人になる
「ローマの休日」
注目ポイント
- アカデミー賞の10部門にノミネートされ3部門で受賞
- 「ベン・ハー」でアカデミー賞の史上最多受賞をした、ウィリアム・ワイラーが監督
- オードリー・ヘップバーン初の主演作で、アカデミー主演女優賞を受賞
こんな人にオススメ
- 映画史に残るオードリー・ヘップバーンの美しさを堪能したい人
- 王道の名作を観たい人
- すべてを投げ出して解放感に浸りたい人
あらすじ
第二次大戦から間もないイタリアのローマに、とある国の王女アン(オードリー・ヘップバーン)が表敬訪問をする。
女王であるがために自由はなく、しかも過密スケジュールに疲れ果てたアン。
ある日、彼女は、何もかもが嫌になり滞在していた城を抜け出してしまう。
そのときに偶然出会ったのが、新聞記者のジョー(グレゴリー・ペック)。
ジョーはアンが王女だとわかると、職業をいつわりアンをローマの街に連れ出して「王女の秘密」という大スクープをものにしようとした。
しかし、アンの無邪気な姿、秘めた苦悩を垣間見るうちにジョーの心は揺れ動く。
公開から60年以上経っても観る人を感動させる、まさに不朽の名作。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
プリンセス禁断の恋、という少女マンガ的な物語ではあるものの、つい最近、天皇陛下の譲位を目の当たりにした令和の日本人の目から見ると、皇族、王族と呼ばれるやんごとなき御身分の方々の人生について、思わず考えてしまいます。
様々な人権を奪われた、いわば「煌びやかなる奴隷」とも言える選択肢なき人生の選択に、涙をこらえるのは難しいですね。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- かなり昔の映画ですが、オードリー・ヘップバーンの素晴らしさを知って欲しいので、20代30代ぐらいの女性に観てもらいたいです。
見所は、ローマの町中をデートするシーン。
おすすめのポイントはオードリー・ヘップバーンの表情の豊かさです。(50代男性) - 映画の始めはクッキーとミルクで寝かし付けられる子供のようなオードリー・ヘップバーンが、映画のラストでは凛々しい大人の女性に成長していく。
少女が愛を知って大人の女性に成長していく姿と、王女が自分の仕事を理解して女王となっていく姿が重ねられている。
現代に見ても何も見劣りしない傑作中の傑作だと思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
32.人生をかけて、1人の女性を愛する
「きみに読む物語」
注目ポイント
- 原作小説「きみに読む物語」の発行部数がアメリカで450万部を突破
- アメリカの10代が選ぶティーン・チョイス・アワードで7部門受賞
こんな人にオススメ
- ひとときの恋ではなく、一生続く愛にときめきたい人
- 自分の意思よりも、周りの意見を気にしてしまう人
あらすじ
アメリカのある老夫婦の実話を元に作られた映画。
アルツハイマー病を患い、医療施設で暮らすひとりのおばあさんがいた。
彼女には過去の記憶がほとんどなく、昨日の記憶もおぼつかない。
そんなおばあさんのもとに毎日のようにおじいさんがやってきて、ノートに書かれたある物語をいつも読み聞かせている。
その物語は、1940年のアメリカ南部に住む若い男女が、人生をかけたラブストーリー。
周囲を忘れて愛し合う2人が、身分の違いや戦争に翻弄(ほんろう)されるというものだった。
一体、おじいさんはなぜその物語を読み聞かせているのか・・・。
「本当の愛とは何か?」という全人類の疑問に答える、真実の愛の物語。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 綺麗に描写され特にメインの女性のファッションが素敵。
実際にこの映画の後2人は交際もしたところも。(30代女性) - 婚約者の元に戻ろうとしたアリーにノアが「将来を思い描いてみて、30年後、40年後誰と一緒だ。無難に選ぶな、君はどうしたい?」と言った言葉が胸に響きました。
人に決められた人生なんて面白くない、自分の人生なんだから自分の意思を大切にした方がいいということを思い出させてくれる映画でした。(30代女性)
今すぐこの映画を観る
33.毎日2人は恋に落ちる
「50回目のファースト・キス」
注目ポイント
- ティーン・チョイス・アワードでデートムービー賞を受賞
こんな人にオススメ
- 切ないテーマでも、観たあとには明るい気持ちになりたい人
- 人を愛し続けることに自信がなく、立ち止まっている人
あらすじ
ヘンリー(アダム・サンドラー)は、ある朝カフェでルーシー(ドリュー・バリモア)という女性に出会い、一目惚れをする。
話が盛り上がり意気投合したふたりだったが、翌日もルーシーと会うと昨日のことは何も覚えていなかった。
実はルーシーは事故の後遺症で記憶に障害があり、一晩寝ると昨日のことを忘れてしまうのだった。
それは、2人でどれだけ思い出を作っても、2人の関係が毎朝リセットされるということ。
しかしヘンリーは、それを知っても毎朝ルーシーと「出会い」続ける。
こんなにも重く、美しい愛を、コメディタッチで見事に描ききった大傑作。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
愛、を成立させるのは何なのか? それは「記憶」なしに成り立つのか?
ぜひ今作の逆パターンとも言える、認知症になってしまった妻に忘れ去られていく夫を描いたラブストーリー「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」もご覧になって考えてみてください。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 主人公が記憶を毎日失ってしまう女性を一途に思い続ける純愛にキュンとしました。
少しコメディな部分も有り、クスッと笑ってしまいながらもドキドキしました。
私もこんな風に誰かを一途に思い、思われたいと感じました。(20代女性) - コメディタッチだから気づきにくいけど、実際に自分の立場で考えてみたら非常に重たい話だなと思う。
そんな重たい題材を扱いながら、笑わせ、感動させ、重すぎないという、絶妙なバランスの映画だと思う。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
34.身分を超えた命がけの恋
「タイタニック」
注目ポイント
- アカデミー賞で史上最多の11部門受賞
- 全世界の興行収入が2,300億円を突破し世界歴代3位
- 「アバター」のジェームズ・キャメロンが監督
こんな人にオススメ
- 命がけの恋愛に感動したい人
- 「あの人が自分なんかに振り向くわけがない・・・」とあきらめてしまっている人
- 恋人に裏切られて「真実の愛とはなんだ・・・」と迷走している人
あらすじ
世界最大の海難事故として知られる、豪華客船タイタニック号の沈没事故。
映画の舞台は、タイタニック号が沈没してから84年後の1996年からはじまる。
あの沈没事故から生き残った1人の老婆がいた。
100歳を超えるその老婆は、自身が生き残った理由について静かに語り出す。
彼女が明かしたのは、タイタニック号の中で繰り広げられた、胸を溶かすほど熱く切ない男女の純愛ドラマ。
一体、彼女はどうして生き残ることができたのか?
タイタニック号では何が起きていたのか?
純愛を求めるすべての人の涙腺を崩壊させる、世紀を超えたラブストーリー。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
後半の沈没場面の臨場感、没入感を増すために、ジェームズ・キャメロン監督は、前半に周到に船内構造や事故の全体状況を観客が把握できるように、非常に細かな演出をほどこしています。
後半、思わず作品にのめり込めるように、何をどう積み上げているのか、意識しながら観ると、この監督の凄みがわかってくるはず。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 私自身、恋愛映画に興味がなかったのですが、たまたま鑑賞して、 「映像の壮大さ」「ラストシーンの悲しさ」がとても面白かったので好きな映画の1つになりました。(40代男性)
- 船が沈み始めたとき、脱出用のボートに乗る優先順位が、貧富の差によって決められてしまうところ。
生死を左右する極限の状況の中でも、人間らしさを失わない人がいる一方で、富や名誉に執着し続ける人間の醜さにも直面させられる。(40代女性) - 船首で、ディカプリオがケイト・ウィンスレットを後ろから支えるシーンはすごく記憶に残っています。(40代女性)
- 主人公二人の愛情に引き込まれていたからこそ、最後に、ディカプリオの手が離れるところが涙なくしては見られなかった。
ここまで生き延びられたのに、なんて不条理なんだと思ってしまった。(30代女性) - 主人公の少年が、両想いとはいえ会ったばかりの少女を助けるために自分の命を捨てるところに感動しました。(40代女性)
今すぐこの映画を観る
映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
35.いくつになっても忘れられない、あの1日だけの恋
「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」
注目ポイント
- ベルリン国際映画祭で監督賞を受賞
- 「スクール・オブ・ロック」がテレビドラマ化・舞台化までされた、リチャード・リンクレイターが監督
こんな人にオススメ
- 旅先の運命的な恋に憧れる人
- 「いつか言ってみたい・・・!」と思わせる、男女のオシャレな会話劇が好きな人
- 学生時代を思い出すような、甘酸っぱい恋愛でときめきたい人
あらすじ
フランス人の大学生セリーヌ(ジュリー・デルピー)は、長距離列車でパリへ向かっていた。
そして何気ないことがきっかけで、旅行中のアメリカ人ジェシー(イーサン・ホーク)と会話を始める。
生まれも国籍も異なるが、どこか気が合う2人。
ジェシーは目的地のウィーンにつくと、別れを惜しんでセリーヌにある提案をする。
それは、このまま2人で列車を降りて、明日の朝まで一緒にウィーンを観光すること。
戸惑うセリーヌだったが、ジェシーの熱心な誘いにのり、2人は異国の地で1晩限りのデートをすることに。
はたして、2人の関係は恋愛へと発展するのか・・・。
苦しいほど胸を締め付けられる、若い男女の偶然のラブストーリー。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 旅行先のウィーンでの初対面の男女の会話だけで物語が進んでいく。
言葉の一つ一つが全部宝石みたいにキラキラしてて、とても綺麗な映画です。
1番理想的な男女の出会い方。(20代男性) - 鉄道で偶然出会った若い男女が意気投合し、途中下車して夜明けまで街をデートするだけの話なのですが、2人の会話劇がオシャレできゅんきゅんします。
お互いの真似をして友達に電話をかける振りをするシーンが可愛くて印象に残っています。(20代女性) - 重ねる会話によって、徐々に近づく距離と気持ちを、こちらもドキドキしながら見入ってしまいます。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
36.こんな自分に、幸せな未来はあるのか?
「藍色夏恋」
こんな人にオススメ
- 思春期の繊細な感情に共感したい人
- 誰にも言い出せない秘密を抱え、苦しい思いをしている人
あらすじ
舞台は台北。
女子高生のモン(グイ・ルンメイ)は、親友が水泳部のチャンに書いたラブレターを代わりに渡すことに。
ところが、なぜかラブレターの差出人がモンになっていた。
モンとチャンが付き合うことはなかったが、これをきっかけに二人の距離が縮まっていく。
しかし、いつまでたってもどこかよそよそしいモンに、チャンは真意をたずねた。
するとモンは今まで誰にも明かしたことのない、ある秘密を話しはじめる。
若者たちの切なく苦しい恋に、心が揺さぶられる台湾青春映画の決定版。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
王道の高校生初恋物語を、茶化すことなく、まるで「君の名は。」の新海誠監督が描く世界のように透明な光をあふれさせて、真っ正面から語っています。
いつも無表情で素っ気ないヒロインが、ほんのわずかにみせる笑顔の輝きに、心奪われてしまうことでしょう。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 学生だろうがお年寄りだろうが誰だって人に言えない秘密の1つや2つはある。
その秘密を打ち明けたときに、受け入れてもらえるのか? 自分の世界がどのように変わるのか? 変わらないのか? どんな人も共感して観ることができるストーリーだと思う。(20代男性) - さわやか。
観終わったあと自転車全漕ぎしたくなる。
LGBTQについて取り扱った映画が台湾でそんなになかった時に作られたという点でも重要な作品だと思います。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
37.宇宙人は神様を信じるのか?
「PK」
注目ポイント
- 「きっと、うまくいく」で、「国際インド映画アカデミー賞」の史上最多受賞をした、ラージクマール・ヒラーニが監督
こんな人にオススメ
- 恋愛ストーリーだけではもの足りず、コメディもプラスして楽しみたい人
- 親や友人など、周りの人の言葉でパートナーを信じられなくなってしまった人
- 「人は神様を信じるべきか・・・?」のような哲学的なテーマに興味がある人
あらすじ
地球の調査のためにインドにやってきた宇宙人(アーミル・カーン)は、地球人に宇宙船のリモコンを奪われ、自分の星に帰れなくなってしまう。
見た目は人間に見える宇宙人は、リモコンを探しに街へ出るも、インドの言葉や常識を知らず苦戦する。
街の人たちは宇宙人とは知らず、奇妙な行動を見せる彼をPKと呼び、厄介者として見ていた。
そんなPKに力を貸したのが、テレビ局で働く女性ジャグー。
ジャグーは宗教上の理由で結婚式当日に彼氏にフラれ、ベルギーからインドへ戻ってきていた。
そしてリモコン探しをはじめる2人の前に立ちはだかるのは、またしても宗教という絶対の掟だった。
生きるヒントを与えてくれる、インド映画の大傑作。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
インド映画のことを、ノリと勢いだけと思ったら大間違い。
ハリウッド映画のトップクラス並の高度な脚本で見せるのが本作。
インド映画は幕の内弁当式で、いろいろな要素が入るのでラブロマンスの要素もあるけれど、メインはインドに蔓延るいかがわしい宗教や迷信についての問題提起。
時々はノリと勢いも顔を出すものの(笑)、高度な語り口に確実に泣かされます。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 宇宙人が宗教を見るという非常に挑戦的かつ壮大なテーマの中に、純真な愛情が描かれており、多くの人に見てほしい作品。(20代男性)
- 優れた恋愛映画もたくさんあるけど、もっと大きなテーマをもった映画の中で描かれる恋愛の方が、心に刺さったりすることも多い。
この映画における「信じる」というテーマは、恋愛において相手を信じることと重なっていて、面白いなと思いました。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
監修者(遠山さん)のオススメ作品
38.最期まで愛しぬいた夫の奮闘物語
「ロザンナのために」
注目ポイント
- 「ミスター・ビーン(TVシリーズ)」のポール・ウェイランドが監督
こんな人にオススメ
- ハートフルコメディが観たい人
- 不器用な旦那が妻に尽くす姿にときめきたい人
監修者のあらすじと見どころ解説
病に伏し、死期が近い妻の願いである、村の墓地を確保するために奮闘する男をコミカルに描くラブストーリー。
イタリアの小さな農村に住む夫婦。
妻は死期が近く、その最後の望みは丘にある眺めの美しい墓地に埋葬されること。
だがその墓地に残された場所は残りわずか。
妻の前に誰一人村人を死なせまいと、男は全力で守り始める。
若くして死ぬことが決まっている妻という設定は悲しいが、それゆえに愛の輝きが純化される。
しかもこの映画はあくまでも明るい。
絶望には向かわない。
主演のジャン・レノの男臭く純朴な風貌が、不器用に一生懸命に妻に尽くす姿が心に沁みる。
映像の美しさも特筆すべきところ。
今すぐこの映画を観る
「ラブロマンスでキュンキュンできる作品 9選」にあなたの観たい映画はありましたか?
次は「予想もできないどんでん返しが味わえる作品 9選」をご紹介します。
「予想もできないどんでん返しが味わえる作品 9選」に興味がない方は、さらに次の「思わず心が弾むほど楽しめる作品 9選」をご覧ください。
4.予想もできないどんでん返しが味わえる作品 9選
500人のアンケートの中から厳選した作品
39.どんでん返し映画の元祖として、不動の地位を築いた作品
「スティング」
注目ポイント
- アカデミー賞の10部門にノミネートされた7部門で受賞
こんな人にオススメ
- 映画を観て「自分も騙されたっ・・・!」と興奮したい人
- どんでん返し映画の名作を観たい人
あらすじ
1936年、アメリカ・イリノイ州。
青年フッカー(ロバート・レッドフォード)は詐欺師として生計を立て、師匠のルーサーとは師弟関係を超えた友情を築いていた。
あるときフッカーとルーサーは、ギャングの手下から大金を奪うことに成功する。
しかし、奪ったお金は大物ギャング・ロネガンのもので、2人はギャングに命を狙われることに。
命を狙われていると気付いたフッカーがルーサーのもとへ駆けつけると、すでにルーサーは殺されていた。
復讐に燃えるフッカーは、ロネガンから大金を巻き上げるための一世一代の詐欺をしかける。
大胆で奇想天外な騙しのテクニックが次々と披露される、まさに映画史に刻まれた犯罪トリック映画の大傑作。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
コンゲーム映画(だましだまされ系)の金字塔。
テーマ曲「The Entertainer」も超有名で、レトロな雰囲気で始まるオープニングからめちゃおしゃれ。
これを押さえておいて人に勧めれば、きっと評価があがります。(笑)
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 暴力を使わず、詐欺とイカサマだけで仲間の復讐を果たす大人たちの無邪気な、思わず応援したくなる「悪」がポイントです。(40代男性)
- ポール・ニューマンの熟練の演技。
詐欺集団の悪党をひっかける手口。
最後のどんでん返し、どんでん返しがありますよと聞かされていてもびっくりする落ち。(60代男性) - 最後の最後に大逆転、スカッとする面白い映画。(40代男性)
- 初めて観たときは、何が詐欺でどこから詐欺だったのかよくわからなくなり、すぐ2回目の視聴をはじめました。
頭の中がぐちゃぐちゃになる感覚が好きな人はハマれると思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
40.誰もがこの事件の被害者になりえる
「セブン」
注目ポイント
- 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでアカデミー賞を2回、グラミー賞を3回受賞した、ハワード・ショアが音楽
- 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」で、アカデミー賞の13部門にノミネートされ3部門で受賞した、デヴィッド・フィンチャーが監督
こんな人にオススメ
- 鬱(うつ)映画と呼ばれるほど、心が重くなる話にどっぷり浸りたい人
- グロテスクな描写が好きな人
あらすじ
舞台は、凶悪な犯罪が多発するアメリカの大都市。
気鋭の若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)は、新たな配属先で、ベテラン刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と組むことに。
そして、サマセットの定年退職まであと7日間というところで、猟奇的な連続殺人事件が起こる。
最初の被害者は巨漢の男性で、大量の食べ物を無理やり食べさせられたあとに、腹部を殴られて死亡し、現場には「GLUTTONY(暴食)」の文字が残されていた。
その文字から、ふたりはこの事件が、キリスト教カトリックで罪を誘発する7つの悪しき風習「嫉妬・高慢・怠惰・憤怒・強欲・肉欲・暴食」と関連があることに気づく。
犯人は、一体なにを訴えたかったのか・・・。
ラストは、あまりにも悲痛で、観るものすべての心に刻まれる。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者の見どころ解説
今作で取り上げておきたいのは、オープニング映像(タイトルバック、という言い方をします)を作ったカイル・クーパーという人。
あまりに衝撃的にカッコ良すぎて、このあと世界中でマネされまくったので、いまや新鮮さは失われてしまったかも知れませんが、かつてオットー・プレミンジャーやヒッチコック作品でおしゃれタイトルバックを連発した天才デザイナー、ソール・バス以来の名前を知られた映像クリエイターとなりました。
ゲーム「メタルギア・ソリッド」シリーズの「2」「3」「V」のオープニングもやってます。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 人間の煩悩を描いた映画。
ラストシーン、ブラッド・ピットの涙の演技は圧巻です。(30代女性) - かなり王道ですが、ラストが衝撃的と言えば、この映画が浮かびます。
ラストシーンは衝撃の結末の他に、映像のスタイリッシュさや緊張感の煽りもピカイチで、最後の最後に魅せられます。 - ブラッドピッドの格好良さ。
サスペンススリラーの面白さ。(40代女性) - 残忍な殺人事件と、それを追う刑事2人の間にどんな関係があるのかどきどきしながら見ていました。
そうすると、考えられる中でも最悪の形で2人が巻き込まれてしまいます。
巻き込まれた刑事2人の絶望の演技も素晴らしいですが残虐な殺人鬼を完璧に演じきったケヴィン・スペイシーの演技も素晴らしいです。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
41.この映画にはある秘密があります。
まだ映画を見ていない人には、決して話さないでください
「シックス・センス」
注目ポイント
- アカデミー賞の6部門にノミネート
こんな人にオススメ
- 世界中の人がラストで衝撃を覚えた映画を観たい人
あらすじ
舞台はアメリカのフィラデルフィア。
小児精神科医のマルコム(ブルース・ウィリス)は医師として優れた腕をもち、これまで数々の子供たちを救ってきた。
しかしあるとき、マルコムは幼少時にカウンセリングしたが治せなかった患者に恨まれ、腹部を銃で撃たれてしまう。
患者は目の前で自殺してしまい、マルコムは子供の時に救ってあげられなかったことを悔やみ、医師としての自信をなくしてしまう。
そんなときにやってきた、コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)という少年の患者を治療するうちに、再び医師としての自信を取り戻しはじめる。
しかしコールがもつ問題とは精神病ではなく、コールのある特別な能力だった。
映画史に残る、衝撃のラストシーンは必見。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者の見どころ解説
今作の隠れた魅力のひとつは、日系アメリカ人撮影監督のタク・フジモトの薄闇を描く映像。
果たしてテレビモニターで再現できるかわかりませんが、意識して観れば、その絶妙な美しさに気づけるはず。
「羊たちの沈黙」もこの人の仕事。
僕はこの人の「闇」の描写に強く惹かれます。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- トラウマを抱えた患者を治すはずの精神科医自身がトラウマを抱えていて、患者を治すことが自分のセラピーになっていくという設定がまずおもしろいです。
そして子役の演技の良さも光り、ホラー描写が多々ありますが、映画のおもしろいところはそこではないので、びっくりさせるだけのホラーが苦手な人でも楽しめる作品だと思います。(20代男性) - 妻との不和を抱える精神科医の主人公と「死んだ人間が見える」という少年の交流を描く。
少年と親睦を深めるにつれ、救いを求めている死者の声が本当に聴こえていると知った主人公は、かつて同じことを訴える患者の少年がいたこと、彼の言葉を信じずに精神病と診断したことを思い出す・・・。
終盤に起こるストーリーの反転と真実に、視聴者は驚き、納得し、身震いすること間違いなし。(30代男性) - プライベートがうまくいっていない精神科医の主人公が、幽霊が見える少年と出会い、徐々に少年の心開いていきます。
そして、最後に衝撃の事実が待っており、全ての謎が明かされます。
とても儚い物語です。(20代男性) - 霊が見えると言う少年コール役の子役俳優、ハーレイ・ジョエル・オスメントの演技は素晴らしいです。
そして見所は何と言っても衝撃のラストです。
当時映画館で見た私はビックリし過ぎて泣いてしまった程でした。
もちろん最後までの展開もしっかりしていて、人間ドラマとホラー要素もきちんとありますので、最初から最後までドキドキの展開です。(40代女性)
今すぐこの映画を観る
42.一流鑑定士の目をくもらせるものとは・・・
「鑑定士と顔のない依頼人」
注目ポイント
- イタリア映画の最高の名誉といわれる「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」で4部門受賞
- 「ニュー・シネマ・パラダイス」がカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した、ジュゼッペ・トルナトーレが監督
- 「アンタッチャブル」でグラミー賞を受賞し、アカデミー賞に過去6度ノミネートされた、エンニオ・モリコーネが音楽を担当
こんな人にオススメ
- 映画を観たあとに「つまり、あのシーンはこういうことだったのか・・・!」と考えるのが好きな人
あらすじ
美術鑑定士の老人ヴァージル(ジェフリー・ラッシュ)は、世界中の美術品を扱う一流オークションの競売人を務める美術界の大物。
実は彼は、女性を前にすると気分が悪くなるほど恋愛には奥手なため、秘密の小部屋に女性の肖像画をすき間なく飾り鑑賞することだけが楽しみだった。
ある日ヴァージルは、クレアという女性から電話で仕事の依頼をされる。
約束通りヴァージルはクレアの家へ行くが、なぜか彼女の姿はない。
クレアは代わりに電話をしてきたが、電話越しの様子もおかしかった。
それが何度も続くため、姿を現さない理由を問い詰めていくうちに、クレアの秘密を知ってしまう。
観るものに恐怖さえ与える衝撃のラストは必見。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品で、美しい映像と音楽が映画の格を高めている秀作ですが、いわゆる「どんでん返し」の騙される爽快感はなく、ん? ん? と考え込むタイプの作品です。
同じトルナトーレ作品なら「記憶の扉」のほうが、素直にええーっという驚きがあると思います。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- ストーリーがよくできていると思います。
人との関わり(特に女性)がうまくない中年男性が変化していくという物語の最後がこれか! とびっくりしました。
とても見応えのある映画です。(30代女性) - わたしも見る前はてっきりラブストーリーだと思っていました。
ラストシーン目前にどんでん返しが起きてかなりびっくりしました。
今までの伏線を回収するようにもう一度みたくなります。(20代女性) - やるせない気持ちになりたい方、詐欺にあいたい方にお勧めします。(30代女性)
今すぐこの映画を観る
43.退屈な世の中になったのは、一体だれのせいなのか!?
「ファイト・クラブ」
注目ポイント
- 映画雑誌・エンパイアの「最高の映画キャラクター100人」でブラッド・ピット演じるタイラーが1位
- 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」で、アカデミー賞の13部門にノミネートされ3部門で受賞した、デヴィッド・フィンチャーが監督
こんな人にオススメ
- 日々モヤモヤ、ストレスを感じている人
- 現代社会に不満を持っている人
あらすじ
仕事に追われ、不眠症に悩まされ、退屈な毎日を送る主人公の「僕(エドワード・ノートン)」の前に、タイラー(ブラッド・ピット)と名乗る謎の男が現れて奇妙な提案をする。
「おれを殴れ」
殴り合うことで生きていることを実感する楽しみを覚えた僕は、タイラーとふたりで謎の秘密組織「ファイト・クラブ」を立ち上げる。
「ファイト・クラブ」には、日々の退屈や不満を抱えた人々が集まり、殴り合うことで熱狂した。
僕とタイラーは息が合い、楽しい日々を送っていたが、一人の女性が現れたことでふたりの関係は複雑化していく。
そしてタイラーとファイト・クラブのメンバーは、不満を蹴散らすかのように刺激を求め、活動がエスカレートするうちに、テロリスト集団へと化していく。
そもそも僕が求めていたのは、一体なんだったのか・・・。
奇妙な始まりから行き着くその先に何があるのか?
終盤に向けてスリリングに加速する物語と、結末に待つ裏切りに愕然とする!
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 主人公である「タイラーダーデン」が語るシーンがあります。
そのシーンで、彼は「人間の価値は財布の中身じゃない」「職業じゃない」そんな風に語るシーンがたまりませんでした。
私の人生を変えた1作です。(30代男性) - 平凡な生活を送る主人公が夜な夜な男たちが殴り合うファイト・クラブに入り普段の行動や言動が変わっていく様が描かれてるのですが、ネタバレを避けるためにはこれぐらいの事しか書けないのが残念です。
是非ご覧ください。(30代男性) - 主人公がどのように変化していくかを注意深く見ていくとおもしろいと思います。
人の心理に深く入っていく感覚が見どころです。(40代女性) - ブラット・ピットがとにかくかっこいい。
でも、主役のエドワード・ノートンも、見ているうちにどんどんかっこよくなっていく。
常識にとらわれない生き方を見つけだしていく様子が予想外の展開で結末する。(50代男性) - ジャックとタイラーの関係性についてはっきりするくだりは、鳥肌物です。
また、血だらけボロボロのエドワード・ノートンがクセになります。(30代女性)
今すぐこの映画を観る
映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
44.愛はときに、狂気の沙汰へ
「清作の妻」
注目ポイント
- 映画「事件」で日本アカデミー賞の脚本賞を受賞した、新藤兼人が脚本
こんな人にオススメ
- 人間の本性が出るようなドロっとした恋愛映画が好みの人
あらすじ
舞台は1900年前後、日本のある村。
主人公のお兼(若尾文子)は両親の生活費を稼ぐため、60歳を超える老人に囲われていた。
その老人が亡くなり、お兼の父も亡くなると、母と2人で昔暮らしていた田舎の村に引っ越すことになる。
その村ではお兼の過去が知れ渡っていて、村人たちからのけ者にされるが、母の死をきっかけに唯一仲を深めた相手がいた。
その相手とは、日清戦争で手柄を立てた村の英雄の清作(田村高廣)で、お兼はやっと女性としての幸せを手にしたのだった。
しかし、清作に日露戦争の招集の知らせがくると、お兼は幸せを奪われまいと、自らのエゴからまさに狂気の沙汰といえる行動に出る。
狂気の愛が描くドラマは、背筋が凍る愛の名作。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- なんて陳腐なタイトルだと思っていたら、見終わったら、このタイトルしかありえない。
究極の愛は、あまりに衝撃。(20代女性) - 愛には無償の愛とかあるけど、この映画で描かれる愛はそんなキレイなものではない。
人間の嫌な部分をこれでもかと見せつけられるが、普通のラブロマンス映画で描かれるものがウソっぽいと感じる人にとっては、この映画の愛こそが現実の愛なんだと感じられると思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
45.これからの世代を生きる人たちに、託したいこととは・・・
「グラン・トリノ」
注目ポイント
- アカデミー賞の作品賞を2度受賞したクリント・イーストウッドが監督
- 映画雑誌・キネマ旬報が2009年に発表した「外国映画ベスト・テン」で1位
こんな人にオススメ
- 年齢を超えた友情に胸が熱くなる人
- 「昔は良かった」「あの頃が懐かしい」と、昔の思い出話が多くなってきた人
あらすじ
舞台は、アメリカ・デトロイト。
朝鮮戦争に従軍した過去があり自動車工として50年勤め上げたアメリカ人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、筋金入りの頑固さで息子や孫たちに嫌われていた。
最愛の妻を亡くしてからは、限られた友人に悪態をつくくらいで、孤独な生活を送っている。
そして、近年、急速に増えてきたアジア系の移民に偏見を持ち、彼らを疎ましく思っていた。
ある日アジア系のモン族のギャングたちが、ウォルトの隣の家に住むモン族の少年タオをそそのかし、ウォルトが大事にしている自動車グラン・トリノを盗もうとする。
ウォルトはギャングたちに銃を向け追い払うと、翌日、タオとその家族が謝りにやってきた。
これを機にウォルトはタオとその家族たちと交流をもつようになり、ウォルトは気の弱いタオを一人前の男へと変えていくことに。
タオの成長を喜び、それが生きがいとなっていったウォルトには、命をかけてタオに教えたいものがあった。
ウォルトが異人種に偏見を持っていたように、現代のアメリカ社会の問題を投影した、人種を超えた泣けるヒューマンドラマ。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
本作をどんでん返し作品としてピックアップするというのはちょっとよくわかりませんが、作品は大変素晴らしいです。
俳優としての最後の作品との宣言(のちに「運び屋」で復活しますが)にふさわしい、老いた男の遺書のような、可笑しく哀しく美しく、心温まる作品です。
ぜひ観ていただきたいことは確か。
素直に有名などんでん返し作品も紹介しておきましょう。
「悪魔のような女(1955)」「真実の行方」「ユージュアル・サスペクツ」・・・まだまだたくさんありますが、この3本は期待に応えられることでしょう。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- ラストで今までの話が真っ逆さまにひっくり返るような映画ではありません。
ですが、ウォルトがタオとの交流を通して次第に変わっていき、ラストでの決意は納得でもあり驚きでもあり感動でもある気がします。
また、後半で、暗い部屋でぽつんと1人タバコを吸うウォルトに光がさしているシーンはものすごく美しい映像で、ぜひ注目してほしいです。(20代男性) - 公開当時はイーストウッドがこうやって落とし前をつけるなんて…という意外性がありました。
ある意味イーストウッドのキャリアを賭けたどんでん返しと言えるのかも…言えないか。(30代男性)
今すぐこの映画を観る
46.何があっても子供を愛し続ける、母の愛
「灼熱の魂」
注目ポイント
- アカデミー賞の外国語映画部門にノミネート
- 「メッセージ」で、アカデミー賞の9部門にノミネートされ1部門で受賞した、ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督
こんな人にオススメ
- 誰にも言えない秘密を、すべて明らかにするか悩んでいる人
- 観たあともしばらく引きずってしまうような、つらく重たい話に浸りたい人
あらすじ
カナダのケベック州で、中東系カナダ人の母親ナワル(ルブナ・アザバル)と、双子の兄妹が3人で暮らしていた。
ナワルはいつも世間から距離を取り、子供にさえも心を開くことがない、ひどく内向的な人物だった。
あるときナワルが突然亡くなり、兄妹はナワルの遺言を受け取る。
遺言には、2人が知らなかった父と兄の、それぞれに宛てた2通の手紙が入っていた。
娘のジャンヌは父への手紙を、息子のシモンは兄への手紙を渡すため、母の故郷の中東で、母の人生を辿ることになる。
次第に明らかになっていくナワルの人生は、耐え難いほど痛ましく残酷なものだった。
観るものすべての心に刻まれる、ヒューマンミステリーの大傑作。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- こんなにもむごい話があるのかと、映画を観た日は夜寝られませんでした。
母の愛は深いというけれど、ここまで深いと心配になるレベル。
でも母と子の関係は最初から2人だけの特別な世界、他の母と子じゃ全くルールが異なる世界。
一生のトラウマになるようなつらい経験をした母と子が作り上げた特殊な世界は、一見の価値があると思います。(20代男性) - ヒッと声が出た。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
監修者(遠山さん)のオススメ作品
47.つらい現実を生きるために必要なもの
「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
注目ポイント
- アカデミー賞の11部門にノミネートされ4部門で受賞
- ヴェネツィア国際映画祭で2度最高賞を受賞した、アン・リーが監督
こんな人にオススメ
- 映画を観ることやマンガを読むことは、人生にとって意味が無いと思っている人
- 息をのむほど美しいCG映像が観たい人
予告編・プレビュー
監修者のあらすじと見どころ解説
貨物船が事故で遭難、小さな救命ボートで荷のひとつだったベンガルトラと漂流することになった少年パイの227日。
この設定からして奇想天外だが、漂流の日々も幻想的。
セレクションテーマからしてすでに若干ネタバレゆえに、これ以上は語らないでおく。
なるべく前情報なしでご覧になるべきだ。
2012年度の第85回米アカデミー賞で監督賞を含む最多4部門を受賞した「物語の力」を主題とした傑作。
今すぐこの映画を観る
「予想もできないどんでん返しが味わえる作品 9選」にあなたの観たい映画はありましたか?
次は「思わず心が弾むほど楽しめる作品 9選」をご紹介します。
「思わず心が弾むほど楽しめる作品 9選」に興味がない方は、さらに次の「血の気が引くような恐怖でゾクゾクできる作品 9選」をご覧ください。
5.思わず心が弾むほど楽しめる作品 9選
500人のアンケートの中から厳選した作品
48.上流階級のマナーを身につけて、大きなチャンスをつかむ
「キングスマン」
こんな人にオススメ
- 不謹慎ギリギリのブラックユーモアを楽しめる人
- ハイテクなスパイグッズに男のロマンを感じる人
あらすじ
ロンドンに住む青年エグジー(タロン・エガートン)は、幼い頃に父を亡くし、母と義理の父と暮らしている。
義理の父はたびたび母に暴力をふるっていたが、エグジーはそれを止められず、鬱屈(うっくつ)した日々を過ごしていた。
ある日、そんなエグジーのもとに、ハリー(コリン・ファース)という男が現れる。
ハリーは世界の難事件やテロを解決するスパイ組織「キングスマン」のメンバーで、ある理由からエグジーをスカウトしにきたのだった!
人生をあきらめかけていたエグジーは、突如訪れたチャンスをつかむため、立ち上がる。
スタイリッシュさと、不謹慎ギリギリのブラックユーモアが冴える、スパイ映画の復活と名高い傑作。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
「007」へのオマージュ&パロディとして、イギリスのデザインや仕草やシニカルさというカッコよさに、ブラックなジョークをプラスして、スパイアクション好き男子にも、イギリス好き女子にも愛されたヒット作。
スピーディーなアクション演出がキレッキレで超気持ちいい。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 英国紳士がもしもスパイ活動をしていたらという、今までありそうでなかった設定がカッチリとハマった映画です。
ビシッとスーツを着て敵と戦う、世界一かっこいい紳士を毎秒楽しむことが出来ます。
アクションシーンに使われている音楽も魅力的で、思わずリズムに乗りながら楽しめる映画です。(20代女性) - アクションシーンはとてもかっこよくておすすめです。
主人公のエグジーが成長してゆく姿も良いです。(30代女性) - 教会のシーンとラストのシーンでは、本当はものすごい残酷なことが行われているのに笑ってしまう。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
49.時代とともに家族のあり方は変化する
「インクレディブル・ファミリー」
118分 | アニメ/アクション/SF |
主演:イラスティガール(声:黒木瞳)/Mr.インクレディブル(声:三浦友和)
注目ポイント
- 世界の興行収入が1,300億円を突破し、アニメ映画の中では歴代3位
- 「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」「レミーのおいしいレストラン」のブラッド・バードが監督
- アカデミー賞・グラミー賞・エミー賞を受賞したマイケル・ジアッチーノが音楽
こんな人にオススメ
- 仕事、家庭といった男女の役割分担に漠然と疑問を感じている人
- 転職や結婚をして、今までと違う生き方をすることになった人
- アニメーションだから表現できる派手なアクションシーンにドキドキしたい人
あらすじ
シリーズ2作品中の第2作目。
1作目では、世界の平和を守るスーパーヒーローたちは、ヒーロー活動のときに建物を壊すなどして世間から批判され、政府はヒーロー活動を法律で禁じてしまう。
しかし家族全員がスーパーヒーローのMr.インクレディブル(声:三浦友和)一家は、人々を救うため悪者と戦い世界の平和を守り続けていた。
あるとき、スーパーヒーローの大ファンだと名乗る実業家ウィンストンから、Mr.インクレディブルの妻イラスティガール(声:黒木瞳)宛てに手紙が来る。
その内容は、ヒーロー活動を禁じる法律を無くすために、スーパーヒーローのイメージアップに協力してほしいという依頼だった。
依頼をうけたイラスティガールだったが、任務中に謎の敵の罠にハマってしまう。
さらに、妻を助けようとしたMr.インクレディブルもミイラ取りがミイラに・・・!?
ふたりを助けるために立ち上がったのは・・・、子供たち!
スーパーヒーロー一家を通して、どこの家庭にも通じるテーマを描いた、ピクサーが贈る大人気アニメーション。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 家族の絆、無償の友情、姉弟の結束、兄妹の反骨。
社会もしっかり描く大人向けアニメーションでもあり子供も楽しめる。
1よりスピード感が更に増してダイナミック!
ジャックジャックの破壊的な可愛さ! 憧れのスーパー家族!(30代女性) - 世界を救うヒーローたちが、ヒーロー活動の最中に街を破壊してしまうことに、市民が抗議してヒーロー活動が禁止になった世界、という世界観がまずおもしろい。
多分アメコミからの影響がかなり強くあると思うので、アメコミ好きな人ならもっと楽しめるのかも。
スーパーヒーローとしてのストーリーよりも、1人の人間として、家族の一員としてどのように生きるかという点に焦点が当てられているのもおもしろい。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
50.抑圧された世界の息苦しさを殴り倒す爽快感
「レディ・プレイヤー1」
注目ポイント
- スーパーマンやガンダム、ソニックやマインクラフトなど、総勢50以上の映画やゲームのキャラクターが登場
- 「最も偉大な現役映画監督」と呼び声の高いスティーヴン・スピルバーグが監督
こんな人にオススメ
- ドキドキ、ワクワクのVRの世界に胸を踊らせたい人
- 退廃的に描かれた未来の描写を楽しみたい人
あらすじ
2045年のスラム街に生きる17歳の少年ウェイド(タイ・シェリダン)の心の拠り所、それはVRの仮想空間「OASIS(オアシス)」だった。
OASISは、ボクシングのチャンピオンにもNo.1レーサーにもなれる壮大な世界だが、誰もが求めてなお手に入れられていないのが、OASIS開発者がゲーム内に隠したあるアイテム(イースターエッグ)だった。
開発者はなぜ、そのアイテムを隠したのか?
複雑なトリックで隠したアイテムを見つける鍵は、ウェイドが築いた仲間たちとの熱い友情・努力・知恵の結集だった。
しかし、やっと手に入れたそのアイテムは、現実世界を混乱へと招く、火種となるのだった。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- もうずっと前のめり。
テーマパークに来たような体感! スピルバーグの映画への愛も感じられる! 最高です!(10代女性) - アバターを作ってゲームの世界に入り、謎を解いてアイテムを手に入れたり、現実で報酬を貰えたり、ゲームの世界を楽しめるところです。
ガンダムや日本のキャラクターが出てくるシーン、戦闘シーンはわくわくしました。(40代女性) - 正直いってCG満載のCG映画です。
CG多様の映画が好みではありませんでしたが機会があったため観てみると裏切られました。
良い意味で。
多くの隠れキャラが登場します。
ホラー映画の傑作も登場しニヤニヤものでした。
今まで映画を観て来なかった人でも、子供でも楽しめる映画ですが、今まで映画を多く観て来た人にとってはニヤニヤポイントが散りばめられていてより一層楽しめる映画です。(40代女性) - 開始と共に流れるヴァンへイレンの「jump!」でいきなり『この映画はこういうノリで行くよ!ついてきてね!』というメッセージが伝わってきます。
そのノリでついて行って下さい。
金田のバイクとかガンダムとかメカゴジラとかフックする箇所は一杯ありますが、その全てがメインストーリーに関係しないです。
メインストーリーは基本的なボーイミーツガール物なので、ヒロインと仲間達と一緒に冒険したい人に超オススメです。(30代男性)
今すぐこの映画を観る
51.タイムトラベル映画の金字塔
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
注目ポイント
- アカデミー賞の3部門にノミネートされ音響効果編集賞を受賞
- 「最も偉大な現役映画監督」と呼び声の高いスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮
- 「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロバート・ゼメキスが監督
こんな人にオススメ
- タイムトラベルを軸にした、みんなが楽しめる王道作品を観たい人
あらすじ
1985年のカリフォルニアで、天才発明家のドク(クリストファー・ロイド)が、自動車型のタイムマシン開発に成功する。
タイムトラベル実験を手伝うことになった、親友で高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)は、操作を誤って30年前の1955年に行ってしまう。
1985年にもどろうとするマーティだったが、30年のタイムトラベルによって、なんと、燃料のプルトニウムを使い果たしてしまっていた!
どうやって1985年にもどろうかと困り果てたマーティは、30年前の世界で、思いもよらない人々と出会うことになる。
今もオーケストラ付きの上映会が行われるほど愛されている、大人気作品。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
タイムトラベルものとしてのSF設定の意外な細かさ、登場ガジェットや美術のセンスの良さ、コメディとしての可笑しさ、アクション映画としての緊張感と迫力、恋愛映画としてのロマンティック、一度聴いたら生涯耳に残り続ける音楽と、エンターテイメントの要素のすべてがハイクオリティで結実している奇跡のシリーズ。
3本ともメチャクチャ面白いという凄み。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- こんなに夢とときめき、ワクワクを与えつづけてくれる映画は、これしかありません! 何度見ても、最高!!!!(20代女性)
- とにかく主役のマーティが、かっこいい!
そして発明家のドクをはじめとして、キャラクターそれぞれが魅力的です。
終始、ワクワク・どきどき・ハラハラし、映画に引き込まれるとはこういうことか! と思わされる作品です。(20代女性) - 主人公がタイムスリップして過去に行く中、50年、60年代雰囲気が楽しめる。
マイケル・J・フォックスの歌うシーンもかっこよくておすすめ。(30代女性) - 主人公が過去で行った事が細かいことも含めて全てが未来に良い影響を与えること。
また、現代で取得している情報が、過去に行ってコミカルに確認できていくところも面白い。(40代男性) - 言わずとしれた名作ですが、ストーリーも緩急あってとても楽しいし、伏線もきっちり回収されて気持ちいい。キャラクターも魅力的。どうなるのか、はらはら・どきどきしながら見ることができます。何度観ても楽しい。(40代女性)
- シリーズ化された映画の第1作目の作品であり、代表作です。
タイムマシンで若かりし頃の両親と出会い、なんとか二人を結ばせようと七転八倒。
テンポが良くとにかく最後まで飽きずに見れる映画です。(50代男性) - かなり古い作品なのに、未来として描かれたものの一部が今の現実に実現したものがあるということです。
過去に飛んでしまう主人公が自分のせいで両親の未来が変わり、果ては自分の未来も危ういという状況を必死に変えていく姿が楽しめました。(40代女性)
今すぐこの映画を観る
52.子供時代のワクワク感を思い出す
「となりのトトロ」
注目ポイント
- アニメ史上4作目となるDVDの売上が100万枚を突破した作品
- 映画雑誌・キネマ旬報が1988年に発表した「日本映画ベストテン」で1位
- 宮崎駿の監督作品
こんな人にオススメ
- アニメーションで描かれる不思議な生き物たちにわくわくしたい人
- 人と人との距離が近い田舎の暮らしに、ほっこりしたい人
あらすじ
12歳の少女サツキ(声:日高のり子)と5歳の妹メイ(声:坂本千夏)は、お母さんが療養している病院がある田舎町に、お父さんと3人で引っ越す。
お母さんと一緒に暮らせない寂しさを抱えながらも、サツキとメイは心配をかけないよう、無理をして気丈にふるまっていた。
それでもお母さんがいない不安で押しつぶされそうなとき、2人の前に不思議な生き物が現れる。
もふもふした毛でおおわれた大きな体と、ピンと立った長い耳をもつ、ミミズクのような見た目の生き物。
サツキとメイはこの生き物の優しさにつつまれ、お母さんのいない寂しさや不安と立ち向かっていく。
大人から子供まで心が癒やされる、不朽のファンタジーアニメ。
監修者の見どころ解説
日本中のほぼ全員が知っている映画に今さらコメントすることは何もありませんが、トトロのデザインの原型となった「パンダコパンダ」は観てない方もいるはず。
高畑勲監督作品で、宮崎駿さんが原画・原案・脚本・画面設定を担当。
こっちも心が弾むったらありません。
主題歌も最高。
さらに大人が観ると、主人公ミミちゃんのけなげさにボロ泣き。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- トトロはもちろんネコバスという一度は乗ってみたい不思議なキャラクターが登場するシーンは興味津々です。(40代男性)
- メイちゃんが、最初にトトロにであった場面。
トトロと一緒に眠ってしまう場面に、何度みても癒されます。
ネコバスが、メイとさつきを迎えに来た時の躍動感も大好きです。(40代女性) - 猫バスが来るところでしょう。
かんたのおばあちゃんはみんな、自分のおばあちゃんに似てるところあると思う。
いい味出してる。(30代女性) - 言わずと知れた傑作です。
インターネットで調べると、となりのトトロ制作秘話の裏側、ストーリーの背景にまつわる都市伝説などもあっておもしろいです。(30代女性) - 子供が話すありえない出来事を、父親がちゃんと受け入れたところです。(40代女性)
今すぐこの映画を観る
映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
53.悪党が正義のために駆け回る
「ブルース・ブラザース」
注目ポイント
- アメリカの最長寿番組の1つである「サタデー・ナイト・ライブ」出身バンドが主演
- ホラーコメディ「狼男アメリカン 」がカルト的な人気を誇った、ジョン・ランディスが監督
こんな人にオススメ
- 「音楽って素晴らしい・・・!」と思わせてくれる作品が観たい人
- 難しいストーリーの作品よりも、頭を空っぽにして楽しめる作品が観たい人
- R&Bやソウルミュージックが好きな人
あらすじ
舞台はアメリカ・シカゴ。
強盗で収監されていたジェイク(ジョン・ベルーシ)は仮出所すると、幼い自分を育ててくれた孤児院に出所の挨拶をしに行く。
ところが行ってみると、なんと、孤児院が資金難で差し押さえられそうになっていた!
なんとかして孤児院を救いたいジェイクは、たまたま行われていた教会の礼拝に参加すると、突然、神からの啓示を受ける。
その内容とは、なんと、バンドを結成することだった!
バンドを結成しようとはちゃめちゃに突き進むジェイクのせいで、シカゴは大混乱に見舞われる・・・。
世界中でヒットを飛ばした伝説のミュージカルコメディ。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者の見どころ解説
映画史上、最もゴキゲンな映画と断言したい。
映画の出来不出来という以前に、R&B、ソウルミュージック好きにとっては、今は亡き神様級レジェンドアーティストたちが三十三間堂のごとく出演している、貴重にもほどがある映像ゆえ、神棚にディスクを飾って伏して拝むレベル。
楽しすぎて、ありがたすぎて、涙があふれます。
ソウルミュージックを愛してきて良かった。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 豪華なキャストと、気が付けば口ずさみたくなる、ナイスな音楽の数々。
夜中に観たら1人で踊り出してしまうかもしれない。
映画って、音楽って素晴らしいと思える作品。(20代男性) - 映画史上の名作と聞いたので大学生の頃に鑑賞しました。
コメディのところはドリフみたいな古き良きコメディのような感じで、それはそれで面白かったです。
ただ、この映画はどちらかというと音楽がメインの作品だと思います。
音楽に疎い人でも絶対に聞いたことある曲とかかかるので、音楽に興味ない人でも音楽の楽しさが感じられる作品だと思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
54.これまでのシリーズを一新し、さらに魅力的になったジェームズ・ボンド
「007 カジノ・ロワイヤル(2006)」
こんな人にオススメ
- 「1,500万ドルをかけたポーカーの勝負」と聞いてワクワクする人
- 007シリーズに興味はあるけど、何から観ていいかわからない人
あらすじ
50年以上続くシリーズ映画の金字塔「007」のリブート(シリーズを新たに一から作りなおす)作品で、「007」シリーズの始まりを描く。
イギリスの諜報機関MI6に所属するボンド(ダニエル・クレイグ)は、スパイチーム「00セクション」に加入する条件「2人の人間を殺すこと」を満たし、ライセンスナンバー「007」を手にする。
ボンドの初任務は、世界で最も掛け率の高いポーカーゲームで、巨大テロ組織と組む闇の投資家ル・シッフルに勝ち、高額な活動資金がテロ組織に渡るのを阻止することだった。
ル・シッフルによってカクテルに毒を盛られたボンドは、絶体絶命の危機に・・・!
そこへ現れたのが、ヴェスパー(エヴァ・グリーン)というひとりの女性。
「007」シリーズで、ボンドが冷酷非常で誰も愛さなくなった理由が明らかになる!
今までのスリリングなストーリーに加えてこれまでになかった派手なアクションが盛り込まれ、「007」を一新したと称賛された話題作。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 007シリーズはすごく古い映画の印象であまり興味がなかったのですが、この作品を観てから007シリーズが好きになり、ダニエル・クレイグ以外の古い007シリーズも観るようになりました。
ジェームズ・ボンドのことをあまり知らない人は、ボンドが悪と戦いながら世界を駆け回り、その各地で美女と一夜をともにしながらも、美女たちに冷酷なことを知っておいたほうが、カジノ・ロワイヤルをもっと楽しめると思います。(20代男性) - ダニエル・クレイグがアクションもラブシーンも最高にカッコイイ。(50代女性)
今すぐこの映画を観る
55.自分の人生は、自分でつかみ取る
「塔の上のラプンツェル」
注目ポイント
- アカデミー賞の歌曲賞にノミネート
- 「ズートピア」でアカデミー賞・長編アニメ映画賞を受賞した、バイロン・ハワードが監督
こんな人にオススメ
- 自分の意思よりも、親や周りの意見を優先してしまう自分を卒業したいと思っている人
- もう1歩を踏み出す勇気が欲しい人
あらすじ
ある王国に、自分の身長の何倍も長く、美しい髪をもつラプンツェル(声:中川翔子)という少女がいた。
育ての親の言いつけを守り、森の奥深くにある塔の中から出たことがない。
そんなラプンツェルは、毎年誕生日の夜に遠くの空に浮かぶ、無数の灯りの正体がずっと気になっていた。
18歳になる誕生日の前日、大泥棒フリンがお城からティアラを盗み、塔の中へ逃げ込んでくる。
そこで、ラプンツェルはフリンに、無事に逃がす代わりに、あの灯りのもとへ案内してほしいと話を持ち掛けた。
初めて知る外の世界に、ラプンツェルは胸を躍らせる。
そして、自分の生い立ちを知ることに・・・。
ディズニーが贈る、大人から子供まで心が弾む傑作ファンタジーアニメ。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
日本ではちょうど公開前日に311東日本大震災が発生し、映画を観ている場合じゃない方が多数いらっしゃったこともあって、大きなヒットというわけにはいきませんでしたが、これはとてつもない大ヒットとなった「アナと雪の女王」に匹敵する傑作でしょう。
ディズニープリンセス映画として初の3D作品で、随所に3Dで観られることを前提とした絵作りが観られるので、意識して観ると面白いですよ。
例えば塔の全体を真正面から捉える、のっぺりとした構図の画が出てきて、なんでこんな風にしたんだろうと思うかも知れませんが、3Dで観れば塔はそもそも飛び出しているから、ナナメ構図や影を描いて立体的にさせる必要がないのです。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- ストーリーもキャラクターもとても面白い。
そして中々笑える。(10代女性) - まず、映画の中に出てくる歌がどれもとっても素敵です。
明るい曲が多く、主人公のラプンツェルの明るい性格やポジティブな思考、新しい世界に踏み出すワクワクした気持ちが歌と良く合っていて素晴らしいです。
とくに好きなシーンはフリンとラプンツェルが二人でボートに乗ってたくさんの灯りを見ながら歌っているところです。
歌が素敵だし、二人の雰囲気がグッと近付く場面なのでドキドキします。(30代女性) - 私は男なので、ディズニープリンセスの映画に全然興味がなかったのですが、彼女とたまたま観ることになったらおもしろさにビックリしました。
絵がキレイ、歌が良いなどありますが、ストーリー自体がとても良くできていて、飽きさせないところがさすがディズニー映画だなと感じました。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
監修者(遠山さん)のオススメ作品
56.どんな恋愛だって素晴らしい
「世界中がアイ・ラブ・ユー」
注目ポイント
- アカデミー賞に史上最多の24回ノミネートされたウディ・アレンが監督
- ハリウッドを代表する超豪華キャスト達が共演
こんな人にオススメ
- 恋愛に疲れ、恋をすることから距離を取っている人
- 美しい歌と踊り、ヨーロッパの景色にうっとりしたい人
予告編・プレビュー
監修者のあらすじと見どころ解説
ジュリア・ロバーツ、ドリュー・バリモア、ゴールディ・ホーン、ナタリー・ポートマン、エドワード・ノートン、ティム・ロス、ルーカス・ハースなど目もくらむような豪華キャストによる、ハッピー&ハッピーなミュージカル。
監督・脚本・出演は天才ウディ・アレン。
御大も歌います。
ニューヨークの超金持ち一家の娘や母の恋愛模様をコミカルに歌にのせて描く。
舞台はニューヨークだけでなく、ヴェネチア、パリと、思わずため息の美貌都市。
新曲ではなく、懐かしのハリウッドミュージカル曲を俳優自身に歌わせるのが幸福度を大幅アップ。
笑って笑って、うっとりして、切なくて泣いて、筆者は当時あまりの感動の深さに、劇場の灯りがついてもしばらく席から立てなかった思い出。
今すぐこの映画を観る
「思わず心が弾むほど楽しめる作品 9選」にあなたの観たい映画はありましたか?
次は「血の気が引くような恐怖でゾクゾクできる作品 9選」をご紹介します。
「血の気が引くような恐怖でゾクゾクできる作品 9選」に興味がない方は、さらに次の「圧倒的な世界観にワクワクできる作品 9選」をご覧ください。
- 注意
- 「血の気が引くような恐怖でゾクゾクできる作品 9選」では主にホラー・サスペンス映画の紹介をしています。
DVDのパッケージ画像や予告編の画像も観たくないという方は、ご注意ください。
6.血の気が引くような恐怖でゾクゾクできる作品 9選
500人のアンケートの中から厳選した作品
57.サイコサスペンスの基礎となった歴史的名作
「サイコ」
注目ポイント
- アカデミー賞の4部門にノミネート
- イギリスの映画雑誌が発表した「映画史上、最も偉大な映画監督トップ100」で1位に選ばれた、アルフレッド・ヒッチコックが監督
- 20世紀の映画界で「最も重要な映画音楽作曲家」とも呼ばれるバーナード・ハーマンが音楽
こんな人にオススメ
- 一度見始めたら時間を忘れてのめり込んでしまう作品が観たい人
- 予想もつかない衝撃の展開に驚きたい人
あらすじ
実際にあった犯罪をもとにして書かれた小説「サイコ」が原作の映画。
アリゾナ州で働くマリオンは、遠いカリフォルニア州に住む恋人のサムと、彼が出張で訪れたときに会っていた。
しかし、サムは経済的な理由から結婚を渋っていて、マリオンは今のあいまいな関係に不満を感じるようになる。
ある日マリオンは、社長から現金4万ドルを渡され銀行に預けるよう言われると、そのお金を持ち逃げしてサムがいる町へと向う。
夜になるとマリオンは仕方なく、偶然通りがかったモーテルで宿泊することに。
モーテルの主人ノーマン(アンソニー・パーキンス)の話では、母親は心を病んでいるといい、不気味に感じたが夜もふけていて引き返すことはできない。
その不安は的中し、マリオンはシャワー中に何者かに襲われ、殺されてしまう。
マリオンの妹ライラ(ヴェラ・マイルズ)と恋人のサムは、消息を絶ったマリオンを探し、恐ろしい経緯と結末を知ることとなる。
公開後、多くの映画に影響を与えた、サイコサスペンスの金字塔。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 古い映画だからといって毛嫌いせず、多くの人に観てもらいたいサスペンスの大傑作映画です。
監督はサスペンスの帝王と呼ばれるヒッチコック。
最初から最後まで全く飽きることなく、ドキドキの展開が続いていきます。(20代男性) - 1960年の古い映画なのに現代に通ずる精神異常者の深層心理を描いていてすごく新しいところ。(50代女性)
今すぐこの映画を観る
58.事件解決の助っ人は、あまりにも頭がよく、あまりにも猟奇的
「羊たちの沈黙」
注目ポイント
- 史上3作目となる、アカデミー賞の主要5部門を受賞した作品
- ベルリン国際映画祭で監督賞を受賞
こんな人にオススメ
- サスペンスの歴史的名作を観ておきたい人
- 幽霊や怪物の怖さではなく、人間の怖さを味わいたい人
- グロテスクな表現に耐性がある人
あらすじ
FBIアカデミーの実習生クラリス(ジョディ・フォスター)は、女性を狙った連続殺人事件の解決のために、収監されているレクター(アンソニー・ホプキンス)のもとへ助言を求めて会いに行く。
彼は元精神科医であり、全米を震撼させた猟奇殺人犯でもあった。
はじめは協力を拒んでいたレクターだが、次第にクラリスに興味を持ち、ある条件と引き換えに助言を約束する。
その条件とは、レクターの話に付き合うこと。
クラリスは、レクターとの会話を通して、封印していた幼少時代のトラウマと向き合うことになる。
元精神科医の猟奇殺人犯と、FBIという立場にいるクラリスの間に、奇妙な関係性が生まれていく。
続編「ハンニバル」が作られるほど話題になった、極上の心理サスペンス。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者の見どころ解説
主演のジョディ・フォスターがあまりにも聡明で美しく、最高のハマり役に原作者もハマってしまい、続編「ハンニバル」では露骨にレクター博士と(ジョディを意識した)クラリスの恋物語になってしまうほど。
ところが映画化の際にはクラリス役をジョディに断られたという悲しみ。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- FBI捜査官演じる若きジョディ・フォスターの、恐怖心を必死にこらえながらも、事件解明のために立ち向かう姿が、リアルで美しく、手汗を握ります。
そして陰の主役でもあり、ダークヒーローでもあるレクター博士扮するアンソニー・ホプキンスの凄みのある怪演に引き込まれます。
ダークネスな世界観と二人の演技が素晴らしいです。(30代女性) - あまり幽霊や超常現象は信じていないので怖くないが、サイコパスはいつ自分の周りに現れるかわからないから恐ろしい。(30代男性)
- 恐怖映画の代表作でもあります。
心理戦。
クラリスは痛みを乗り越える事ができるのか。(50代女性) - フタを開ければ、そこには人間の無意識、抑圧、ジョディ・フォスターの美しさ。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
59.泣き叫ぶほどの暴力、救い、矛盾がこの映画にはある
「時計じかけのオレンジ」
注目ポイント
- アカデミー賞の4部門にノミネート
- イギリスの映画雑誌が発表した「映画史上、最も偉大な映画監督トップ100」で8位にランクインした、スタンリー・キューブリックが監督
こんな人にオススメ
- 中二病を卒業したい人
- ジェットコースターだけでなく、メリーゴーラウンドも楽しみたいという欲張りな人
あらすじ
「ルドヴィコ療法」、それは、暴力やセックスに対する人間の思考を180度変えてしまう恐ろしい実験的な治療方法。
舞台は近未来のロンドン、毎日のように暴力やセックスに明け暮れていた不良グループの首領アレックス(マルコム・マクダウェル)は、ある殺人事件で仲間に裏切られ、ついに投獄させられてしまう。
懲役14年の刑に処されたアレックスだったが、刑期を短くすることと引き換えに、ある医療実験の被験者として選ばれる。
その実験の名は「ルドヴィコ療法」。
暴力的な被験者の暴力衝動を抑える目的で生み出されたその療法は、拘束された状態で、残虐な映像をひたすら見せられ続けるという、おぞましいものだった。
「もう、やめてくれ!」と泣き叫ぶアレックス。
やがて実験は終了するのだが、アレックスの心と身体に「ある異変」が起きていた・・・。
今も映画ファンの間でカルト的な人気を誇る、人間の欲望がもたらす悲劇を描ききったセンセーショナルな一本。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 正直これは人にオススメするのを躊躇う(ためらう)ほど好みのハッキリ分かれる作品だと思います。
ただスタンリー・キューブリックの独特な世界観には浸れると思います。
どちらかというと男性が好きそうな映画な気がします。(20代女性) - この作品は登場人物だけでなく小道具なども印象的になっていて、どのシーンを切っても絵になります。
ただ、内容としてはバイオレンスで、とても理解しがたいものです。
怖い話なのに、観ていて不思議と魅了される不思議な魅力のある作品です。(30代女性)
今すぐこの映画を観る
60.もしも過去に戻れるなら、あの人との関係を直したい
「バタフライ・エフェクト」
こんな人にオススメ
- 「あのとき、こうしていれば・・・」とよく考えてしまう人
- 「時をかける少女」「STEINS;GATE」などタイムトラベルものが好きな人
あらすじ
主人公のエヴァン(アシュトン・カッチャー)は、子供の頃からときどき、数分間の記憶を失うことがあった。
そのため記憶喪失の治療の一環として、7歳から20歳になった現在まで日記を書き続けていた。
あるとき、ふと日記を読み返したところ、なんと日記に書かれた過去にもどってしまう。
そのときに過去を変えたことで、現在も変わってしまい、初恋の女性を不幸な運命へと導くことに。
大好きな彼女を救うため、再び過去にもどったエヴァンを待ち受けていたのは、無情な運命だった・・・。
本国アメリカで大ヒットしたタイムトラベル映画の大定番。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者の見どころ解説
今作のヒットは、いくつかの同型の作品を生むことになりましたが、中でもかなり直接的に本作の影響下にあるのは「ライフ・イズ・ストレンジ」というゲーム。
映画ファン、海外ドラマファンなら絶対にやってみるべき。
僕はプレイ中何度もボロ泣きしました。
PS4、PCだけでなく、iOS版もAndroid版もあります。
逆にこのゲームが好きな人は、今作はばっちりハマるはず。
公開版以外に3つの別エンディングがソフトによっては収録されています。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- もしもあのときああしていれば・・・という気持ちは誰しもが持ったことがあると思います。
この作品の主人公も、過去の自分に後悔をし、運命を変えようとします。
ただ、運命を変えるたびに自分の想ってもいなかった結果となり、何度も何度も繰り返し人生をやり直すことになります。
何度も繰り返し人生をやり直した時、その時主人公が何を感じるのかというところが見どころです。
後悔は誰しもがするものですが、自分の選んだ道が間違いはなかったのだと思わせてくれる映画だと思います。(30代女性) - 過去に戻って人生をやり直すということがどういうことかということを疑似体験できる。(30代男性)
- 主人公が特殊能力を使って好きな人のために何度も人生をやり直して救おうとするが最後の結末は誰も予想できない結末でいい意味で期待を裏切られる。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
61.目が覚めると、命をかけたゲームに参加させられていた
「ソウ」
注目ポイント
- カンヌ映画祭で上映された作品
- 「インシディアス」が北米・イギリスで5週連続で興行収入トップ10入りした、ジェームズ・ワンが監督
こんな人にオススメ
- 生死をかけた環境に、突然追いやられる恐怖を味わいたい人
- グロテスクな表現に耐性がある人
あらすじ
面識のない2人の男、アダムとゴードンは目を覚ますと、古びた大きな部屋に監禁されていた。
2人は部屋の対角の位置で足を短い鎖で繋がれ、部屋の中央には死体があった。
死体の手にあるカセットテープを再生すると、2人を監禁した犯人からのメッセージが流れ出す。
メッセージの内容は、ゴードンはアダムを殺さなければ、妻と娘が殺される。
アダムは、ゴードンから逃げなければ、殺されてしまう、というものだった。
メッセージを聞いた2人は極限の中に追い込まれ、この状況から脱け出すための作戦を練り始める。
部屋にあったのは、弾丸1発、タバコ2本、携帯電話、ノコギリ2本と、ある写真。
2人が出した究極の答えとは!?
インディペンデントながら世界的に大ヒットしたミステリーホラー。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
「CUBE/キューブ」と並んで、殺人ゲームに巻き込まれるというタイプの映画のブームを作った1本。
監督のジェームズ・ワンはこの後も「インシディアス」「死霊館」というシリーズ化されるホラーを生み出しただけでなく、シリーズファンは涙なしには到底みられない「ワイルド・スピード SKY MISSION」、記録的大ヒットになった「アクアマン」とジャンルを問わないヒット作を次々と生んでいる天才。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- ネタバレになってしまうので、あまり語れませんが、ホラーが大嫌いな私が、イヤイヤ友人に見せられて、面白さのあまりラストまで観てしまう程の映画です。
ただし、ホラー好きの友人でさえ、面白さとストレスで、視聴途中から腹痛を起こしていました。
要注意映画です。(30代女性) - ほぼ一つの部屋と一人の死体と鎖でつながった二人で物語が展開されるのだがここからどういう物語になって、最後のどんでん返しが見ものです。(30代男性)
- とにかく痛いです!!!残虐な人体描写など、自分に痛みが伝わります!!最後は絶対に「えっ!?マジ!?うそだー!!」の結末を迎えます!必ずなります。(30代男性)
- ただの恐怖映画というだけではくくれない、ミステリー要素やスリラーの要素も強く、恐怖にハラハラしながらも最後はどうなるのかと目が離せない展開が面白いです。
シリーズが進むごとにグロテスクな描写が増えていくので苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、いろいろな罠や伏線も巧妙になっていくので楽しめます。(30代女性) - 生々しい臨場感があり、自分のことのように引き込まれてしまい、映画が終わった後はぐったりとした疲労感に包まれます。
見どころは最後のどんでん返しですが、これを思いつく作り手はすごいの一言です。(20代女性) - 最初から最後まで一つの部屋の中で物語が展開されていくストーリー。
誰も予想できない意表を突いたラストは衝撃すぎて一生忘れられません。
きっとこの作品を作った方は非常に頭が良いと思います。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
62.日常に潜んだ狂気
「悪魔のいけにえ」
注目ポイント
- イギリス最大の映画祭である「ロンドン映画祭」で最優秀賞を受賞
こんな人にオススメ
- カルトホラーの王道作品を観たい人
- グロテスクな表現に耐性がある人
あらすじ
テキサス州へ車で遊びにきた5人の男女の前にヒッチハイカーの男性が現れる。
車に乗せてあげると明らかに様子がおかしく、突然、その男はナイフで自分の腕を切りはじめた。
車内は大パニックになり、 5人はなんとか彼を車から降ろして一安心するも、ガソリンが残りわずかなことに気づく。
ガソリンをわけてもらうために偶然見つけた家を訪ねる。
見た目はどこにでもある普通の家、しかし、そこに住んでいたのは、狂気に満ちた異常者だった。
描写が残酷すぎるあまり、公開時に全米各州で上映禁止処分となったカルト映画の金字塔。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
ざらついた映像と、理屈の通らない突然に訪れるショック、悪趣味すぎる美術が、奇跡が起こってしまったかのように驚くべきハーモニーを奏でて、意図せずアートレベルにまで昇華してしまい、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクション作品に選ばれた傑作。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- これは大学の授業で見せられて震えあがりました。
怖すぎて教室から逃げ出したかったほど。
後年デジタルリマスター版を映画館で観て、怖いだけでない映画としての傑出した魅力の虜に。
トビー・フーパーは35mmで撮影したかったそうですが、16mmにしか出せない不穏さがありますよね。
奇跡的な作品だと思います。(30代男性) - どこにでもありそうな普通の家に、いびつな家族が住んでいる。
最初の出会いも、誰にでも起こりそうな出会い方をしている。
自分にも起こり得ると思えると、背筋が凍るような恐怖を感じる。(20代男性) - スプラッター映画の王道であり内容はいたってシンプル、主人公がとにかくチェーンソーで人間を切って切って切りまくります。
似たような映画はいくつかありますが私はこれが面白かったです。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
63.この娘、どこかが変だ
「エスター」
こんな人にオススメ
- ミステリー要素のあるホラーが観たい人
あらすじ
主人公のケイト(ヴェラ・ファーミガ)は、3人目の子供を流産したことから立ち直れずにいた。
そこで夫とケイトは、孤児院に行き9歳の少女エスター(イザベル・ファーマン)を養子として迎える。
年齢の割に大人びたエスターとの生活はそれなりにうまくいっていたが、エスターには不思議なところがあった。
お風呂に入るときは、絶対にカギを閉める。
歯医者には絶対に行かない。
そして、子供ながらに養父を誘惑する。
ある日、この家族にとんでもない災難が起こった。
誰もが想像のつかない衝撃の結末に、観た人すべてが総毛立つミステリーホラー。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
孤独感や寂寥感(せきりょうかん)、虚無感や罪悪感。
心に隙間があるときに、忍び寄られてしまうのが悪意。
やがてその悪意に支配され、操られるようになっていく。
これこそがじわり恐怖の真髄です。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- サスペンススリラー、もうゾクゾクと衝撃。(10代女性)
- ラストシーンで怖すぎて目を閉じてしまいました。(女性)
- キャッチコピーにあるとおり「この娘、どこかが変だ」と怪しみながらエスターを養子として育てる女性や周囲の大人たちの心情描写が見どころです。
ラストで明かされる真実には思わず息をのみます。(20代女性) - 私だけかもしれませんが、小学生くらいの子供がやけに大人しかったりうやうやしかったりすると、ちょっと気持ち悪さを感じてしまいます。
まさにエスターにはそんな気持ち悪さがあるので、そこから着想を得た映画ではないかと思っています。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
64.この不条理な世界で、人間は生きていく
「ノーカントリー」
注目ポイント
- アカデミー賞の8部門にノミネートされ4部門で受賞
- 「カンヌ国際映画祭の常連」と呼ばれるコーエン兄弟が監督
こんな人にオススメ
- 理解を超えた人間の恐ろしさを体験したい人
- 極上のサイコパス演技が観たい人
あらすじ
1980年のテキサス州。
主人公のモス(ジョシュ・ブローリン)は、偶然、麻薬取引で殺し合いとなった現場を通り、2億円を見つけて持ち去る。
麻薬取引をしていたギャングは、殺し屋・シガー(ハビエル・バルデム)にその金を見つけてくるよう依頼した。
シガーには一切の感情がなく、ただただ殺しを行う非常に恐ろしい殺人鬼。
2億円を持ち去ったモスに、シガーは容赦なく襲いかかる。
はたして、モスは逃れることができるのか。
アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞を受賞し、クオリティの高さで話題をさらったサイコホラー。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
この映画のポイントは、自然災害のような殺し屋。
この男にわずかでも関係してしまうと、さほど意味なく殺される可能性が生まれるという不条理。
コインを投げて決めるような殺人を「悪」と呼べるのか。
いやむしろこちらこそが「悪」なのか。
そんなことを考えながら観ると、より恐ろしさを味わえるはず。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- ハビエル・バルデム演じる殺人鬼シガーがとにかく怖い!!
サイコパスが登場する映画はたくさんあるが、このサイコパスは群を抜いて不気味!
過度な演出をしないことで逆に無機質な怖さが際立った、至高の一本。
瞳孔開いてゾクゾクしてたら気づいたら2時間経ってました。(20代男性) - 殺人鬼が、レザーフェイスやジェイソンのような格好をしていたら、映画で観ている分にはそんなに怖いと思わない(本当に会ったら怖いと思うけど)。
だけど、シガーの見た目はごく普通の人に見える。
話しあえばわかりあえるような気がしてしまうだけ、彼とはわかりあえないとわかったときに、心の底から恐怖で震える。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
監修者(遠山さん)のオススメ作品
65.圧倒的な演技と恐怖演出で、ホラー映画の偉大な古典となった名作
「シャイニング」
注目ポイント
- イギリスの映画雑誌が発表した「映画史上、最も偉大な映画監督トップ100」で8位にランクインした、スタンリー・キューブリックが監督
こんな人にオススメ
- 恐怖と美しさが入り混じった、圧倒的な映像美に酔いしれたい人
予告編・プレビュー
監修者のあらすじと見どころ解説
時代が変わったということなのか、まさかのアンケート選出に入っていないことに衝撃を受けて、映画ファンの使命として選出。
ホラー映画史上五指に入る、問答無用の大傑作。
あまりにも名作中の名作すぎて、説明するのもおこがましいが、主演のジャック・ニコルソンの演技は、狂気演技と呼ばれるものの最高峰。
オフシーズンの間、冬山にあるいわくつきのホテルの管理人として越してきた家族。
豪華ホテルでの優雅な暮らしのはずだったが、やがて、夫はその呪われたホテルの狂気に飲み込まれていく・・・。
2019年11月29日(金)にユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン共演の続編『ドクター・スリープ』が公開。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- どんどん追い詰められていくようなスリルが最高に楽しい。(20代女性)
- 監督がキューブリックなのでシンメトリーであったり色々な映像美を楽しめます。
また原作がスティーブンキングなので読んでみて違いを楽しむのもお勧めです。
そしてやはりジャック・ニコルソンの狂気的な演技を楽しんで欲しいです。(30代男性) - 徐々に正気を失っていく、ホテルの管理人役のジャック・ニコルソンの演技が見所です。(50代男性)
- 双子の幽霊が出るところや、エレベーターから血が流れ出てくるところなど、肝が冷えるシーンが多々あって、グロさではない怖さが余計に恐怖感を煽った。(30代女性)
今すぐこの映画を観る
「血の気が引くような恐怖でゾクゾクできる作品 9選」にあなたの観たい映画はありましたか?
次は「圧倒的な世界観にワクワクできる作品 9選」をご紹介します。
「圧倒的な世界観にワクワクできる作品 9選」に興味がない方は、さらに次の「明日も頑張れる元気をもらえる作品 9選」をご覧ください。
7.圧倒的な世界観にワクワクできる作品 9選
500人のアンケートの中から厳選した作品
66.強さだけでは、父は務まらない
「ゴッドファーザー」
注目ポイント
- アカデミー賞の11部門にノミネートされ3部門で受賞
- 映画雑誌・キネマ旬報が2009年に発表した「映画人が選ぶオールタイムベスト100・外国映画編」で1位
- 「地獄の黙示録」でカンヌ国際映画祭のパルム・ドール(最高賞)を受賞した、フランシス・フォード・コッポラが監督
こんな人にオススメ
- ボスとは何か、リーダーとは何かに迷った人
- ふと田舎の家族や友人を思い出すことが増えてきた人
あらすじ
1945年のニューヨーク。
イタリア系アメリカ人のマフィアであるドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)は地域一帯を取り仕切り、娘の結婚式の最中でも殺しの相談がくる。
ドンには3人の息子がいて、三男のマイケル(アル・パチーノ)にはマフィアの仕事をさせず、マイケル本人もカタギとして生きることを望んでいた。
ある時、コルレオーネ家を含む5大マフィアのひとつタッタリア家に、ドンが襲撃され瀕死の重傷を負って病院へ運ばれる。
なんとか一命を取り留めるドンだが、マイケルはまた命が狙われると考え、父親を守りたいと思うようになる。
マイケルが選んだ人生の答えとは・・・。
家族の父として、マフィアの父としての物語が交差する大傑作。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 何度見ても、新たな発見がある素晴らしい映画。(40代女性)
- 映画史に残る傑作です。
ドンがマフィアであるにも関わらず、他のファミリーに攻め入るようなことができない姿を、息子のマイケルは理解できなかった。
マイケルの無鉄砲さがコルレオーネ家を救うことになるが、シリーズ全体を通して、なぜドンがドンとしていられたのかを、マイケルは理解していくことになる。
父と息子の和解の物語になっているところが本当に素晴らしいです。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
67.人類を救う旅の裏側にある、親子の愛の物語
「インターステラー」
注目ポイント
こんな人にオススメ
- CGをほぼ使わずに描いた、宇宙や4次元の壮大さや美しさに圧倒されたい人
- 仕事が忙しく、子供との時間があまり取れていない人
あらすじ
近未来の地球では、異常気象により植物が育たず、人類滅亡の危機を迎えていた。
そんな中、農場を営むクーパー家では、10歳の娘マーフィーの部屋で、本棚から勝手に本が落ちる現象が起きていた。
元宇宙飛行士の父ジョセフ(マシュー・マコノヒー)は、本の落ち方にある規則性を見つけ、暗号と思われるものを導きだす。
なぜ、本は何度も落ちたのか? 一体、何を伝えようとしていたのか?
ジョセフのこの発見が、大切な娘を、人類を救うカギとなる。
圧巻の映像美に酔いしれ、誰もが時間を忘れる傑作SFミステリー。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
クリストファー・ノーラン作品は極めて洗練されたクールなヴィジュアルなので、難しそうな映画と思われるかも知れません。
もちろんそういう部分もありますが、今作はアメリカ映画のスタンダードな物語のひとつである、仕事一辺倒な父親が家族の大切さを知る、というのが本筋なので、安心です。
壮大で美しいヴィジュアルに圧倒されつつ、泣けます。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 深い世界観もみどころ。
SFシーンは勿論なのですが、ヒューマンドラマなので感動します。
面白いよ! そして2回は観てください!
仕掛けがあって、あのシーン!って思わず脳内で振り返って鳥肌が立ちます。(40代女性) - 世界を救うため、時間軸が違う宇宙にでて孤独の中、さ迷い戦う映画、息苦しくはなる緊張感や孤独感が強くでている。(30代男性)
- 映画を鑑賞する前にアインシュタインの相対性理論だとか、二次元の世界とか三次元の世界とかを理解している方が良いと思います。
地球と宇宙との関係、重力の働き・・・そういった事柄次々と出て来ます。
どの場面も、どのセリフも後々繋がってくる感じがありますので、聞き逃さない様じっくりと楽しむ映画です。
あっという間に世界観に引き込まれ、何度も繰り返し観たくなるそんな映画です。(40代女性)
今すぐこの映画を観る
68.少女と世界を救う冒険の旅
「天空の城ラピュタ」
注目ポイント
こんな人にオススメ
- 少年漫画のような王道のストーリーでワクワクしたい人
- 少年と少女が、純粋に互いを想いあう姿にときめきたい人
あらすじ
青いペンダントを持つ少女シータ(声:横沢啓子)は、政府に囚われ飛行船に乗せられていた。
しかしペンダントを狙った空中海賊ドーラ一家の襲撃にあい、シータは誤って飛行船から転落してしまう。
するとペンダントは不思議な光を放ち、シータはゆっくりと地上にいる少年パズー(声:田中真弓)のもとへ落ちていく。
パズーは渓谷にある鉱山で見習い機械工として働いていて、父は伝説の帝国「ラピュタ」を発見したと主張し、詐欺師の汚名を着せられたまま亡くなっていた。
まさにシータが持つ青いペンダントこそが、父のぬれぎぬを晴らすカギなのだが、同時にそれは、世界を滅ぼすカギでもあった。
子供から大人まで、30年以上愛され続ける、傑作ファンタジーアドベンチャー。
監修者の見どころ解説
当時は「未来少年コナン」の焼き直し、という批判もあったものの、いまやジブリ作品中1、2位を争う人気作品に。
宮崎監督お得意の、作品世界を縦に構築するスタイルの最も顕著な作品。
地下に星空が広がり、空に城が浮く、天地を逆転した舞台に触発されたのが「カールじいさんの空飛ぶ家」です。
かなりラピュタ要素強し。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- とにかく冒険心をくすぐられる楽しい映画です。
何度見たかわかりません。(30代男性) - こんな女の子が隣に居たらなぁ、と当時の私はパズーをうらやましく思いました。(30代男性)
- 冒険活劇の王道です。
悪役のムスカとの対決はハラハラしっぱなしでした。
そして、シータが可愛いすぎます。(30代男性) - カリオストロの城と同じように、決戦に向けて地上から天空に向けて上がっていくのに合わせてどんどんテンションがあがっていきます。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
69.おもちゃはいつか、持ち主に遊んでもらえなくなる
「トイ・ストーリー3」
注目ポイント
- 世界の興行収入が1,100億円を突破し、アニメ映画の中では歴代4位
- アカデミー賞の5部門にノミネートされ2部門で受賞
- 「リメンバー・ミー」で、アニメのアカデミー賞といわれるアニー賞の13部門にノミネートされ11部門で受賞した、リー・アンクリッチが監督
こんな人にオススメ
- 子供の頃に大好きなおもちゃがあった人
- 自分の子供が成長していくことに、どこか寂しさを感じている人
あらすじ
シリーズ4作品中の第3作目。
これまでの作品では、世の中にあるおもちゃ達は、実は生きていて、それを人間に知られないようにするという絶対のルールを守っていた。
少年アンディのおもちゃのカウボーイ人形「ウッディ(声:唐沢寿明)」やスペースレンジャー人形の「バズ(声:所ジョージ)」たちもそのルールを守りながら、成長していくアンディをまるで親のような気持ちで見守ってきた。
3作目で17歳になったアンディはおもちゃで遊ぶことはなくなり、ウッディたちはいつか捨てられると不安に思い始める。
そんなある日、アンディは寮で暮らすためにおもちゃの整理を始め、ウッディだけバッグに詰め込み、バズや他のおもちゃは袋に入れてまとめた。
すると、アンディの母親は、そのまとめた袋をゴミだと思い、ゴミ置き場に出してしまう。
捨てられたと絶望したおもちゃたちは次の生きる場を探し、保育園に寄付される箱を見つけると、子供たちとまた楽しく暮らせると喜んで箱の中に忍び込む。
保育園ではクマのぬいぐるみロッツォがバズ達を歓迎するが、実はロッツォは前の持ち主からひどい扱いを受けたトラウマがあり、同じ仲間であるおもちゃにもひどいことをする恐ろしい裏の顔があった。
ロッツォの正体を知ったウッディ―は・・・。
おもちゃを通して物の大切さ、思いやる心を教えてくれる、トイ・ストーリーシリーズの最高傑作。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- シリーズ化されている映画ですが、おもちゃの世界が細かく描かれているので大人でも毎回引き込まれます。
ディズニー映画なので子供がわかりやすい映画になっています。
お子さんがいる方はお子さんと一緒に見て欲しいです。
おもちゃを大切に扱うようになると思います。
大人は子供の頃に遊んでいた遊び方、おもちゃを思い出すきっかけになるかと思います。(20代女性) - 映画評論家と一般の人、どちらからも大絶賛されている映画。
続編映画をヒットさせている映画監督はすごく少ないけど、ピクサーが作る続編映画はとにかくクオリティが半端じゃない。
普通の映画では描かれないストーリーの深いところまで、しかも短い時間で描かれている。
「トイ・ストーリー」シリーズも最初は新しいおもちゃのバズにアンディが取られて、嫉妬したウッディが事件を起こすという話だったのが、シリーズを重ねるごとに話が深くなっていって、トイ・ストーリー3では、いつかは持ち主が遊んでくれなくなるおもちゃの宿命、誰もがおもちゃの人生はそこで終わってしまうと思ったその先を描いた、ピクサーの最高傑作だと思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
70.未来を守るため、いま、立ち上がる
「ターミネーター2」
注目ポイント
- アカデミー賞の6部門にノミネートされ4部門で受賞
- 全世界の興行収入がシリーズ累計で2,000億円を突破
- 「タイタニック」でアカデミー賞の11部門を受賞した、ジェームズ・キャメロンが監督
こんな人にオススメ
- 「こんな強い敵、どうやったら倒せるんだ!?」と、ワクワクしながら手に汗握りたい人
- 人間とアンドロイドの垣根を超えた友情はあると信じたい人
あらすじ
シリーズ6作品中の第2作目。
1作目では、2029年の未来には人類と機械軍が戦争をしていた。
機械軍は人類のリーダーを亡き者にするために、リーダーが生まれる前にその母親サラ(リンダ・ハミルトン)を殺すことにした。
そこで1984年のロサンゼルスに、殺人アンドロイドであるターミネーターのT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)が送り込まれる。
2作目は1作目の10年後が舞台。
サラは母親になり息子のジョン(エドワード・ファーロング)に「最終戦争に備えるため」と偏った教育をし、ハッキングや武器の知識を身につけさせていた。
しかし、ジョンはサラの話は妄言だと考えるようになり、次第にサラをうとましく思うようになる。
そこへ、またもや未来からロサンゼルスに、ターミネーターT-800が送り込まれる。
しかし同時に、2体目のターミネーターであるT-1000も未来から送り込まれてきた。
2体の目的はどちらも、ジョンを見つけ出すこと。
T-1000が先にジョンを見つけ出し、殺そうと追いかけている。
するとそこへT-800が現れ、ジョンは2体のターミネーターに挟まれてしまう。
絶体絶命のジョンだったが、事態はある意外な方向に展開していく。
当時史上最高の制作費がかけられた、全世界待望のSF映画。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者の見どころ解説
作品数は多いですが、とりあえず「1」「2」は別格の出来なので必見。
30年以上経っても色あせない、殺人機械デザインのカッコよさ。
口ずさまずにはいられないテーマ曲。
アクション映画のお手本のようなキレのある演出。
最高すぎます。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- T-1000という新たなターミネーターの出現がこの映画を面白くしています。
今見ても液体から人へと変化するシーンは見応えあります。(40代男性) - 特に「ターミネーター2」が、「ターミネーター」シリーズ中ぶっちぎりに出来が良い傑作です。
ストーリー、キャラクター、世界観、どれをとっても隙がなく奇跡的な完成度といえます。
この映画が優れている点は、万が一本当になっても違和感がまったくない設定であること。
核戦争もリアルなら「マシーンを発明する前に発明者を殺してしまえ」という葛藤も、ものすごく共感できます。
それを母親にやらせない息子の姿に、機械にはできない選択、人間が人間である証を見るようでした。
人間と機械はわかりあえるか、息子を守る母の戦う姿、淡々とした自己犠牲のラスト。
見所いっぱいです。(50代女性)
今すぐこの映画を観る
映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
71.あてもなく行われた犯行
「太陽を盗んだ男」
注目ポイント
- 映画雑誌・キネマ旬報が2009年に発表した「日本映画のオールタイム・ベスト」で7位
こんな人にオススメ
- 何かをやりたいという気持ちはあるのに、何をしていいのかわからない人
あらすじ
中学校の理科教師・誠(沢田研二)は、授業に遅刻するほど仕事にやる気がなく、生徒からもなめられている。
しかし社会科見学の帰りに、生徒たちと一緒に乗ったバスがハイジャックされたときには、警部の山下(菅原文太)と協力しながら犯人を逮捕するような度胸のある男だった。
そんな誠は、ある日、警察官を襲って拳銃を奪うと、茨城県東海村の原子力発電所からプルトニウムを強奪する。
そして誠は、誰もが想像のつかないとんでもない行動に出る。
一体、誠は何をこの世の中に問いたかったのか・・・。
公開から40年以上経ったいまも古びない、名画座の定番プログラム。
監修者の見どころ解説
日本映画にも、こんな超弩級に面白いエンターテイメント作品があったのか、と思わず見終わったあと立ち上がってしまうレベルの大傑作。
脚本は「タクシー・ドライバー」を書いたポール・シュレイダーの実兄のレナード・シュレイダー。
京大で英文学の講師をやっていて、日本語でもホンが書けるという天才。
この兄弟が監督・脚本を手がけた、三島由紀夫の人生をその作品になぞらえて描いた日本国内封印作品「MISHIMA」も激ヤバ大傑作なので、アメリカ版BDを買ってみるべし。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 主人公の誠は何がしたいのか、観ていてよくわからない。
それなのに、すごく気持ちがよくわかる。
大学で就職活動を始めるときに、とくにやりたいことがわからなかった自分を思い出した。
なんかものすごい力とか能力は欲しいんだけど、それを何に使うか聞かれると特に思いつかない、みたいな。(20代男性) - 原爆を作るというぶっ飛んだ世界観にすぐに引き込まれる。
皇居前でのゲリラロケや、首都高でのカーチェイスなど、今では考えられない攻めたアクションに終始ワクワク。
不死身の男、菅原文太からも目が離せない。
狂乱の後に訪れる静かなラストシーンには不思議と涙が。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
72.悪意とユーモアに満ちた不条理劇で、この世を描き出す
「皆殺しの天使」
注目ポイント
- カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞
- 「ビリディアナ」でカンヌ国際映画祭のパルム・ドール(最高賞)を受賞した、ルイス・ブニュエルが監督
こんな人にオススメ
- 映画を観た後に、「あれはどういう意味だったんだろう?」と考えるのが好きな人
- 映画好きの間でカルト的な人気のある名作が観たい人
あらすじ
メキシコのある屋敷で、オペラ観劇後の晩餐会が開かれた。
晩餐会に参加した20人のブルジョワたちは品性や作法を大事にし、芸術やファッションを楽しみながら食事を楽しんでいる。
しかしその晩、なぜかブルジョワたちは誰1人帰ることなく、朝までピアノや歓談を楽しんだあと、全員が床やソファーで寝てしまった。
数時間後に目が覚め、昨日は一体なんだったのかと話していると、自分たちがとんでもない状況にいることに気がつく。
なぜか、全員、屋敷の外に出られなくなっていたのだ。
ブルジョワたちは精神的に追い込まれ、普段の上品さを保てなくなっていく。
今でも映画館で上映が行われるほど映画好きに愛される、究極の不条理劇。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
これは映画上級者向け。
美貌の女殺し屋映画みたいなタイトルですが、そんなエンタメ性は皆無の難解映画。
皆殺しはされません。
公開当時のカンヌ映画祭でも賛否両論にわかれたとか。
圧倒的世界観、というテーマで同じルイス・ブニュエル監督作品から選ぶなら、もっと実験的映像に振り切った「アンダルシアの犬」のほうをおすすめします。
やはりわけはわかりませんが、21分と短いので安心。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- なんで動物が出てくるのかも、なんで部屋から出られないかもわからないのに独特の不穏さに見入ってしまう。(20代男性)
- すごく意地の悪い映画で、ブラックユーモアとして面白いです。
インスタを楽しんでる人たちのような、普段は気取っている人たちに対して「お前オシャレぶってるけど、家だと毛玉だらけのスウェット着てるだろ!」と指摘するような、そんな映画だと思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
73.人智を超えた存在
「2001年宇宙の旅」
注目ポイント
- アカデミー賞で特殊視覚効果賞を受賞
- 映画雑誌・キネマ旬報が2009年に発表した「映画人が選ぶオールタイムベスト100・外国映画編」で7位
- イギリスの映画雑誌が発表した「映画史上、最も偉大な映画監督トップ100」で8位にランクインした、スタンリー・キューブリックが監督
こんな人にオススメ
- 人工知能や、人類の進化などのテーマに興味がある人
- 「あのシーンはどういう意味だったんだろう・・・」と映画を観た後に考えるのが好きな人
あらすじ
舞台は、人類が月で生活をするようになった未来。
月で発見された謎の巨大な石版が、木星に向けて強力な信号を発信していることがわかり、人類は木星の調査に出発する。
調査を担当するのは、宇宙船の船長ボーマン(キア・デュリア)と4人の乗組員、そして宇宙船に搭載された史上最高の人工知能HAL9000。
木星に向けて順調に飛行していたが、ある日、HALはボーマンに、今回の任務に疑問を感じていることを打ち明ける。
司令に従順なはずのHALが混乱していて、故障を疑ったボーマンだが、それをも察知したHALは自分の意志で、人類への反逆とも取れる計画を実行する。
批評家や映画好きから絶賛されてやまない、SF映画の大傑作。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 実験的な映画で、観ながら、映画を超えた何かを体験できること。(20代女性)
- 最初はハテナがたくさん頭に浮かびますが、どんどんのめり込んでいきます。
映像もよく作られていて、最後のモノリスに入ってしまったシーンは幻想的で、芸術性を感じられます。(20代女性) - 映画の冒頭がすごくおもしろいです。
サルの群れ同士がケンカするシーンから始まり、一見どんな意味をもつかわからない。
でもよく観ているとサルが骨を使って敵の群れの猿を倒していることがわかる。
サルがその骨を空中に投げると一気に時代が進み、その骨が軍事衛星へと変化する。
これはサルが骨で敵を倒す、つまり武器を使うことを覚えてから、人類が武器を進化させ続けて行き着いた先が軍事衛星というシーン。
そして人類が進化してきた影に、常にあったある物体、それを作り出したのは一体だれなのか、映画を観て楽しんでください。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
監修者(遠山さん)のオススメ作品
74.アンドロイドに心はあるのか
「ブレードランナー」
注目ポイント
- アカデミー賞の2部門にノミネート
- 「エイリアン」がイギリスの情報誌・タイムアウトが発表した「SF映画ベスト100」で3位に入った、リドリー・スコットが監督
こんな人にオススメ
- 「人間とアンドロイドの違いは何か?」というような哲学的なテーマに興味がある人
- 世界に衝撃を与えた、歌舞伎町をモデルにした未来の都市が観たい人
予告編・プレビュー
監修者のあらすじと見どころ解説
これもアンケートに入ってなかったので、映画ファンの使命から。
ディストピア未来ヴィジュアル映画の決定版。
公開から40年近く経つも、いまだこれを越える未来ヴィジョンを提示できた映画は存在しないと言っていい。
続編「ブレードランナー2049」も大変素晴らしかったが、さすがにオリジナルの「気配」には及ばず。
レプリカントと呼ばれるアンドロイドが暴走、その一団を狩るバウンティハンターの物語だが、ハードボイルドテイストで、人間を人間とする要素とは何かという哲学的問題提起が深みを与える。
ともかくもまずは、日本テイストたっぷりな強烈な未来都市デザインに震えてほしい。
今すぐこの映画を観る
「圧倒的な世界観にワクワクできる作品 9選」にあなたの観たい映画はありましたか?
次は「明日も頑張れる元気をもらえる作品 9選」をご紹介します。
「明日も頑張れる元気をもらえる作品 9選」に興味がない方は、さらに次の「爽快感でスカッとできる作品 9選」をご覧ください。
8.明日も頑張れる元気をもらえる作品 9選
500人のアンケートの中から厳選した作品
75.誰にでも、輝ける舞台がある
「グレイテスト・ショーマン」
注目ポイント
- サウンドトラックの売上が全世界で600万枚
- 「美女と野獣(2017)」が世界の歴代興行収入で15位となった、ビル・コンドンが脚本
こんな人にオススメ
- 優れたミュージカルで、心が震えるような感動を味わいたい人
- コンプレックスでつらい思いをしている人
あらすじ
19世紀に実在した興行師バーナムの成功を描く、ミュージカル映画。
仕立屋の息子として生まれたバーナム(ヒュー・ジャックマン)は、貧乏な生まれを乗り越え、良家の娘と結婚する。
お金に不自由させない、という妻との約束を果たせずにいたが、2人の娘にも恵まれ幸せに暮らしていた。
ところが、バーナムの勤め先が倒産してしまい、いよいよ窮地に立たされる。
しかし、そのピンチをきっかけに、アイディアマンのバーナムは、夢だったショービジネスの世界で一旗揚げようと見世物小屋を売りにしたサーカスを設立。
すると、さまざまな批判にさらされるが、本当に大切なものは何かに気付き、再び夢を抱いて歩みだす。
エンターテイメントのすべてが詰まった、2010年代を代表する大人気ミュージカル映画。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
実在の興行師、P.T.バーナムは全然こんな人物ではなかったとしても、これほど音楽が全曲捨て曲なし、華やかなダンスと美術でぐいぐい見せられたら最高以外の言葉が出てこないでしょう。
音楽映画は、音楽こそが命。
ストーリーの粗なんか問題にならないのです。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 軽快でダイナミックな音楽と主人公P.T.バーナムの夢と生き方が重なります。
登場人物たちのそれぞれの心情が音楽に現れているのも楽しめるポイントです。(10代) - それまで人と違う部分を隠して生きてきた人達が、それを個性として見せていくところがこの映画の見どころです。
また、主人公がとある男性に一緒にやろうと酒場で話を持ち掛けた時、その説得が酒場にあるグラスやその場所そのものを使って歌とダンスなどで行われたシーンはカッコよくてお勧め。(30代女性) - 出演陣の歌が魅力的!!サウンドトラックもヒットしました。
映画は、サーカスの魅せ方が特に上手いので、パフォーマンス中は瞬きせずに観てほしい。(20代女性) - 劇中歌である「This Is Me」は圧巻です。
差別の色濃い時代に見世物小屋でショーをするメンバーが、差別を受けつつも「これが私なのだ」と力強くパフォーマンスする姿に胸が打たれます。(30代女性)
今すぐこの映画を観る
76.いい大学や、いい会社に入るよりも、大事なことがある
「きっと、うまくいく」
注目ポイント
- 「国際インド映画アカデミー賞」で16部門受賞
こんな人にオススメ
- 勉強や仕事ばかりで、家族や友人との付き合いがおろそかになっている人
- 自分の想いや感情を押し殺してまで、自分の責任を果たそうとしている人
あらすじ
舞台はインド最高峰の超難関大学。
社会的に成功しなければならないという過剰なプレッシャーの中で、学生たちは激しく競い合っている。
日々、身を削って勉強をし、精神的に追い込まれる者が後を絶たない。
そんな超エリート大学に、3バカトリオと呼ばれる男子3人組がいた。
その1人、ランチョー(アーミル・カーン)は、学内の常識や価値観に真っ向から対立し、奇妙な騒動を次から次へと巻き起こしていく。
最初は変わり者扱いされていたランチョーだが、次第に苦しい思いをしている学生たちの希望の光となっていく。
ランチョーは、追い込まれ苦しむ彼らを、どう救っていくのか。
観る人すべてに生きる力を与える、「元気がもらえる」映画の大本命。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
「PK」の前に、主演アーミル・カーン、監督ラージクマール・ヒラーニのコンビで放った大ヒット作。
脚本も兼ねるヒラーニ監督は「PK」同様、あえてインド映画の「エンタメ要素全部入り幕の内弁当」式の映画作法をなぞりつつ、恐ろしく周到で繊細、かつ社会問題にも挑む骨太さをもった高度な脚本で、観客の度肝を抜きます。
スピルバーグ、ブラッド・ピットも絶賛したという、世界基準にある作品。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 第2の「ショーシャンクの空に」と言ってもいいくらいの傑作です。
私達を束縛している社会の常識に、強い信念をもって立ち向かっていく主人公の姿はヒーローそのものです。
この作品を観て大好きになってからは、「きっとうまくいく(All is well.)」というセリフを聞くたびに感動して涙が出てきます。(20代男性) - インド映画の最高傑作といっても過言ではない!長編な分ストーリー展開も深いし、音楽も踊りも印象に残ります。(20代女性)
- いつの間にか「効率」「損得」で生きるようになってしまった時、はっとさせられる言葉が散りばめられている。
見ている間に人生の目的ってこうだったんじゃないかと思い知らされる。(30代女性) - 自分の人生感を考えてしまいます。
友人との再会の経緯、ラストの再会時は見所です。(40代女性) - ミュージカル映画なので、歌とダンス、主人公のポジティブさで元気をもらえるところがオススメのポイントです。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
77.誠実に生きれば、いつか必ず報われる
「パディントン2」
注目ポイント
- 英国アカデミー賞の3部門にノミネート
- 原作「クマのパディントン」の発行部数がシリーズ累計で3,000万部を突破
こんな人にオススメ
- ひたむきで可愛いパディントンの姿に、ほっこりしたい人
- 大人も楽しめるファミリー・キッズ向け映画が観たい人
あらすじ
シリーズ2作品中の第2作目。
1作目では、人間の言葉が話せるほど賢いクマのパディントン(声:ベン・ウィショー)は、憧れだったロンドンへ行き、さまざまな苦労をするも偶然出会った心優しいブラウン一家と暮らすことになった。
2作目では、パディントンはブラウン一家と暮らし、さまざまな人たちの心の支えとなって近所の人にも好かれていた。
そんなある日、故郷ペルーで暮らすパディントンの叔母さんが、100歳の誕生日を迎えようとしていた。
そこでパディントンは、いつかロンドンの街を見たがっていた叔母に、街が描かれた絵本をプレゼントすることに。
しかし、パディントンが買おうとした矢先、店に泥棒が入り絵本が盗まれてしまう。
偶然にも現場を目撃していたパディントンは、泥棒を追いかけるが逃げられてしまった。
しかも警察に犯人と間違えられ、無理やり罪を着せられて収監されてしまう。
無実を信じるブラウン一家は、パディントンを救うために動き出す。
誠実なパディントンの人柄(クマ柄?)がもたらす、子供も大人も楽しめる大人気のファミリー映画。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
あの水彩で描かれたパディントン・ベアがこれ? リアルすぎじゃん!
と最初は違和感で見始めるものの、あまりのかわいさに観終わるとぬいぐるみがいくらで売っているか検索してしまうことでしょう。
「プーと大人になった僕」も同様です。
最初はこれじゃあ赤い服着たテッドじゃん、とか言ってたクセに。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- なんといってもパディントンの見所は、主人公パディントンという熊の可愛さです。
中年男性のような声をしていますが、表情や動作がとても可愛いです。
綿密に作られています。
それとパディントンと知り合った人達は、どんどんパディントンの味方になります。
最終的には家族がみんながパディントンを愛するようになるところも見所です。(30代女性) - 礼儀正しい熊のパディントンが、街の人に受け入れられていくところ。(30代男性)
- 1作目も十分楽しいけど、パディントン2はお話も良く出来ているので、2まで観ることをおすすめします。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
78.ルパン、銭形、峰不二子! どうしてみんなそんなにかっこいいんだ!
「ルパン三世 カリオストロの城」
注目ポイント
- 2018年1月までに16回テレビ放送され、最高視聴率は23.4%
- カンヌ国際映画祭から独立した、世界最大規模のアヌシー国際アニメーション映画祭で上映
こんな人にオススメ
あらすじ
ルパン一味がモナコのカジノから盗み出した「ゴート札」の大金は、すべて偽札だとわかる。
一杯食わされたことに憤慨したルパン(声:山田康雄)と相棒の次元は、偽札の出どころと疑われるカリオストロ公国へ潜入。
そこで出会ったウェディングドレス姿の少女は、亡きカリオストロ大公の一人娘、クラリスだった。
大公亡き後、公国の統治者となったカリオストロ伯爵は、クラリスと強引に婚姻を結び、大公が遺した「ゴートの秘宝」を自分のものにしようとしていた。
ルパンは、クラリスが落としていった指輪を見てあることに気づき、クラリスを助け出そうと試みる。
明かされていくルパンの過去、カリオストロ公国の秘密、どこかに眠っていると言われるカリオストロ公国の財宝の正体とは。
そして最後にルパンがたったひとつ盗み出していったものとは・・・。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 宮崎駿が手掛けたルパンたちがかっこよすぎる。
ストーリーもテンポがいいし、クラリス可愛いし、ゴート伯爵めっちゃ悪いし。
テレビで何度も再放送しているけど、最近ではあまりテレビを観なくなったこともあって、この映画を最後に観たのが随分前だったことに気がついて、見直してみるとやっぱりめちゃくちゃおもしろいなって感じます。
いつ観ても何度観てもおもしろいまさに不朽の名作って感じがします。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
79.音楽が前へと生きる力を与える!
「サウンド・オブ・ミュージック」
注目ポイント
- アカデミー賞の10部門にノミネートされ5部門で受賞
- 今や誰もが知る「ドレミの歌」「エーデルワイス」を日本に広めた作品
- 「ウエスト・サイド物語」で不朽のブロードウェイミュージカルの映画化に成功した、ロバート・ワイズが監督
こんな人にオススメ
- 前向きに生きるためのヒントが欲しい人
- 王道の名作を観たい人
あらすじ
舞台は1938年、第二次大戦が迫ったオーストリア。
シスター見習いのマリア(ジュリー・アンドリュース)は、退役した軍人ゲオルクの子供たち7人の家庭教師をすることになる。
妻を亡くしてから、ゲオルクは子供たちを軍隊のように厳しくしつけ、子供たちとのコミュニケーションも少ない。
そんな環境でも子供たちは元気に振る舞うが、実はゲオルクが向き合ってくれないことに寂しい思いをしていた。
それを知ったマリアは、歌でゲオルクの気を引こうと、子供たちに歌を教える。
父と子たちの関係はどう変わるのか?
そしてマリアは、シスターとして禁じられているはずの、ある感情の変化に気づく・・・。
50年以上愛され続ける、ミュージカル映画の不朽の名作。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者の見どころ解説
「ドレミの歌」「エーデルワイス」「マイ・フェイバレット・シングス」「もうすぐ17歳」「すべての山を登れ」等々、これ1本に入っている曲だけで音楽の教科書を作ってもいいのではないかというほどの、22世紀になっても歌い継がれているのは間違いない名曲たち。
これに尽きます。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- この映画は音楽が満載なので、見ていてとっても楽しいです。
音楽の方が耳に残ります。
あと、子供たちがかわいいし、成長期の子供のやり取りも面白いです。
こころはずみます。(50代女性) - 音楽の力で周囲を変えていくマリアの姿に元気がもらえます。
また、映画の後半では戦争が近づいてきます。
それによって家族も引き離されそうになるところを、難しい決断を下して自由を求めます。
昔の名作映画は、ただ楽しいだけでなく、観終わった後に心に何かを残してくれる気がします。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
80.正しく生きれば、いつか必ず報われる
「素晴らしき哉、人生!」
注目ポイント
- アカデミー賞の5部門にノミネート
- アメリカ映画協会が選ぶ「感動の映画ベスト100」で1位
こんな人にオススメ
- 大きな失敗をし、「どうすればいいんだ・・・」と落ち込んでいる人
- 「人生は素晴らしい!」と思えるほどの感動を味わいたい人
あらすじ
アメリカでは毎年クリスマスにテレビで放送されるほど、今もなお人気のヒューマンドラマ。
舞台は1945年のクリスマス、雪が降りしきるニューヨーク。
不幸に見舞われ、人生に絶望したジョージ(ジェームズ・ステュアート)が、自殺をしようとしていた。
それをはるか上空から観ていた神様が、ジョージを助けるために天使を遣わす。
そして、天使は、ジョージが行きてきた証を確認するかのように、ジョージのこれまでの人生を映像化して一緒に観ていく。
天使の言葉がジョージの気持ちを熱くする・・・。
公開から70年以上も人々を感動させ続けている、時代を超えた不朽の名作。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
街の小さな住宅ローン会社の社長、いわば「金貸し」という生臭い仕事を生業とする男を主人公に据えて、これほどまでに美しく愛に満ちた物語になるとは!
筆者はこんな風に生きたいものだと願い、立川シネマシティを映画ファンにとって「ベイリー住宅金融社」みたいにしたいものだと考えて日々仕事をしています。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 誰もが一度は考える、ifの世界。
あなたが、私が、生まれてきて良かったと心から思える。
ただそれだけに感謝。(20代男性) - 人間ドラマ。
よく練られたストーリー。(40代女性) - 主人公が、いままで常に人に尽くしてきたからこそのラスト。
また、主人公の奥さんがボロボロの屋敷でディナーを用意していたシーンで、毎回泣いてしまう。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
81.繊細な思春期の心が生み出した、痛ましい事件
「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」
注目ポイント
- アジア最高の映画祭とも呼ばれる釜山国際映画祭で、「アジア映画ベスト100」の8位に選出
- イギリス放送協会(BBC)が1995年に「21世紀に残したい映画100本」に選出
- 東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞
こんな人にオススメ
- 「こんなに完成度の高い映画があるのか!」とマニア絶賛の作品が観たい人
- 複雑な社会状況の中で揺れ動く、思春期の繊細な感情に共感したい人
あらすじ
1961年の台湾で実際に起きた事件を元にした映画。
当時の台湾は国民党の独裁政権下にあり、第2次大戦以後に中国から移住した外省人が政権を握っていた。
そして第2次大戦以前から住んでいる本省人と、外省人が区別されるように、少年たちもグループにわかれて抗争を繰り広げている。
外省人の息子で中学生の小四(シャオスー)は、不良グループ「小公園」のメンバーと仲良くしていた。
小四が対立グループ「217」とのトラブルを起こした時に、助けてくれた小馬(シャオマー)と親友となり、友情を育んでいく。
そして、同じ学校の小明(シャオミン)には恋心を抱き、普通の学生と変わらない日々を過ごしていた。
しかし、そんな生活を起こる中、痛ましい事件が起きてしまう。
そこには、複雑な社会状況にも通ずるものがあった。
1人の少年の視点から当時の社会状況を描き出した、傑作クライムドラマ。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
一筋縄ではいかない作品です。
上級映画ファン向け。
4時間という長尺で、60年代の台湾を舞台に少年少女たちの青春が描かれます。
語り口も映像も見事の一言ですが、わかりやすい作品ではありません。
様々なジャンルの映画を少なくとも1,000本くらいは観た、というあたりで観れば、これを観て明日も頑張れる、と思えるかも知れません。
僕はそうはなりませんが(笑)。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 説明不要の傑作。(20代男性)
- 完成度の高い映画を観ると「こんな映画があったのか・・・!」と元気がもらえる人にオススメです。
でも単純におもしろいので明日も頑張れる元気がもらえなかったとしても、充分満足できると思います。
1961年の台湾は、中国からの移民と、昔から台湾に住んでいる人たちの派閥で分裂していたことを知っておかないと、ラストのセリフの意味がわからないと思うので、先に知っておくことをオススメします。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
82.子供のときの経験は、一生の宝物。
「スタンド・バイ・ミー」
注目ポイント
- アカデミー賞の脚色賞にノミネート
- 「ショーシャンクの空に」「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」など映画化でヒットし続けているスティーヴン・キングが原作
こんな人にオススメ
- 少年時代の気持ちを思い出して、ノスタルジックな気分に浸りたい人
- 「秘密基地」という言葉にわくわくする人
あらすじ
人気作家スティーヴン・キングの小説「The Body(原題)」を映画化した青春映画の傑作。
舞台は1950年代のアメリカ・オレゴン州の片田舎。
夏休み中の12歳の少年コードンは、気の合う(仲の良い)3人の友人と秘密基地に集まるのが日課になっていた。
ある日、秘密基地で一人の少年が思いもよらぬ計画を口にする。
それは、行方不明になっていた少年が30キロ先の森の奥で列車に跳ねられ、死体がそのまま放置されているらしいから見つけに行こう、というものだった。
死体を見つけて報告すれば、英雄になり、有名人になれると考えた4人は、死体探しの冒険に出る。
誰もが経験した子供のときの痛みや誇らしさを、美しい自然とともに描く傑作!
何もかも忘れて童心に帰る。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 少年の冒険心にこちらまでわくわくし、明日も頑張ろうと思える作品です。(女性)
- 少年たちが冒険をしていく中、道中で色々な事件が起きて皆成長していくところ。
コメディ要素もあるけれど、最後は泣けてしまう。(30代女性) - 毎日が楽しかった子供の頃がよみがえってくる。
子供の頃は自分の住んでいる田舎の町がすべてだったのが、東京に住みながら働いている今、実家の町に帰ると昔遊んでた公園の小ささとかに驚いてしまう。
こんな感覚が味わえる、懐かしくも切なくも、でもやっぱり前向きに生きる力をくれる映画です。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
監修者(遠山さん)のオススメ作品
83.誰もが共感するであろう、愛と希望にあふれた青春の1ページ
「シング・ストリート 未来へのうた」
注目ポイント
- ゴールデングローブ賞の作品賞にノミネート
- 「ONCE ダブリンの街角で」でアカデミー賞の歌曲賞を受賞した、ジョン・カーニーが監督
こんな人にオススメ
- 学生のバンドあるあるに共感したい人
- オシャレでかっこいい音楽でテンションを上げたい人
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者のあらすじと見どころ解説
80年代、イギリスのイケメンボンクラ少年が、街で見かけた美少女の気を惹くためにロックバンドを始める、という王道の青春音楽映画。
音楽オタクのダメ兄貴に励まされながら、つまはじき者の仲間を集めてバンドを結成。
ユニークなのは、彼らがまずライブに向かうのではなく、ミュージックビデオを撮ろうとするところ。
これが笑える。
中学高校の頃のバンドあるあるで、音楽好きなら、たまらなすぎて叫びたくなるレベル。
楽曲がすべて神曲。
ラストでは鼻水がでるほど泣いて、明日から本気出す!
と、あなたも決意するはず。
今すぐこの映画を観る
「明日も頑張れる元気をもらえる作品 9選」にあなたの観たい映画はありましたか?
次は「爽快感でスカッとできる作品 9選」をご紹介します。
「爽快感でスカッとできる作品 9選」に興味がない方は、さらに次の「手に汗握るほどの緊張感を味わえる作品 9選」をご覧ください。
9.爽快感でスカッとできる作品 9選
500人のアンケートの中から厳選した作品
84.1人ではできないことでも、仲間と一緒ならできる
「アンタッチャブル」
注目ポイント
- アカデミー賞の4部門にノミネートされ助演男優賞を受賞
- 「ヘイトフル・エイト」でアカデミー賞を受賞し、アカデミー賞に過去6度ノミネートされた、エンニオ・モリコーネが音楽を担当
- 世界三大映画祭すべてで受賞経験のあるブライアン・デ・パルマが監督
こんな人にオススメ
- ギャングとそれを追う男たちのかっこよさに痺れたい人
- 「ギャング」「銃撃戦」「禁酒法」という言葉にワクワクする人
あらすじ
アメリカの財務省にいた捜査官エリオットの自伝書をもとに作られた映画。
1930年代のアメリカでは、禁酒法により闇酒場が横行していた。
ギャングたちは酒の密造・密輸で莫大な利益をあげ、中でもシカゴのアル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)の権力は絶大だった。
財務省は密造酒の取り締まりを強化するため、捜査官のエリオット(ケビン・コスナー)をシカゴに派遣する。
エリオットはアル・カポネ一味を摘発寸前まで追い詰めるが、ギャングに買収された警官が情報を流し摘発は大失敗に終わった。
それは新聞で大きく取り上げられ、エリオットは大恥をかかされる。
それでも市民の声に励まされたエリオットはアル・カポネの逮捕を決意し、信頼できる警察官3人を集めて、チーム「アンタッチャブル」を結成。
ありとあらゆる方法でアル・カポネを追い詰めていくが、カポネも巧妙な手口を次々と用意し逃げ続けていく。
頭脳戦、心理戦、銃撃戦が次から次へと展開される、一瞬の隙きもつけないギャング映画の王道作品。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 正義を貫く警察官たちがカッコよく感動します。
ショーン・コネリーの渋い演技も見所です。
実話をもとにした話なのでとても見ていてスカッとします。(30代男性) - 禁酒法時代のギャングの話が好きな人は多いと思います。
この映画でもアル・カポネ演じるロバート・デニーロがめちゃくちゃいい演技をしていますが、あくまでそれを追う警官たちが主人公の物語。
ギャングたちの生き様が好きな人は、ギャングたちの正義と、警官たちの正義という2つの正義が楽しめると思います。
またラストの銃撃戦の際、階段を使った有名なシーンがあるのでそちらもぜひ観てください。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
85.英雄の物語は、人々を奮い立たせる
「バーフバリ 王の凱旋」
注目ポイント
- 南インドで権威ある映画賞の「ナンディ賞」で、前編と合わせて13部門受賞
こんな人にオススメ
- 少年漫画のような、王道のストーリーが好きな人
- インド映画を観たことがなく、何から観ればいいのかわからない人
あらすじ
2作完結作品の第2作目。
舞台は古代インド、マヒシュマティ王国。
1作目「バーフバリ 伝説誕生」では、訳あって養父母に育てられた青年シヴドゥ(プラバース)が、暴君バラーラデーヴァに幽閉されている王妃デーヴァセーナを救出するため宮廷へと向かった。
そしてシヴドゥは都へ着くと、自分の正体がマヒシュマティの王子であることや、なぜ養父母に育てられることになったのかを知ることになる。
2作目は、シヴドゥが生まれる前に起こっていた王位継承争いからはじまる。
シヴドゥの祖父であり国王のヴィクラマデーバが急死し、その代理として国王の兄の妃シヴァガミが国務を行っていた。
次期国王には、ヴィクラマデーバの子であるバーフバリ王子に決まっていたが、シヴァガミの息子バラーラデーヴァを国王の座へとたくらむ者が現れ、王子は罠にはまってしまう。
それは、正義を貫くことを重んじたバーフバリだからこそ、背負った運命でもあった。
国民からも愛され、強く勇敢だったバーフバリの生き方を、会うことも叶わなかった息子シヴドゥが受け継いでいく。
神話をモチーフにし、真の王者とは何かを世に知らしめ、世界を熱狂させた勇者の物語。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
とことんやってやる、とばかりに、美術もアクションもドラマも超壮大化。
言ってしまえばバカバカしいのですが、その力業の勢いに結局思いっきり楽しませられ、日本でも何十回と劇場に通う熱狂的ファンを生み出し、最終的に監督が来日して参加する応援上映が行われるまでに到達した、2018年に映画界に巻き起こった奇跡のひとつ。
この作品には観るものを震わせる魂が宿っています。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- とにかくスケールが大きく、無茶な表現もありますがそれすら気にならなくなるような世界観が魅力的です。
アクションも迫力があり、つい画面に引き込まれてしまう作品です。(30代女性) - バーフバリの濃い顔が一度観たら忘れられない。
そして、強くてかっこいい。
危ないシーン、危機一髪な場面でも、「バーフバリなら大丈夫!」と安心して観ていられます。
そして、ストーリーにメリハリがあって、ラストは爽快感があります。(40代女性) - 基本歌って踊ってなので、映画に参加してるような気持ちになります。(20代女性)
- 映画を観ると、なんでSNSで流行っていたのがわかります。
映画を観ると、この映画から感じた気持ちを誰かと共有したいという気持ちになります。
なので友達と一緒に鑑賞会をやるのにうってつけの作品だと思います。
ボヘミアン・ラプソディが好きな人はハマれると思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
86.トム・クルーズがスタントマンを使わず命をかけてのぞんだ!
「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」
注目ポイント
- 全世界の興行収入がシリーズ累計で3,700億円を突破
- 「ユージュアル・サスペクツ」でアカデミー賞脚本賞を受賞した、クリストファー・マッカリーが脚本
こんな人にオススメ
- 次から次へと展開される危険なアクションに、時間を忘れて夢中になりたい人
- 多くの人の命を守るため、不可能に立ち向かっていく姿に胸を熱くしたい人
あらすじ
シリーズ6作品中の第6作目。
これまでの作品では、アメリカ政府機関IMF(スパイ組織)に所属するイーサン(トム・クルーズ)は、国家を脅かすIMF内部の密告者の特定や、盗まれた殺人ウイルスの回収など、さまざまなミッションを命がけで成し遂げてきた。
6作目では、イーサンのもとへある依頼が届く。
依頼の内容は、マフィアと取引をして、彼らが盗んだ3つのプルトニウムを受け取ること。
実はそのプルトニウムを狙う「アポストル」というテロ組織は、核爆弾テロで世界の平和をおびやかす計画をくわだてていた。
イーサンは仲間たちとともに、マフィアとの取引現場へと向かう。
しかしそこで、予想もしなかった出来事が起こり、絶体絶命の危機が次々とイーサンに襲い掛かる・・・。
毎作、トム・クルーズのスタントに世界が注目する、大人気アクションシリーズ。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 主役のトム・クルーズのアクションが、とにかくすごい!
そして、ストーリーの展開も早く、全く飽きることなく、最後まで楽しめる作品です。
シリーズ化されているところも、ファンとしては嬉しいです。(20代女性) - どん底の主人公が、不可能と思える試練を乗り越えたり、ピンチを乗り越えて敵を追いつめていくところは、仕事をするサラリーマンに勇気を与えると思います。(40代男性)
- アクションシーンを身体を張って撮り続けるトム・クルーズ。
とにかくヒーローでカッコいいです。
迫力満点! アクションの魅力満載の一本です。(40代女性)
今すぐこの映画を観る
87.くだらない話
「パルプ・フィクション」
注目ポイント
- カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞
- アカデミー賞の7部門にノミネートされ脚本賞を受賞
- 「レザボア・ドッグス」がイギリスの映画誌・エンパイアが発表した「アメリカのインディペンデント映画ベスト50」で2位に選出された、クエンティン・タランティーノが監督
こんな人にオススメ
- かっこよくてオシャレな映画を楽しみたい人
- 話はわからなくても、観たあとになぜかスカッとしているという体験がしたい人
あらすじ
『パルプ・フィクション』のあらすじを紹介するのは、複雑な方程式の解き方を説明するよりも難しい。
豪華なキャストが揃い話題となったが、公開されるやいなや、世間はこのストーリーに愕然とした。
1人の主人公がいて1つの物語が繰り広げられるのではなく、短編映画の集まりに見え、しかし、各短編は時系列こそ違えどすべての登場人物がなんらかの形で繋がっている。
そして劇中は、くだらない話(=パルプ・フィクション)と人の命さえもくだらないもののように扱うシーンのオンパレード。
この映画には、監督タランティーノによる秘められたメッセージがあるのではと、解き明かすことに熱狂するファンも多い。
一つ主軸を持って観るならば、ギャングのビンセント(ジョン・トラボルタ)を追うこと、とされている。
くだらないことだらけのストーリーに、深い意味が隠されているのか!?
一番好きな映画として名が上がることの多い超話題作。
頭を使いながら映画を観たいという人は必見!
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
派手なアクションがあるわけでもなく、熱い友情があるわけでもなく、あっと驚くどんでん返しもありませんが、面白カッコいい悪いヤツらが、面白会話を繰り広げ、話が意外な方向に転がっていく(あるいは停滞し続ける)ということだけで、90年代半ばの映画カルチャー全体に決定的な衝撃をもたらした作品。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- バイオレンスの描かれ方もすばらしいですが、エンターテインメントに徹したタランティーノの傑作というところが最大のお勧めポイントです。
音楽のかっこよさや3つのストーリーを軸に話が進んだり台詞のかっこよさと演出力がここまで発揮された作品は他にないので映画好きな人であれば安心して薦められる作品です。
これだけ癖の強い要素を作品としてまとめられたのはスゴイの一言です。(30代男性) - 構成も、銃声も、あらゆるものが気持ちいい!
こんな快感味わってしまったら、あと何見たらいいんだ。(20代女性) - いろんな人たちが主役のように出てきてその点が気持ちよく線で繋がっていき、タランティーノ監督の世界観が一撃で味わえる作品です。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
88.自分はダメな奴だと、もう思いたくない
「ロッキー」
注目ポイント
- アカデミー賞の9部門にノミネートされ3部門で受賞
- ゴールデングローブ賞の7部門にノミネートされ作品賞を受賞
- イギリスの映画雑誌が発表した「史上最高の映画100選」に選出
こんな人にオススメ
- 今の自分に自信が持てず、「このままでいいのかなぁ・・・」と悩んでいる人
- 眠れなくなるほど、心を熱くしたい人
あらすじ
実際にあったボクシングの試合を元に作られた映画。
舞台は1975年のアメリカ・フィラデルフィア。
30歳になったボクサーのロッキー(シルヴェスター・スタローン)は、本業のボクシングだけでは生活できず、借金の取り立てで生計を立てている。
このままでいいのだろうかと悩みながらも努力をせず、好意を寄せる女性エイドリアンとのデートを唯一の楽しみに、自堕落な生活を送っていた。
そんなロッキーが、なんと、ヘビー級チャンピオンからタイトルマッチの挑戦者に指名されてしまう!
出場を断ろうとするのだが、いつも心に引っかかっていたあることが、ロッキーを駆り立てるのだった・・・。
誰もが心を打たれる感動のラストに、観た人すべてが拳を突き上げる。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
自ら脚本を書き上げて、自らが演じることを条件に売り込んだシルヴェスター・スタローンは、この1本で世界的スターとなりました。
もしあなたが日常という名のリングで倒れかけても、あの有名なファンファーレを口ずさむだけで、きっとまだやれそうな気になれる、エナジームービー。
ぜひロッキー・ザ・ファイナル」までシリーズをご覧ください。
この「ザ・ファイナル」もとんでもない傑作だからです。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 何度も挑戦する主人公に力を貰える。(30代男性)
- ロッキーのボクシングに向かうひたむきさと、試合風景が上手に映し出されています。(50代男性)
- ボクサーとして落ちるところまで落ちてしまった自分の、尊厳を取り戻す戦い。
ダメな自分をロッキーに重ねてしまい、号泣です。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
89.勝つことへの執念が生み出した、究極の戦略
「女神の見えざる手」
注目ポイント
- 「恋におちたシェイクスピア」でアカデミー賞の作品賞を受賞した、ジョン・マッデンが監督
- 「戦場でワルツを」で「ヨーロッパ映画賞」の作曲賞を受賞した、マックス・リヒターが音楽
こんな人にオススメ
- すべての伏線がラストで回収されるような、爽快感でスカッとしたい人
- 頭を使いながら楽しめるような映画が観たい人
あらすじ
主人公のエリザベス(ジェシカ・チャステイン)は、真っ赤な口紅に一流ブランドで身を包み、勝つためには手段を選ばない有能な女性ロビイスト(依頼された団体に有利に働くようロビー活動をする人)。
成功率を上げるために、エリザベスは私生活を捨ててまで仕事に打ち込んでいた。
そんなエリザベスにきた依頼は、銃の所持規制を強化する法案を通すこと。
これに対して銃を擁護する団体は脅威を感じたため、エリザベスが過去に犯した不正や赤裸々な過去を露呈して陥れようとする。
常に先を読み、頭脳戦でプレイするロビイストのエリザベスは、さまざまな作戦を積み上げ反撃に出る。
どこまでが戦略で、どこからがハプニングなのか・・・。
観るものすべてがエリザベスの策略にダマされる。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 見所は、ジェシカ・チャステイン演じる主人公ミス・スローンのきびきびした動きや天才的な言動です。
最後まで手の内を見せない予見した駆け引きも見どころです。(30代女性) - アメリカのバリバリのキャリアウーマンの女主人公が、あの手この手でロビー活動を展開して行くストーリーで、ラスト窮地に立たされる彼女にはまだ最後の切り札が残っていて…という大どんでん返しが痛快な作品です。(30代女性)
- 冷酷なまでに仕事で勝つことに執着しているが、銃規制法案の賛成派の仕事をするところなど、映画のところどころに人間味を感じさせるところがあって逆にこの主人公のキャラが面白く浮かび上がってきています。
それでも仕事で勝つために自分すら捨ててしまうその執念に、職業は違えど同じように働いている身として尊敬の念を覚えます。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
90.やっと見つけた本当の愛を、絶対に逃さない
「愛のむきだし」
注目ポイント
- ベルリン国際映画祭で2部門受賞
- 映画雑誌・映画芸術が発表した「2009年の日本映画ベストテン」で1位
こんな人にオススメ
- ひたむきに愛を求める主人公を観て、熱い気持ちになりたい人
- 映画好きの間でカルト的な人気のある名作が観たい人
あらすじ
監督の友人が、実際に体験した話を元にした映画。
男子高校生のユウ(西島隆弘)は幼い頃に母親を亡くし、愛人に夢中な神父の父親と2人で暮らしていた。
あるとき父親は愛人に逃げられると、優しかった性格が一変し、ユウに懺悔を毎日強要するようになる。
ユウが懺悔のために仕方なく犯していた罪の中で、唯一、父親が激怒したのが女性のパンツの盗撮だった。
自分に激怒した父に愛を感じてしまったユウは、盗撮にのめり込み、すっかり盗撮魔になってしまう。
そんなある日、ユウはヨーコに出会い、初めて女性を好きになる。
愛に飢えたユウがたどり着いた、本当の愛とはいったい・・・。
新たな視点で愛を描いた、上映時間4時間に迫る、愛の超大作。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
女優・満島ひかりの名を一躍知らしめ、園子温監督の出世作となった、問題作。
4時間もありますが、昭和の大げさなドラマを観るような感じで、ぐいぐいひっぱられてあっという間です。
観念的な、一風も二風も変わった作品なので、観終わったあと爽快かどうかは、人によると思いますが(笑)。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 満島ひかりの出世作。
作り込まれた世界観と映像がとにかく素晴らしいです!
派手に血が飛び散るアクションシーンも実に見もの。
見終わったあとはもう一度見たくなること間違いなしの、クセになる映画です。(30代女性) - 主人公の青年が、華麗なアクロバット技でパンツを盗撮していく場面は、一周回って爽快です。
タイトル通り、各々の愛がむきだしで、ある意味純愛映画なのか・・・と。
とても長い映画ですが、むきだしの狂気に見入ってしまいます。(10代女性) - 上映時間4時間というのを全く感じさせない、体感時間は1時間くらいにめちゃくちゃのめり込める作品です。
テーマがかなりきわどい内容ですが、主演をAAAの西島さんがやることでかなり中和されて、汚らしい感じが一切ない仕上がりになっているのもオススメポイントです。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
91.女性を狙う変態殺人鬼
「デス・プルーフ in グラインドハウス」
注目ポイント
- 熱狂的ファンが多いタランティーノが監督
こんな人にオススメ
- B級映画の悪趣味な雰囲気が好きな人
- グロテスクな表現が好きな人
あらすじ
舞台はテキサス州・オースティン。
女性の3人組が車でバーへ飲みにいく途中、怪しげな車が追いかけてきていることに気がつく。
しかし、怪しげな車はすぐに走り去ったため、3人はあまり気にすることなくバーへ行き、お酒を飲みはじめていた。
すると、カウンター席でひとりで飲んでいた男(カート・ラッセル)がやってきて、自分がスタントマンとして担当した映画の話をしつこくしてくるが、3人は気にせず楽しく飲んでいた。
その中のひとりの女性がタバコを吸いに外へ出ると、あの怪しげな車が駐車場に。
その車の持ち主は、しつこく話しかけてきたスタントマンだった。
ぼんやりと感じていた違和感が、次第に確信へと変わっていく・・・。
結末は、タランティーノ好きな人が喜ぶ意外な展開へ!
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
「パルプ・フィクション」のタランティーノ監督がB級C級映画の俗悪なテイストをあえて蘇らせた作品。
サイコパスのカースタントマンとエロいお姉さんたちの壮絶カーバトル、と聞いて心ときめいたあなたなら、この作品は間違いありません。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 純粋な映画的楽しさが詰まっている。(10代男性)
- B級映画に敬意を捧げた映画。
私はB級映画が好きだから観たというわけではなく、監督のタランティーノが好きで観ました。
それでも映画のラストシーンには声を出して笑いました。
こんなコメディがあるのかと。(20代男性) - 序盤、中盤、まあどうでもいい。
ラストシーンの爽快感が全てを吹っ飛ばす! 映画史上No. 1のスッキリエンディング。(20代男性) - これは最高の映画です!
自分は男ですが、この映画を観るときは女の気持ちになりきって「男ざまぁ!」と快哉を上げています。(30代男性)
今すぐこの映画を観る
監修者(遠山さん)のオススメ作品
92.黒人女性たちの道を切り拓いた、3人のヒーロー
「ドリーム」
注目ポイント
- アカデミー賞の4部門にノミネート
- 「ライオン・キング(1994)」でアカデミー賞の作曲賞を受賞した、ハンス・ジマーが音楽
こんな人にオススメ
- 前例のないことに挑戦し続ける姿に、勇気をもらいたい人
- 仕事で認めてもらえず、ストレスがたまっている人
予告編・プレビュー
監修者のあらすじと見どころ解説
日本公開前、アメリカにてあの「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を公開3週目にして興行成績首位から引きずり降ろしたとして話題になったのが本作。
1960年代のNASAで、ロケットの軌道計算などを手がけていた知られざる黒人女性数学者たちの伝記映画。
数学者なんて、そんな地味で映画に向かない題材がなんで大ヒットしたかと疑問だったが、観てみたら納得。
これアメコミ映画とミュージカル映画というヒット映画の方法論で作られているのだ。
数学の天才=超能力者みたいなもの、としてアメコミヒロインのように仕立て上げ、売れっ子ミュージシャン/プロデューサー、ファレル・ウィリアムズが歌モノ楽曲を今作のために10曲も用意。
黒人差別、女性差別という巨大なヴィラン(悪役)相手に、数学の実力とロジカルな主張でビシッと黙らせたところで、ファレルのおしゃカッコいい曲がバーン、思わずガッツポーズ。
今すぐこの映画を観る
「爽快感でスカッとできる作品 9選」にあなたの観たい映画はありましたか?
次は「手に汗握るほどの緊張感を味わえる作品 9選」をご紹介します。
「手に汗握るほどの緊張感を味わえる作品 9選」に興味がない方は、目次から興味のあるジャンルを探してください。
10.手に汗握るほどの緊張感を味わえる作品 9選
500人のアンケートの中から厳選した作品
93.空を舞台に飛び回るカーアクション
「ワイルド・スピード SKY MISSION」
注目ポイント
- 全世界の興行収入がシリーズ累計で4,000億円を突破
- ゴールデングローブ賞の主題歌賞にノミネート
- 「ソウ」で世界的にその名が知られた、ジェームズ・ワンが監督
こんな人にオススメ
- ド派手なカーアクションで、緊張と興奮を味わいたい人
- 「ワイルド・スピード」シリーズを観たいけど、どれを観ていいかわからない人
あらすじ
メインシリーズ8作品中の第7作。
1作目は、警察官のブライアン(ポール・ウォーカー)が、強盗事件の容疑者で凄腕のカードライブテクニックを持つドミニク(ヴィン・ディーゼル)を捕まえるため、身分を隠して近づいた。
すると人間味あふれるドミニクとブライアンの間に男同士の絆が生まれ、ブライアンは警察官の身分を追われることを覚悟し、彼の逃走を手助けする。
その後のシリーズもふたりの絆は変わらず、巧みなカードライブテクニックを駆使し、危険を顧みずさまざまな犯罪を阻止するなどして、社会的地位を取り戻していた。
7作目では、ブライアンは幸せな家庭を持ち、優しいパパとして生活を送るも、以前の刺激的な日々を求めていた。
一方ドミニクは、恋人レティが事故で記憶を失い、ふたりの関係に悩んでいる。
ある日、ドミニクが自宅に届いた郵便物を確認すると、中身は爆弾だった!
すぐに逃げたドミニクは命拾いをしたが、仲間も同じように命を狙われ、殺されてしまったことを知る。
ドミニクは、爆弾を仕掛けた犯人が自分と仲間たちへの復讐を誓う人物だとわかると、戦うことを決意。
ブライアンも合流し、またしても危険をおかし犯罪組織へと乗り込む!
超貴重な車が次々と登場し、ド派手なカーアクションで世界中のカーマニアを魅了した、スカッとできる映画の王道作品。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
初期は車を使ったアクションやレースシーンで見せる映画でしたが、シリーズを重ねるうちに、車で空を飛ぶようになったり、魚雷と氷上でレースになったりと、派手すぎて何がなんだかわからなくなってきたばかりか、気づいたら主要登場人物の大半がごついスキンヘッドになってしまい、しかしそれに比例して興行成績はどんどん伸びているという最高のシリーズ。
仕事のあとにビールがぶ飲み、みたいな味わいです。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- とにかく最初から最後までスカッとする全速力映画。
シリーズ通して観て欲しいが、この映画はどの作品も単発でも全く問題なく楽しめる。(30代女性) - 世界各国の各地で色々なカーレースを繰り広げていくカーアクション映画ですが、レースや喧嘩だけではなくて、家族や仲間への思いやりも垣間見える内容になっています。
ドム達のドリフトはハラハラドキドキすること間違いなしのカーアクションで、そんなシーンが沢山出てくるので、とてもオススメです。(20代男性) - シリーズ化されている映画ですが、カーアクションシーンのすり抜ける感じや、スピード感ある映像がスカッとします。
カーアクションやカーレースのシーンがあるので車好きの人にはたまらない映画です。(20代女性) - 派手なカーアクションでわかりやすくストーリーが進んでいきます、それでいて飽きない、爽快感が味わえます。(20代男性)
- 現実離れしたカーアクションが圧巻!
合成などではなく実際の車を使って撮影を行ったそうです。
この映画が公開される前に亡くなった、主演のポール・ウォーカーに捧げられたというエンディングには涙です。(30代女性) - やはりラストシーンの、ポール・ウォーカーが現れ、車で去っていく場面だと思います。
シリーズを見ていた人ならば知っている情報なのですが、この撮影中にポール・ウォーカーは交通事故で亡くなっています。
その前情報を知った上で見ると、このラストシーンは本当に感慨深くなります。
そして、制作陣が亡きポールに捧ぐ作品となってしまったこのスカイミッションは、こう締めくくります。
『FOR PAUL』このシリーズのこの作品だけは、『人の生とは何か、死とは何か』を考えさせられる作品でした。(30代男性)
今すぐこの映画を観る
94.人質を救い出せるのは、主人公ただ一人
「ダイ・ハード」
注目ポイント
- アカデミー賞の4部門にノミネート
- イギリスの情報誌・タイムアウトが発表した「アクション映画のベスト100」で1位
こんな人にオススメ
- 頭を使って少しずつ敵を追い詰めていく主人公の姿に、ハラハラドキドキしたい人
- 超人的なヒーローよりも、どこにでもいるようなおじさんがヒーローになる映画を観たい人
あらすじ
舞台はクリスマスのアメリカ・ロサンゼルス。
警察官のジョン(ブルース・ウィリス)は、別居中の妻ホリーが勤める会社のパーティーへ出席するため、会社のビルにあるホリーの部屋へと向かう。
久しぶりに再開した2人は口論になってしまい、ホリーは1人で同じビル内のパーティー会場へ行ってしまった。
ジョンがひとりでホリーの部屋にいると、パーティー会場では、突然、強盗グループが現れてビルごと占拠し、会場にいる全員が人質になる。
しかし、ジョンは騒ぎに気づき非常口に逃げ込んで難を逃れた。
警察官として、そして愛する妻のため、ひとりビルの中から救出を試みるジョンを、数々の危険が待ち受ける。
1988年にアメリカで公開されてから30年以上経った今も続編が作られている、超スリリングなアクション映画の大定番。
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者の見どころ解説
巨大ビルという「密室」でのアクションを面白くするにはどうすべきか、徹底的にアイディアが練られていて、危機また危機!
テロリストをじわり追い詰めていくゲーム的なストーリー運びも素晴らしいです。
実はクリスマス・ムービーでもあります(笑)
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 高層ビルを占拠する犯罪組織に、警察官が一人で立ち向かうストーリー自体がおすすめポイントになっています。
見所は、爆破シーンです。 - 主人公役のブルース・ウィリスの完璧じゃないけど強い人がら、ボロボロになりながらも人々や妻を助けるため奮闘する所。(30代女性)
- ブルース・ウィリスの愛嬌あるキャラクターと、無理難題に尽力する点。(30代男性)
- ジョンマクレーンが一人で敵をバンバン倒していくところがおすすめなのですが、その中でも特に第一作目はやはり原点にして頂点といった感じです。
占拠されたビルを一人で奪還しようと、裸足で血を流しながら敵を倒していくところは見ものです。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
95.男が支配する世界で、1人抵抗した女性ヒーロー
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
注目ポイント
- アカデミー賞の10部門にノミネートされ6部門で受賞
- 映画雑誌・キネマ旬報が2015年に発表した「外国映画部門ベスト・テン」で1位
こんな人にオススメ
- 派手なアクションと息をつかせぬテンポで、最高の興奮を味わいたい人
- 「北斗の拳」など終末の世界観が好きな人
あらすじ
シリーズ4作品中の第4作目。
これまでの作品では、近未来に勃発した核戦争によって文明が崩壊し、生存者たちは資源を奪い合っていた。
元警察官のマックスは妻子を殺されてから、生きる目的を失ったまま、1人荒野をさまよい続けている。
4作目では、マックス(トム・ハーディ)は、「ウォーボーイズ」という戦闘集団の襲撃にあい、巨大な砦「シタデル」に捕らえられてしまう。
シタデルは、ボス・ジョーが水や農作物、宗教を牛耳じることで人々を支配し造った独裁国家で、ジョーは自分の子を産ませるために女性を5人も監禁するなど私欲の限りを尽くしていた。
そのシタデルでマックスが出会ったのは、ジョーの軍隊を統率する女大隊長のフュリオサ(シャーリーズ・セロン)。
フュリオサは幼少期に故郷からシタデルへ連れ去られ、約20年が経過した今では大隊長になるほどジョーから信頼されていた。
しかし、フュリオサは横暴すぎるジョーを裏切るある計画を進める。
マックスは、その計画に巻き込まれ、フュリオサに力を貸すことにした。
正義を勝ち取るために戦う女戦士の物語。
シリーズ初のアカデミー賞受賞作品で、その年最多の6部門で受賞した、大人気SFアクション。
予告編・プレビュー
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 類を見ないほどの圧倒的な映像体験。世界観。
オープニングからエンドロールまで、すべての意識を持っていかれる。
すべてのキャラクターにバックボーンがあり、個性があるので彼ら、彼女らの人生にまで思いを馳せたくなる。
あれこれ語らずとも映画というものはこんなにも観客を引き込むことができるのだということを証明した。(40代女性) - やることなすこと何もかもが狂っていて忘れっぽい人も忘れようがないクレイジーさ。
映画を見た後で監督のインタビューのおかしさも楽しめる。
荒廃した世界の影響で主要の登場人物らよりも大量にいるモブのほうが印象的。
世界観や主人公の設定だけでなくモブにも力を入れすぎているところが個人的にはとても好感。(20代女性)
今すぐこの映画を観る
96.恐竜の恐ろしさを最大限に引き出した、極上のエンターテイメント
「ジュラシック・パーク」
注目ポイント
- アカデミー賞で3部門受賞
- 全世界の興行収入がシリーズ累計で1,000億円を突破
- 「最も偉大な現役映画監督」と呼び声の高いスティーヴン・スピルバーグが監督
こんな人にオススメ
- いまだ衰えぬ壮大な恐竜の描写に、胸を踊らせたい人
- 「もし恐竜に襲れたら・・・」という疑似体験でハラハラしたい人
あらすじ
コスタリカ沖の孤島に、本物の恐竜を現代に蘇らせたテーマパークが設立された。
パークの設立者で大富豪のハモンドは、パークを一般公開する前に専門家に見せようと、古生物学者のアラン(サム・ニール)を招待する。
アランは助手のエリー(ローラ・ダーン)とともにパークへ行くと、本物の恐竜たちが駆け回っている姿を見て大いに感動した。
そしてハモンドは、恐竜たちのエリアは高圧電流の柵で囲み、優秀なスタッフによってコンピュータ制御をしているため安全だと語る。
しかし島に嵐が近づく中、1人のスタッフの自分勝手な行動によって、とんでもない事態が巻き起こっていく。
今なお衰えない恐竜のリアルな映像化が、観るものすべてに興奮と緊張を与える最高のエンターテイメント。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
映画と違って小説は想像力を使って自由に描けるから小説のほうが偉大、と思っていた僕の考えを「ターミネーター2」の液体金属殺人機械とともに打ち砕いたシリーズ1作目。
パークに入ってすぐ、ブラキオザウルスが立ち上がるシーンで、少なくとも僕の想像力は完敗しました。
足音の震動で水面に波紋が起こったり、恐竜が窓に鼻息を吹きかけたりという一度観たら忘れられない細部の演出が神がかっています。
さすがスピルバーグ監督。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 脚本が素晴らしい。
恐竜のリアルな再現技術が素晴らしい。(30代男性) - リアルな恐竜も見どころですが、子供嫌いの主人公が小さな兄弟を恐竜たちから守っていく中で、徐々に子供を好きになっていく過程に心温まりました。(30代女性)
- 恐竜とラプトルのブルーが戦うシーンや、子供の頃のブルーの映像が可愛くて、とにかくこの映画はブルーがとても魅力的な恐竜だと思いますので、人間よりブルーを見てほしいくらいです。(40代女性)
今すぐこの映画を観る
97.死の恐怖を覚悟して、再び挑む!
「エイリアン2」
注目ポイント
- アカデミー賞の7部門にノミネートされ2部門で受賞
- 全世界の興行収入がシリーズ累計で1,300億円を突破
- 「タイタニック」でアカデミー賞の11部門を受賞した、ジェームズ・キャメロンが監督
こんな人にオススメ
- 敵に勇敢に立ち向かう、強い女性の姿に熱くなりたい人
あらすじ
シリーズ6作品中の第2作。
1作目では、西暦2122年に、宇宙貨物船ノストロモ号の乗組員たちが、地球へ向かう途中に、ある惑星でエイリアンの卵を大量に発見する。
すると乗組員たちは卵からかえったエイリアンに襲われ、女性航海士リプリー(シガニー・ウィーバー)だけが脱出挺に乗り込み、生き延びることができた。
2作目では、脱出挺の中でコールドスリープ(睡眠状態にして体温を低温にし老化を防ぐ装置)状態のリプリーが宇宙をさまよっていたところを、偶然発見され救出されるところから始まる。
リプリーは57年もの間、宇宙をさまよっていた。
しかし、無事に地球に帰れたにも関わらず、毎晩、エイリアンに襲われる悪夢でうなされてしまう。
そんな中、20年前から人類が入植している惑星「LV-426」からの連絡が途絶え、157人の消息がわからなくなっていた。
リプリーは、人類のために、そして、自分の恐ろしい過去を断ち切るために再び宇宙へと旅立つが・・・。
1作目はホラー映画だったが、2作目はアクション映画として作られ大ヒット。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- エイリアンに立ち向かっていく女性主人公の姿に勇気をもらえます。(20代男性)
- 1作目では宇宙船の中という限られた空間の中でエイリアンに襲われるというシチュエーションがたまらなく怖かったです。
そしてどこかアート映画を感じさせるような雰囲気がありました。
エイリアン2では監督がアバターやタイタニックのジェームズ・キャメロンに交代し、より多くの人が楽しめる娯楽作品となっており、エイリアンに立ち向かうことを決心したリプリーがかっこいいです。
また、エイリアンは昆虫のような造形をしていて、虫嫌いな私は余計に恐怖を感じて、鳥肌が立ちました。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
映画愛好家30人のアンケートの中から厳選した作品
98.兄弟だからこそ感じる、特別な想い
「ゆれる」
注目ポイント
- 映画雑誌・キネマ旬報が2006年に発表した「日本映画ベスト・テン」で2位
こんな人にオススメ
- 小さなことがきっかけで、兄弟と疎遠になっている人
- 繊細に揺れ動く登場人物の感情を、見事に表現した映画が観たい人
あらすじ
東京で写真家として活躍する猛(オダギリジョー)は、母の葬式のため、久々に実家へ帰省した。
猛の兄・稔(香川照之)は家業のガソリンスタンド屋を継ぎ、猛の昔の恋人・智恵子と働いている。
東京で自由を手に入れた猛に対し、稔は嫉妬を感じ、智恵子は魅力を感じていた。
葬式の翌日、猛、稔、智恵子の3人は、子供の頃によく遊んだ渓流へいくことに。
そして、悲劇が起こる。
渓流にかかる吊橋の上から智恵子が落ちたのだ・・・。
はたして、事故なのか、それとも事件なのか。
閉ざされていた3人の複雑な関係が、あらわになる。
吊橋が揺れ動くように、観る人の感情もさまざまな方向へと揺り動かされる心理描写は必見。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 映像表現の可能性を感じました。(20代女性)
- 初めて観たときは、「あれ? 話を追えてなかったのかな?」と思ったのですが、そもそも話の重要な部分は映画では正確には明かされていませんでした。
そのため、「結局どっちなの?」と思ってしまう人より、「自分はこうだと思う」と考えることが好きな人におすすめの映画です。
演技がすばらしいので、そちらを目的に観るのもいいと思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
99.異常事態だからこそ、人間の本性が試される
「新感染 ファイナル・エクスプレス」
注目ポイント
- 北米最大のジャンル映画祭である「ファンタジア国際映画祭」で最優秀作品賞を受賞
こんな人にオススメ
- 仕事が忙しく、家族や友人との付き合いがおろそかになっている人
- 次々と話が展開されていくテンポの良さで、時間を忘れるほど映画に夢中になりたい人
あらすじ
韓国・ソウルに住むソグ(コン・ユ)は妻と別居中で、母と娘のスアンと3人で暮らしている。
仕事一筋のソグは、スアンの誕生日に、すでに買ったことのあるおもちゃをプレゼントしてしまうほど子供と向き合えていなかった。
同じものをプレゼントしてしまったことに気が付いたソグは、誕生日に何が欲しいかをスアンにたずねると、釜山にいるお母さんに会いたいと答えた。
そこで、ソグはスアンを連れて釜山へと向かう。
2人が釜山行きの高速鉄道に乗車すると、鉄道が発車する直前、まともではない様子の少女が駆け込んできた。
実はその少女はある問題を抱えていて、彼女をきっかけに、乗客たちは恐怖の渦へと巻き込まれていく。
恐怖によって人間の醜い本性が剥き出しになっていく中で、ソグとスアンの運命は・・・。
アメリカでリメイク版が決定した新感覚のノンストップホラー。
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
韓国映画の魅力のひとつは「容赦のなさ」。
アクション系映画で見せる、そこまでやるか!? というタガの外れ方が日本やアメリカにはなかなか真似できません。
そんな韓国が作るゾンビ映画。
面白くならないわけがありません。
すさまじい迫力もさることながら、思いのほかエモいストーリーにぐっときます。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 主演のコン・ユがかっこいい。(10代女性)
- ガタイのいい男の人が腕1本で立ち向かうところ。(30代女性)
- 娘が誕生日に何が欲しいかもわからないほど家庭と向き合えていない。
そんなお父さんが娘のために頑張る姿はどうしたって感動してしまいます。(20代男性) - この作品はゾンビ映画ですが、もう泣きながら見てしまうゾンビ映画です。
新幹線という限られた空間の中で逃げ惑う人々。
自分のことしか考えられない人間、他人でも誰かを救おうとする人間。
絶望的な状況の中でひとの醜さや、やさしさに心動かされます。
ゾンビ映画でハラハラドキドキしながら最終的には泣きました。
かなりおすすめの作品です。(50代女性)
今すぐこの映画を観る
100.男の意地をかけた戦い
「ヒート」
注目ポイント
- アカデミー主演男優賞を受賞したハリウッドスター2人の初共演作品
こんな人にオススメ
- 映画史に残るアクションで、思わず息をひそめてしまうほどハラハラしたい人
- 主演2人の男らしいかっこよさを堪能したい人
あらすじ
舞台はロサンゼルス。
ニール(ロバート・デ・ニーロ)は強盗組織のボスで、いつも完璧な計画を立てスマートに盗みを行う一流の強盗犯だった。
しかし、ある日現金輸送車を襲った際に、組織の下っ端がミスをおかし、警察に追われることになる。
この事件の担当になったのは、ロス市警のヴィンセント(アル・パチーノ)。
彼も一流と称される刑事で、完璧な捜査を行い数々の難事件を解決していた。
ヴィンセントは、ニールを執拗なまでに追うが、ニールも捜査の目を巧みにかいくぐる。
そして、ヴィンセントはようやくニールのしっぽをつかむ。
「一流の強盗犯であること」、そして「一流の刑事であること」。
「一流であるべき」という美学を持つ者同士が、それぞれの立場を超えて、お互いの気持ちに共感していく・・・。
映画史に残るダウンタウンでの銃撃戦シーンには、観る人すべてが息をのむ!
予告編・プレビュー
監修者の見どころ解説
男臭い映画を撮らせたらピカイチのその名もマイケル・マン監督の最高傑作。
アル・パチーノとロバート・デ・ニーロという大スター豪華共演を謳いながらいっしょに映るシーンがないとか、3時間近いのは長すぎるとか、叩かれることも多いですが、あまりにかっこよすぎる銀行強盗シーンが展開されるので、すべてが許されます。
そしてここでもナタリー・ポートマン14歳が大変かわいいのも付け加えておきます。
アンケートの声(ネタバレ注意!)
- 凄腕マフィアと凄腕刑事の男の戦い。
なんと主要キャラの2人が出会うまで1時間以上ある。
なのに目が離せなくなる緊張であっという間に時間が過ぎる。
デニーロとアル・パチーノ、お互いがお互いを引き立て合ってる夢のような完成度の作品。(20代男性) - 映画は3時間くらいあるけど、体感としては1時間30分くらいでした。
とにかく渋くてかっこよくて、とくに市街戦での銃撃戦は10分くらい続くけど緊張感で心臓が痛かったです。
まさに男が男に惚れる映画だと思います。(20代男性)
今すぐこの映画を観る
監修者(遠山さん)のオススメ作品
101.世界中に勇気を与えた犯罪
「マン・オン・ワイヤー」
注目ポイント
- 世界20カ国以上の批評家協会からドキュメンタリー賞を受賞
- 「博士と彼女のセオリー」がアカデミー賞の5部門にノミネートされた、ジェームズ・マーシュが監督
- 「ピアノ・レッスン」がカンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞した、マイケル・ナイマンが音楽
こんな人にオススメ
- 高さ411メートルで行われた綱渡りの再現ドラマで、背筋が凍るような緊張感を味わいたい人
- 「人を感動させる犯罪がこの世にあったのか・・・!」と、衝撃を受けたい人
予告編・プレビュー
※紹介動画に日本語字幕はありませんが、映画の雰囲気が伝わってきます
監修者のあらすじと見どころ解説
それは”史上最も美しい犯罪”と呼ばれた。
911同時多発テロによって崩壊してしまったワールド・トレード・センター。
かつてそのそびえ立つ高さ411メートルの2つの塔の間にロープを張って命綱無しで綱渡りをした怖いもの知らずの大道芸人がいた。
彼の名はフィリップ・プティ。
プティ自身の巧みな語りと実際の写真や映像で綴られる、奇想天外な綱渡り人生のドキュメンタリー。
WTCだけでなく、この間火事になったノートルダム大聖堂など、数々の有名建築で綱渡りを行ってきた顛末が、サスペンス映画のスタイルで再現されていく。
なぜならば、こんな危険なことに許可が下りるはずもなく、すべては周到で綿密なグループによる“犯罪計画”だから。
このスリル。
そして強風吹きすさぶ“上空”で、その一歩を踏み出すときの、全身が思わずこわばる感覚!
遙か高所を歩くプティの姿は、下から眺めると歩いているロープまでは見えず、あたかも空中を浮遊しているように思える。
その美々しさ、神々しさに総毛立つ。
後にジョセフ・ゴードン=レヴィット主演で劇映画化もされた。
タイトルは「ザ・ウォーク」。
今すぐこの映画を観る
観たい映画は見つかりましたか?
あなたの年齢やライフステージによっても、満足できる映画は変わります。
今回は興味のなかった映画でも、この記事を2回目に読んだときには観たいと思えるかもしれません。
ですのでぜひ、この記事を2度、3度と読んでいただき、たくさんの映画を楽しんでいただけると嬉しいです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
お願いだから開けて! と願うマチルダと同じ気持ちになり、何度見ても緊張してしまうシーンです。
レオンがドアを開けてくれなかったら物語は始まらないわけですが、この場面があって、レオンとマチルダそれぞれの人生が変わっていくのだなと重ねて観る度に思います。(30代女性)
脇役にも、名優が揃っているので、とても見ごたえのある映画です。
心に残る一作になると思います。(20代女性)
クライマックスでマチルダへの愛情を爆発させるレオンが見所です。(20代女性)